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京都市左京区岩倉の歯医者「金田歯科医院」木野駅徒歩5分です。

合わない入れ歯を使用し続けるリスクと対処法を解説!

2024.08.16

こんにちは。京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」です。

合わない入れ歯を使用し続けるリスクを説明する歯科医師

「入れ歯が合わないけれどこのまま使い続けていいのかな?」「入れ歯が合わないときはどのように対処したらいいの?」といったお悩みはありませんか。

合わない入れ歯を使っていると、すぐに取れたり痛みがあったり、日常生活においてストレスを感じる場合があるでしょう。

そこで本記事では、入れ歯が合わなくなる原因や、合わない入れ歯を使い続けるリスクなどについて解説します。具体的な対処法についても解説しますので、入れ歯が合わなくてお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

入れ歯とは?

入れ歯を持つ歯科医師

そもそも入れ歯とは、虫歯や歯周病などの何らかの原因で失った歯を補うために使用する、取り外し可能な人工の歯です。歯科用語では義歯といい、歯科技工士が作成します。

一部の歯を補う部分入れ歯と全ての歯を補う総入れ歯があり、歯科医師の診断のもと、患者さまに合わせて適切なものを提供しています。

入れ歯が合わないときに現れる症状

肩凝りに悩む女性

入れ歯が合っていないときに現れる症状として、以下の6つが挙げられます。

  • 歯茎が痛む
  • 肩こりや頭痛を引き起こす
  • 吐き気がする
  • 発音しづらくなる
  • 口内炎ができる
  • 口元の見た目が変化する

それぞれ順番にみていきましょう。

歯茎が痛む

入れ歯が合っていないと歯茎が痛むことがあります。ご自身の歯茎の形と入れ歯の形が合わず、ぶつかるからです。何もしていなくても痛むこともあれば、食べ物を噛んで歯茎に力がかかったときに痛むこともあるでしょう。

何もしなくても痛みがある場合は、歯茎が炎症を起こしているかもしれません。入れ歯と歯茎が何度もぶつかって痛い状態が続くと、ぶつかっている部位から血が出たり、腫れたりすることもあります。

肩こりや頭痛を引き起こす

入れ歯が合っていないのが原因となり、肩こりや頭痛が引き起こされる場合もあります。なぜなら、入れ歯が合わないと噛み合わせのバランスが崩れ、顎とつながっている首や肩に負担がかかるからです。

首や肩への負担が大きいと筋肉が凝り固まって血流が悪くなり、頭痛が誘発されます。肩こりや頭痛はめずらしい症状ではないため、入れ歯が原因だと気づく方は少ないでしょう。

吐き気がする

入れ歯が合わないと吐き気を感じることがあります。体にとって異物である入れ歯は、しっかりフィットしていないと不快感をおぼえるからです。

また、入れ歯がずれた際に喉の奥のほうに触れると、反射的に吐き気が誘発されて気持ち悪くなる場合もあります。喉の奥にものが触れると吐き気を感じるのは、人間の体の仕組みとして自然な反応です。

しかし、吐き気があると日常生活に支障をきたすでしょう。

発音しづらくなる

入れ歯が合わないと発音しにくくなる場合もあります。入れ歯が外れてきたり、変な角度で装着していたりすると、入れ歯と歯茎の間に隙間ができるからです。隙間ができると発音するときに空気が抜けて、思ったように話せません。

言葉が伝わらなくて不便なだけでなく、スムーズに会話できないストレスや、おかしな発音を聞かれる恥ずかしさなど、色々なつらさを感じるでしょう。

口内炎ができる

入れ歯が合わないことで口内炎ができる場合もあります。入れ歯が歯茎にあたって炎症を起こすからです。入れ歯が合わないまま使っていると、歯茎の同じ部分に何度も当たったり、間違って口の中を噛んだりする可能性があります。すると、歯茎に傷ができて炎症を起こすのです。

口内炎を治すにはしっかり栄養を取ることが大切ですが、食事をすると傷口がしみて痛いため、思うようにいかず困っている方も多いでしょう。

口元の見た目が変化する

入れ歯が合っていないと、口周りの見た目が変化するかもしれません。入れ歯が浮いたり斜めになったりしていると、シワが寄ったり出っ張ったりして、口元の形が変わるからです。

鏡で顔を見たときに「なんかいつもと違う」と違和感を覚えたら、入れ歯が合っていないからかもしれません。

入れ歯が合わなくなる原因

合わない入れ歯

入れ歯が合わなくなる原因として、主に以下の5つが考えられます。

  • 歯を支える骨が弱くなった
  • 入れ歯が劣化した
  • 入れ歯が破損した
  • 顎の関節が変化した
  • 入れ歯に汚れが蓄積した

ひとつずつ順番に解説していきます。

歯を支える骨が弱くなった

歯を支える骨が弱くなると、入れ歯が合わなくなる場合があります。顎の骨は食べ物を噛んで力が加えられることで強くなりますが、入れ歯を使っていると噛む力が骨に伝わりにくく、徐々に弱っていくからです。

特に高齢者は代謝が低下していて新しい骨がつくられるまで時間がかかるため、顎の骨の状態を維持するのが難しくなります。また、歳を重ねるにつれて唾液の分泌が減ったり歯茎が痩せたりすると、入れ歯が密着しにくくなって隙間ができ、外れやすくなるでしょう。

入れ歯が劣化した

長年の使用で入れ歯が劣化すると、合わなくなることがあります。例えば、入れ歯を長く使っていると歯がすり減って噛み合わせが悪化することで、合わないように感じる方もいらっしゃるでしょう。

