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2025.02.21
こんにちは。京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」です。
歯科衛生士は、歯科医師とともに患者様の口腔ケアをサポートする専門職です。歯科予防のプロフェッショナルとして、虫歯や歯周病の予防をはじめ、患者様の健康維持に大きく貢献します。
近年、歯科医療の重要性が高まるなかで、歯科衛生士の役割もますます注目されています。
しかし、どんな職業にも向き不向きがあるように、歯科衛生士にも適性があります。
この記事では、歯科衛生士の仕事内容を詳しく解説しながら、向いている人・向いていない人の特徴をご紹介します。これから歯科衛生士を目指す方や適性を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
歯科衛生士は、歯科医師の指示のもとで口腔ケアや予防処置を行う専門職です。患者様の歯や歯ぐきの健康を守るために、さまざまな業務を担当します。
具体的な仕事内容としては、主に歯科予防処置・歯科保健指導・歯科診療補助の3つに分けられます。ここでは、それぞれの業務について詳しく解説します。
歯科衛生士の主な仕事内容の一つが、歯科予防処置です。歯科衛生士は、虫歯や歯周病を予防するための処置を行います。具体的には、以下のような処置を担当します。
歯石やプラーク(歯垢)を専用の器具で取り除き、歯周病の進行を防ぎます。特に歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の溝)が深くなっている場合は、徹底的なクリーニングが必要です。
PMTCとは、プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニングの略で、歯科医院で行う専門的なクリーニングのことです。
専用の機械を使って、歯の表面を磨き上げることで、細菌の付着を防ぎます。見た目がきれいになるだけでなく、虫歯や歯周病のリスクを減らす効果もあります。
フッ素を歯の表面に塗布することで、エナメル質を強化し、虫歯になりにくい状態を作ります。特に子どもや虫歯リスクの高い人に対して効果的です。
歯科衛生士は、正しい歯のケア方法を指導する役割も担っています。日常的なセルフケアの質を高めることで、健康な口腔内環境を維持できるようサポートを行います。具体的には、以下の業務を行います。
患者様の歯並びや磨き残しの状況をチェックし、適切なブラッシング方法を指導します。歯ブラシの選び方や、デンタルフロス・歯間ブラシの使い方もアドバイスします。
食べ物や飲み物の摂取頻度、食事内容などが虫歯や歯周病に影響するため、バランスの良い食事についてアドバイスを行います。特に高齢者や糖尿病患者など、特別なケアが必要な人には個別の指導を行うこともあります。
歯科医師が治療をスムーズに進められるように、さまざまなサポートを行うのも歯科衛生士の重要な役割です。主な業務内容は、以下の通りです。
診療前に必要な器具を準備し、使用後は洗浄・消毒を行います。感染予防対策として、器具の管理は非常に重要です。
例えば、虫歯の治療中にバキューム(唾液や水を吸い取る機械)を使って患者様の口腔内の水分を吸引する、材料を準備するなどの業務があります。歯科医師と連携しながら治療を円滑に進めることが求められます。
歯科衛生士は、患者様のお口の健康を守る重要な仕事です。専門的な知識や技術が求められるだけでなく、患者様と接する機会が多いため、向いている人と向いていない人がいます。以下のような方は、歯科衛生士に向いているといえるでしょう。
歯科衛生士は、患者様とコミュニケーションをとる機会が多い仕事です。治療や予防処置を行う際、患者様に安心感を与えたり、ブラッシング指導などで適切なアドバイスをしたりすることが求められます。
人と話すのが好きな人や、相手の気持ちを理解しながら接するのが得意な人には向いている職業といえるでしょう。
