京都市左京区岩倉の歯医者「金田歯科医院」です。
金田歯科医院
tel 075-711-0118
〒606-0018京都府 京都市 左京区
岩倉中河原町193
金田歯科医院
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2023.07.07
目次
こんにちは。京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」です。
失った歯を補う治療法として、インプラントが注目されています。インプラントは、見た目がよく耐久性が高いため、歯を失う前と同じように噛みたいという方に向いています。
しかし「インプラント治療を受けて後悔した」という事例を知って、悩んでいる方もいるでしょう。
今回は、インプラント治療を後悔しないために知っておくべきデメリットやリスクをご紹介します。納得して治療を受けるための対策についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
100%成功するといえる治療法はありませんが、インプラント治療においても、後悔した、失敗だったと感じる方がいることは事実です。
インプラントは、高額な治療であり、外科手術を受ける必要があります。治療期間も長いので、希望する結果にならなかったときのショックが大きいといえるでしょう。
インプラント治療を後悔した例をご紹介します。
インプラントの手術中や手術後にトラブルが起きる場合があります。インプラント治療で起きる可能性があるトラブルは、以下のとおりです。
インプラントでは、歯を支えている歯槽骨にインプラント体を埋め込みます。歯槽骨には血管や神経が通っているため、傷つけないようにCTスキャンで精密検査をしなければなりません。
検査が不十分だと手術中に組織を傷つけることがあり、口周りに痺れが残ることがあるのです。経験不足の歯科医師が手術に臨んだ場合、インプラント体を埋め込むときのドリルの速度が早すぎて、歯槽骨の組織が死んでしまうケースがあります。
インプラントの施術を受けた歯科医院に対して不満を感じているために、インプラント治療を後悔している方もいます。
以下の理由で不満を感じる方が多いです。
多くの場合、歯科医師の説明が不足していることや対応が不適切なことで、信頼を失っています。
インプラントの仕上がりがイメージと違うことで後悔する方もいます。出っ歯になった、色がイメージと違うなど、希望していた仕上がりにならなかった場合、インプラント治療を後悔するでしょう。
インプラントの人工歯を作る前に、型取りを行って希望する歯の形や色を決めます。多くの場合、サンプルを見ながら決定しますが、サンプルで見た状態と実際に口の中に入った状態では、違う印象に感じることもあるでしょう。しっかり話し合っていたとしても、後悔する可能性はあるのです。
保証内容やトラブルへの対応に不満を感じているため、インプラント治療を受けたことを後悔する方もいます。「別の歯科医院を受診したいけれど保証があるからできない」「治療を受けた歯科医院が閉院した」などが原因で、後悔する方が多いです。
多くの場合、インプラントは5〜10年の保証がつきますが、施術を受けた歯科医院でしか適用されません。治療後に転勤や結婚で居住地が変わり、治療を受けた歯科医院に通えなくなることもあるでしょう。居住地が変わったあとにインプラントにトラブルが起きて保証が受けられないと、治療を後悔するかもしれません。
また、インプラントには多くのメーカーがあります。大手メーカーのものを使用していない場合、トラブルが起きたときに、対応の仕方が分からないと受け入れてもらえないことがあるのです。
治療にかかる費用は事前に提示されますが、実際に受けてから「費用が高すぎた」と後悔する方もいます。
インプラント治療は保険適用外のため費用が高く、1本につき150,000〜400,000円が目安です。デンタルローンやクレジットカードの分割払いを利用して支払う方も珍しくありません。治療当時は納得していても、ローンを返済するうちに負担に感じることあるでしょう。
インプラント治療を後悔しないために、以下の内容は治療前に確認するようにしましょう。
インプラントの治療期間中だけでなく、治療前後の注意点や保証内容も確認し、理解しましょう。インプラント治療は、インプラントを装着したら終了するわけではありません。長期的に使用するには、治療後のメンテナンスが重要です。
インプラント治療のメリットは、以下のとおりです。
インプラントは、天然歯と変わらない自然な仕上がりになります。
特に、前歯は目立つので、周囲からの目を気にされる方が多いです。インプラントは、周りの歯と同じ色調、自然な形の人工歯が手に入ります。自然な光沢もあるため、天然歯と見分けがつかないことも少なくありません。
