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2023.08.18
目次
こんにちは。京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」です。
昨今注目を集めている「インプラントオーバーデンチャー」をご存じでしょうか。
今回は、インプラントオーバーデンチャーの概要や費用、メリット・デメリット、治療の流れなどを解説します。
インプラントオーバーデンチャーとは、取り外しができる入れ歯をインプラントで固定する治療方法です。総入れ歯から部分入れ歯まで幅広く対応しており、一般的な入れ歯よりも機能性が高く、使い勝手がよいことから注目されています。
通常の入れ歯はズレたり外れたりすることがよくありますが、インプラントオーバーデンチャーは顎の骨に直接インプラントを埋め込むので、安定性が高いです。しっかりと噛むことができるため、今までどおりに食事を楽しめるでしょう。入れ歯がズレることによる痛みなどのトラブルを予防することもできます。
インプラントオーバーデンチャーにかかる費用は、総額500,000円〜1,500,000円ほどです。入れ歯を固定する方法やインプラントの本数によっても費用は大きく変動します。
通常の入れ歯は保険が適用されるので、3割負担であれば約9,000円で治療を受けられます。インプラントオーバーデンチャーは保険適用外なので、費用は全額自己負担しなければなりません。そのため、治療費が高額です。
しかし、医療費控除の対象になるので、確定申告を行えば税金の一部が戻ってきます。
インプラントオーバーデンチャーのメリット・デメリットを把握すれば、自分に合っている治療方法かどうか確認できるでしょう。インプラントオーバーデンチャーを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
インプラントオーバーデンチャーのメリットは、以下のとおりです。
インプラントオーバーデンチャーは顎の骨にインプラントを固定するので、天然歯と同様にしっかりと噛むことができます。埋め込むインプラントの本数が少ないので、体への負担はもちろん、経済的な負担も軽減できるでしょう。
通常の入れ歯と同様にケアできるので、口腔内の環境も整えやすくなります。
インプラントオーバーデンチャーのデメリットは、以下のとおりです。
インプラントではなく天然歯に入れ歯を被せる場合は、残存歯に食べカスや歯石が溜まりやすくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるでしょう。
また、外科手術が必要なので、持病を持っている方や禁煙ができない方などは、インプラントオーバーデンチャーの治療を断られるかもしれません。
インプラントオーバーデンチャーとほかの治療法の違いをご紹介します。
入れ歯とは、人工歯を用いた取り外し可能な装置を装着して、失った歯を補う治療方法です。歯茎の上に乗っているプラスチック製の歯で噛むので、天然歯と同じようにしっかりと噛むことは難しいです。
しかし、インプラントオーバーデンチャーであれば、顎の骨にインプラントを埋め込むので、しっかり噛むことができます。入れ歯のように外れることやガタつく心配はありません。
インプラントとは、顎の骨にインプラントを埋め込んで人工歯を取り付ける治療方法です。失った歯の本数が多くなると、治療費用や治療期間が長くなります。
インプラントオーバーデンチャーは、すべての歯を補う場合も少ない本数のインプラントで支えられます。インプラントよりも治療期間を短くすることができ、体への負担や治療費を抑えられるでしょう。
オールオン4とは、最小4本のインプラントで片顎の歯をすべて支えるインプラント治療方法です。
インプラントオーバーデンチャーは口蓋部がプラスチックで覆われていますが、オールオン4は口蓋粘膜のままなので、何も覆われていません。
インプラントオーバーデンチャーは自分で入れ歯の取り外しができるため、オールオン4よりもメンテナンスがしやすいでしょう。介護が必要になった場合、介護者でも入れ歯を簡単に取り外せるので、インプラント周囲炎の予防にもつながります。
インプラントオーバーデンチャーの治療の流れは、以下のとおりです。
それぞれ解説します。
まずは問診と精密検査を行い、口腔内の状態を確認します。治療への要望、不安・疑問などのカウセリングも行われるでしょう。
歯科医院によって異なりますが主に行われる精密検査は、以下のとおりです。
問診と精密検査で得られたデータを分析し、資料を作成します。
作成した資料をもとに、最適な治療方法が提案されます。検査結果や患者さまの要望に合わせた治療プランを、提案された計画のなかから自分で選択することが可能です。
治療スケジュールや治療費用の説明も受けられるので、気になることがある場合は質問しましょう。
インプラントオーバーデンチャーは、以下の流れで手術を行います。
外科手術を行うので、手術後は出血や強い痛みが生じるでしょう。顎の骨とインプラント体が結合するまでに期間が必要なので、結合を待つ期間は仮歯を装着して過ごします。
顎の骨とインプラント体が結合するまで3~6か月間ほどかかるので、結合を待つ間に入れ歯の作成を行うでしょう。入れ歯の作成が完了したら、インプラントの先端に取り付けたアバットメントに入れ歯を装着します。
治療終了後は、インプラントを長持ちさせること、インプラント周囲炎などを予防することを目的に、3~6か月に一度を目安に定期的にメンテナンスを受けてください。
インプラントオーバーデンチャーがおすすめの方は、以下のとおりです。
現在入れ歯を使用している方は、使っている入れ歯をインプラントオーバーデンチャーに使用できます。入れ歯の作製費が不要になり、治療費用を安く抑えることが可能です。
また、体への負担が少なく、顎の骨が痩せることを防げるので、高齢者にも適した治療法といえるでしょう。
今回は、インプラントオーバーデンチャーのメリット・デメリットや、インプラントオーバーデンチャーの治療の流れをご紹介しました。
インプラントオーバーデンチャーにかかる費用は、総額で500,000〜1,500,000円ほどです。入れ歯を固定する方法やインプラントの本数によって費用が大きく変動します。
インプラントオーバーデンチャーのメリット・デメリットを把握すれば、自分に合っている治療方法かどうか確認できるでしょう。今回の記事を参考に、インプラントオーバーデンチャーについての理解を深めてください。
インプラントオーバーデンチャーを検討されている方は、京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」にお気軽にご相談ください。