歯科衛生士の仕事には、スケーリング(歯石除去)やフッ素塗布など、精密な作業が多く含まれます。歯はとても小さな部位であり、治療器具を使用しながら慎重に作業を進める必要があるため、手先が器用な人や細かい作業が得意な人には向いているかもしれません。
歯科衛生士は、患者様の健康を守る役割を担うため、高い責任感が求められます。適切な処置を行わなければ、患者様の口腔内の健康を損なうリスクがあるため、常に正確な技術と知識が必要です。
ミスを防ぐために注意深く業務をこなせる人や、責任感を持って仕事に取り組める人に向いているでしょう。
歯科医院では、感染予防のために衛生管理が徹底されています。器具の消毒や手洗いなどを徹底し、清潔な環境を保つことが求められます。身だしなみに気を配り、衛生管理をしっかりできる人は、歯科衛生士に向いているといえるでしょう。
歯科医療は日々進化しています。そのため、歯科衛生士も常に学び続ける姿勢が求められます。研修や講習に参加してスキルを磨くことができる人、新しい知識を積極的に吸収できる人は、この仕事で成長しやすいでしょう。
歯科衛生士は、長時間立ちっぱなしで作業をすることが多いため、体力が必要になります。また、患者様の口腔内を細かくチェックするため、姿勢を維持しながら集中力を保たなければなりません。体力に自信がある人や、疲れにくい人には向いているでしょう。
歯科衛生士は、専門的な知識と技術を活かしながら患者様の口腔の健康をサポートする重要な仕事ですが、すべての人に向いているわけではありません。性格や特性によっては、業務を負担に感じることもあります。
ここでは、歯科衛生士にあまり向かない人の特徴について解説します。
歯科衛生士の仕事は、細かい器具を扱う精密な作業が多く、高い集中力が求められます。例えば、歯石除去や薬剤の塗布など、ミスが許されない処置が日常的にあります。
長時間集中するのが苦手な人や、注意力が散漫になりやすい人は、大きなミスを引き起こす可能性があり、患者様に思わぬ危害を加えることにもなりかねません。
患者様のお口の中の状態は一人ひとり異なります。マニュアル通りの作業だけでは対応しきれない場面が多く、状況に応じた臨機応変な対応が求められます。
常に決められた手順通りにしか動けない人や、新しい方法を取り入れるのが苦手な人にとっては、難しく感じる仕事かもしれません。
どの職業でも失敗はつきものですが、歯科衛生士は患者様の健康に直接関わる仕事のため、ミスをした際にはその原因をしっかりと振り返り、改善する姿勢が必要です。同じミスを繰り返さないために、学ぶ意欲や自己成長への意識が求められます。
失敗を認められない人や、自身のやり方を変えるのが苦手な人には、向いていない仕事かもしれません。
歯科衛生士は、歯科医師や患者様と密接に関わる仕事です。特に、患者様のなかには歯科治療に対して不安を抱えている人も多いため、安心感を与えられるような対応が求められます。
人と話すのが極端に苦手な人や、患者様の気持ちを汲み取るのが難しい人には、ストレスの多い職業かもしれません。
歯科衛生士は、歯科器具を使って患者様の口腔内をケアするため、手先の器用さが求められます。細かい作業を正確にこなす必要があるため、不器用な人にとっては大きなハードルになるでしょう。
歯科衛生士は、患者様の口腔の健康を守るために重要な役割を担う職業です。専門的な知識と技術を活かし、歯科医師と連携しながら治療のサポートを行います。患者様と接する機会も多く、コミュニケーション能力や細やかな気配りも求められます。
向いている人の特徴としては、手先が器用で細かい作業が得意な人、集中力があり丁寧に仕事ができる人、患者様に寄り添った対応ができる人などが挙げられます。
一方で、柔軟な対応が苦手な人や集中力が続かない人は難しさを感じることもあるでしょう。
しかし、努力次第で克服できる部分も多いため、興味があればチャレンジする価値のある職業です。
当院では、歯科衛生士として一緒に働く仲間を募集しています。歯科衛生士の仕事にご興味のある方は、京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」にお気軽にご連絡ください。
当院は、皆さまの「行きたい歯医者」を目指して診療を行っております。虫歯・歯周病治療、ホワイトニング、矯正治療、予防歯科など、さまざまな治療に力を入れています。