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歯の平均寿命はどれくらい?寿命を短くする要因と寿命を延ばす方法

2023.12.22

こんにちは。京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」です。

歯磨きする老人

「できるだけ長く自分の歯で食事をしたい」「入れ歯は使いたくない」など、ご自身の歯を長く使いたいと思う方は多いのではないでしょうか。ご自身の歯がしっかりと残っていて、問題なく食事ができるということは、心身ともに健康に過ごすために非常に大切なポイントです。

今回は、歯の平均寿命や、寿命を延ばす方法、歯の寿命を短くする要因などを詳しく解説します。

歯の平均寿命はどれくらい?

寿命イメージ

歯の平均寿命は、犬歯(糸切り歯)が最も長く約66年、第二大臼歯が最も短く約50年です。平成11年の厚生労働省の調査によるものなので、現在では徐々に歯の寿命が延びている傾向にあります。

令和4年の人の平均寿命は、男性81.05 年、女性87.09年なので、最期までご自身の歯で食事ができている方はまだまだ少ないのが現状です。

また、歯の平均寿命はありますが、すべての方が寿命まで使えるわけではありません。何らかの原因で早く歯を失う方もいれば、一生ご自身の歯が残っている方もいます。

歯の寿命を延ばせるようにケアを続けることで、歯を長く使うことができるのです。

歯の寿命を短くする要因

虫歯イメージ

歯を失う二大原因は、虫歯と歯周病です。ほかには、歯の破折が挙げられるでしょう。

それぞれ、どのように歯の寿命を縮めるのかご紹介します。

虫歯

虫歯は、虫歯菌が出す酸によって、歯質が溶かされることで起こります。小さな虫歯であれば、虫歯になった部分を削り取り、詰め物や被せ物などで修復することで、もとの歯のように使うことが可能です。

しかし、虫歯が進行して歯の根まで広がると、歯を残せなくなるでしょう。抜歯をする、神経を除去するなどの処置が必要になります。

小さな虫歯でも、一度治療した歯が繰り返し虫歯になることで、徐々にご自身の歯質が少なくなり、歯を残せなくなることもあります。

歯周病

歯周病は、歯周病菌による感染症で、歯の周りの組織を破壊していく病気です。歯茎の腫れや歯茎からの出血などの症状から始まり、次第に歯を支えている歯槽骨が破壊されていきます。

歯槽骨が破壊されると、歯がグラグラと動くようになり、最終的には抜け落ちるでしょう。重度の歯周病で歯を残すことができないと判断されると、抜歯をすることになります。

歯の破折

歯の寿命を短くする主な要因は虫歯と歯周病ですが、歯の破折も非常に多いです。スポーツや事故などで歯が折れるケースも、歯の破折に分類されます。

突発的な事故は防ぎようがありませんが、強い衝撃を受ける可能性があるスポーツをする際は、マウスガード(マウスピース)などを装着して歯を守るとよいでしょう。

歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合も注意が必要です。歯に負荷がかかり続けることで、歯が割れることがあります。割れ方によっては、抜歯を選択する場合があるでしょう。

また、神経を除去する治療をした歯は脆くなるので、割れやすくなります。虫歯が進行すると神経を除去する可能性が高まるので、虫歯は大きくなる前に治療することが大切です。

歯を失うことによる悪影響

歯を失って後悔する女性

ご自身の歯を失うと、お口の中や全身に悪影響を及ぼすことがあります。お口の中や全身への悪影響を減らすためには、歯を失った部分を補わなければなりません。ブリッジや入れ歯、インプラントなどの治療で補いましょう。

どのような悪影響を及ぼすのかご紹介します。

お口の中への悪影響

歯を失った場合、お口の中に起こる悪影響は、以下のとおりです。

歯槽骨が痩せる

歯は、歯槽骨に埋まっています。咀嚼の際の刺激などは歯を通じて歯槽骨に伝わりますが、歯を失うと歯槽骨に刺激が加わらなくなります。刺激が加わることで、歯槽骨は厚みを保っているのです。

刺激が加わらなくなった歯槽骨は痩せます。顎の骨が痩せると、頬がこけて老けて見えるなど、顔の印象が変化することもあるでしょう。

噛み合わせのバランスが悪くなる

歯を失うと、噛み合わせが変化します。噛み合わせのバランスが悪くなると、残っている歯に強い負荷がかかり、痛みや炎症を引き起こします。一部の歯に過度な負荷がかかるため、破折するリスクも高まるでしょう。