適切にメンテナンスをした場合のインプラントの寿命は10〜15年といわれています。20年以上、問題なく使用している方もいます。
入れ歯の寿命は3〜5年、ブリッジの寿命は7〜8年と、インプラントに比べると短いです。一度治療すると長く使用できることは、インプラントの大きなメリットといえるでしょう。
インプラントは、周囲の歯や歯周組織に負担をかけずに施術ができます。
ブリッジの場合は、両隣の歯を削る必要があり、健康な歯の神経を抜くことも珍しくありません。神経を抜いた歯はもろく、折れる・割れるリスクが高まります。入れ歯の場合、歯を削る必要はありませんが、刺激が伝わらなくなった歯槽骨が痩せていきます。
インプラントは、残った歯を削ることなく単独で治療することが可能です。歯槽骨にインプラント体を埋入するため、噛む刺激が歯槽骨に伝わり、歯槽骨が痩せることも防げるでしょう。
インプラント治療のデメリット・リスクは、以下のとおりです。
インプラント治療を問題なく行うためには、施術前に精密検査を受けなければなりません。歯槽骨に通っている神経や血管の位置を確認し、インプラントが干渉しないか調べるためです。結果によっては、手術後に口周りが痺れる、インプラント体が上顎洞に入り込むなどの問題が起きる可能性があります。
インプラントを埋め込む位置と神経が通っている位置が近く、手術の際に神経が傷ついた場合、術後に痺れが残ることがあります。上の歯の場合は、インプラント体が上顎洞へ入り込む危険があることを忘れてはなりません。インプラント体が上顎洞へ入り込んだ場合、副鼻腔炎や蓄膿症になる可能性があります。
手術前に行う精密検査の結果を見ながらリスクを考慮し、インプラント治療が可能か判断するのが一般的です。
しかし、神経の位置を見落とす、誤診するなどの可能性も0ではありません。心配な場合は、複数の歯科医院を受診し、検査してもらいましょう。
インプラントの治療が完了しても、メンテナンスを続ける必要があります。セルフメンテナンスとともに歯科医院に定期的に通い、状態をチェックしてもらわなければなりません。メンテナンスを怠ると、保証が適用にならない可能性があります。
治療後にケアを行わないと、インプラント周囲炎になるリスクが高まり、最悪の場合、インプラントが抜け落ちることもあります。また、一般的に定期検診に通っておらずインプラントに問題が起きた場合は、保証が適用されません。
後悔する理由にも挙げていますが、インプラント治療は保険適用外です。1本150,000〜400,000円もの高額な費用が必要です。
デンタルローンやカードの分割払いを利用する場合でも、本当に払えるのかどうか、利子額は高くないかなどを考慮して決定しましょう。
下記の方は、インプラント治療ができない可能性が高いです。
たばこに含まれるニコチンは、血液の巡りを悪くし歯茎に悪影響を与えるため、喫煙者へのインプラント治療は推奨されていません。禁煙してインプラント治療をする必要があります。
また、麻酔が必要な手術を行うため、高血圧や糖尿病などの持病がある場合、インプラント治療をできるかどうかはかかりつけの医師と相談して決定します。
歯槽骨の厚さや骨密度が十分ではない場合、インプラントが固定できません。骨を作る骨造成を先に行ってインプラント治療をする場合もあるでしょう。歯周病患者は、先に歯周病の治療をします。
インプラント治療を後悔しないために、実績の多い歯科医院を選びましょう。さまざまな症例の経験から、自身に最適な治療計画を立ててもらえます。トラブルへの対応の経験も豊富であると考えられるので、安心して治療を受けられるでしょう。
インプラントのデメリットやリスク、費用について、わかりやすく説明をしてくれるかどうかも重要です。よい部分しか伝えず、強引に治療しようとする歯科医院は避けてください。質問に丁寧に回答してもらえるかどうかも確認しましょう。
また、格安な値段でインプラント治療をしている歯科医院もありますが、あまりにも安い歯科医院は避けましょう。インプラント治療を行うには、高度な技術や精密検査を行うための機器などが必要です。外科手術を行うため、器具や衛生管理のための費用も必要でしょう。インプラント治療が高額であることには、理由があるのです。相場よりも費用が安い歯科医院は、経験が乏しい可能性や衛生管理が徹底されていない可能性があります。
インプラント治療には、メリットだけではなく、デメリットやリスクもあります。
大きなメリットは、審美性が高く、寿命が長いことです。自分の歯のように噛めることもメリットといえるでしょう。一方で、高額な費用やトラブルが起きるリスクを考慮する必要があります。精密検査の結果をもとに、リスクの低い方法を提案してくれる経験豊かな歯科医院で治療を受けましょう。
インプラント治療を検討されている方は、京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」にお気軽にご相談ください。