また、失った歯の隣の歯や噛み合っていた歯が動くことがあります。さらに噛み合わせのバランスが悪くなる可能性があるでしょう。

失った歯と噛み合っていた歯が伸びてくることもあります。噛み合う歯が伸びて歯の根の表面が露出すると、知覚過敏になる可能性もあります。歯を保護するエナメル質がないことから、虫歯にもなりやすいです。

歯を失った場合、ブリッジや入れ歯など、失った歯を補う治療を必ず行いましょう。

周囲の健康な歯も虫歯や歯周病になりやすくなる

歯を失うと、残っている歯を磨きにくくなります。虫歯や歯周病になるリスクが高まるでしょう。

特に歯周病で歯を失った場合は、隣り合う歯の歯槽骨にも影響を及ぼしている可能性が高く、歯周病が進行するリスクがあります。

すき間から息が漏れる

すき間から息が漏れやすくなり、発音が不明瞭になることがあります。うまく発音できないことで、コミュニケーションに消極的になる可能性があるでしょう。

全身への悪影響

歯を失うと、お口の中だけでなく全身にも悪影響が及びます。

顎関節に負担がかかる

噛み合わせが悪いと、顎関節に過度な負荷がかかります。顎関節症になるリスクが高まるでしょう。

噛み合わせが乱れると姿勢が悪化することも多く、肩こりや腰痛などのトラブルにつながることも多いです。

消化吸収が悪くなる

歯を失うと、しっかり咀嚼できなくなります。胃や腸に負担がかかり、消化吸収に悪影響を及ぼす可能性があるでしょう。

認知症のリスクが高まる

噛むという行為は、脳へ刺激を伝えます。歯がほとんどなく入れ歯も利用していない方は、20本以上歯が残っている方と比べて、認知症の発症リスクが約2倍になるという研究結果があります。

歯を多く失うと、認知症のリスクが高まるのです。

歯の寿命を延ばす方法

口腔ケア用品

歯の寿命を延ばすためには、虫歯や歯周病を予防すると同時に、歯科医院の定期検診を受けることが大切です。

歯の寿命を延ばす方法を3つ解説します。

ご自宅でのケア

虫歯や歯周病の予防にとって、毎日の歯磨きなどのセルフケアは非常に重要です。

虫歯は虫歯菌、歯周病は歯周病菌が原因です。細菌の集まりである歯垢が付着した状態が長く続くと、虫歯や歯周病になりやすいでしょう。

歯ブラシで丁寧に汚れを取り、歯間ブラシやデンタルフロスなどを使って、歯と歯の間の汚れもしっかり除去しましょう。

可能であれば歯科医院でブラッシング指導を受けてください。セルフケアでの汚れの除去率を向上できるよう、適した歯磨き方法を習得しましょう。

歯科医院でのケア

ご自宅で行うケアでは不十分な部分を補うのが、歯科医院でのケアです。定期的に、歯石や取り残している汚れを除去してもらいましょう。

定期的に歯科医院で検診を受けることで、虫歯や歯周病の早期発見につながります。お口の中のトラブルを早期に発見し治療することで、歯の寿命を延ばすことができます。

生活習慣の見直し

虫歯や歯周病の予防、歯を守る観点から、生活習慣を見直しましょう。しっかりと噛んで食べる習慣を続けることで、唾液の分泌量が増加します。唾液には自浄作用や殺菌作用があるので、虫歯・歯周病になりにくい環境に整えられます。

ただし、硬いものを食べる際は奥歯で噛みましょう。前歯は物を噛み切るのには適していますが、硬いものを噛み砕くのには適していません。長く続けると、前歯を傷めるので注意しましょう。

歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合は、マウスガードの使用を検討するとよいでしょう。歯ぎしりや食いしばりを続けると、歯に強い力がかかって破折につながる可能性があります。

まとめ

歯磨き指導をする歯科衛生士

歯の平均寿命は、平成11年の調査では50〜66年程度とされています。年々歯の寿命が延びていることを考えると、現在はもう少し長いことが予想されるでしょう。

しかし、最期までご自身の歯で不便なく食事ができている方は、まだまだ少ないのが現状です。

歯の寿命は決まっているわけではなく、ケア次第で延ばすことができます。虫歯や歯周病を予防し、歯によい生活習慣を続けることが大切です。

定期的に歯科医院の検診を受けることも、歯の寿命を延ばすことにつながります。

ご自身の歯を長く使い続けたい方は、京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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