種類にもよりますが、入れ歯の寿命はだいたい5年前後です。同じ入れ歯を長く使っている方で合わないと感じる場合は、経年劣化が原因かもしれません。

入れ歯が破損した

入れ歯の破損が原因で合わなくなる場合があります。入れ歯が破損すると変形してご自身の歯茎にフィットしなくなるからです。使用している途中でずれたり外れたりしやすい場合は、入れ歯が破損をしている可能性があります。

顎の関節が変化した

顎の関節の変化は入れ歯が合わなくなる原因の一つです。顎の関節は上顎と下顎をつないでおり、ものを噛むときに重要な役割を果たしますが、加齢やストレスなどによって変化します。

なかでも入れ歯をつけていると顎の関節に影響を与えやすく、入れ歯をつけている方が顎関節症になるのは珍しくありません。顎関節症になると上下の顎関節のバランスが変化するため、今まで使っていた入れ歯が合わなくなることがあるのです。

入れ歯に汚れが蓄積した

入れ歯に汚れが蓄積しているとぴったり装着できない場合があります。入れ歯に汚れが付着することにより入れ歯の形が変わるからです。

入れ歯をつけて食事をすると、天然歯と同じように食べカスが付き歯垢が蓄積します。こういった汚れをしっかり落とさなければ、細菌が繁殖して入れ歯の資材に入り込み、入れ歯を変形させることがあるのです。

合わない入れ歯を使用し続けるリスク

合わない入れ歯を使用し続けるリスクのイメージ

合わない入れ歯を使い続けると、以下の3つのリスクが考えられます。

  • 残っている歯の寿命が縮む
  • 栄養不足につながる
  • 慢性的な便秘になる

合わない入れ歯を使い続けると、全身の健康に影響を与える可能性があるのです。一つずつ順番に解説していきます。

残っている歯の寿命が縮む

合わない入れ歯を使い続けると、残っている自分の歯の寿命が縮むかもしれません。合わない入れ歯で食べ物を噛むと痛みが生じたりズレたりすることから、入れ歯以外の天然の歯でばかり噛むようになります。

すると、天然の歯に大きな負担がかかるため寿命が縮む可能性があるのです。

栄養不足につながる

合わない入れ歯を使い続けると栄養不足になる可能性があります。なぜなら、合わない入れ歯で食べる食事は美味しさや楽しさを感じられないからです。食べ物を噛むたび痛みを感じたり、外れないように気にして食べたりしなければならないため、食事に集中できません。

食事することにストレスを感じると、食事量や食事をとる回数が減る可能性があります。必要な栄養素を十分に摂取できないと、栄養不足になるのです。

慢性的な便秘になる

ある程度口の中で食べ物を小さく砕いて飲み込むことで胃での消化がスムーズになり、排出しやすい便が作られます。

しかし、合わない入れ歯を使うと食べ物を十分に噛み砕けず、消化・吸収を行う胃や腸に負担がかかって慢性的な便秘につながることがあるのです。

入れ歯が合わないときの対処法

入れ歯の洗浄

では、入れ歯が合わないときはどのように対処すればよいのでしょうか。具体的な対処法は、以下の5つです。

  • 入れ歯が破損していないか確認する
  • 入れ歯をしっかり洗浄する
  • 入れ歯安定剤を使用する
  • 入れ歯を作り直す
  • 歯科医院を受診する

それぞれ順番に解説します。

入れ歯が破損していないか確認する

入れ歯が合わないと思ったら、まず入れ歯が破損していないかを確認しましょう。とくに、長年使用している場合は経年劣化で部分的に破損している場合があります。入れ歯が割れていないか、ひびが入っていないか、欠けていないかなどを確認してください。

もし入れ歯の破損が見つかったら、かかりつけの歯科医院で相談しましょう。

入れ歯をしっかり洗浄する

入れ歯に汚れが溜まると合わなくなる場合があるため、しっかり洗浄しましょう。普段からこまめにお手入れするのが大切です。

ただし、ブラシで強く擦りすぎると傷ついて変形し、入れ歯が合わなくなる原因になるため注意が必要です。

入れ歯安定剤を使用する

入れ歯が外れやすい方は入れ歯安定剤を使ってみるのもよいでしょう。一時的に入れ歯の密着性を高めて安定させられます。ドラッグストアで購入できて、大きなコストもかからず自宅で手軽に対処可能です。

入れ歯安定剤を使っても外れたり痛くなったりするようであれば調整が必要であると考えられるため、歯科医院で相談しましょう。

入れ歯を作り直す

入れ歯安定剤を使っても入れ歯が合わない場合は作り直しが必要です。歯科医院で相談してみましょう。入れ歯の状態によっては、新しく作り直さなくても修理すれば使えるようになる場合もあります。

歯科医院を受診する

入れ歯が合わないと感じたら歯科医院を受診して相談しましょう。入れ歯が合わない原因を特定でき、適切に対処してもらえます。

また、定期的に歯科医院でメンテナンスや検診を受けていれば、入れ歯が合わなくなるリスクを軽減できます。入れ歯の調整をしてくれるだけでなく、歯の健康状態も合わせてみてもらえるため、入れ歯の状態と合わせて歯の健康を整えられるのです。

まとめ

入れ歯を持つ女性

本記事では、入れ歯が合わなくなる原因や、入れ歯が合わないときの対処法などについて解説しました。

入れ歯が合わないと思ったら、まずは入れ歯が破損していないかを確認しましょう。入れ歯が破損していなければほかに原因があると考えられます。

入れ歯安定剤を使用しても入れ歯が合わないようであれば、修理や作り直しが必要です。できるだけ早めに歯科医院で相談しましょう。

普段から定期的に歯科医院でメンテナンスを受けていれば、長期的に入れ歯を使えるだけでなく、虫歯などの歯科治療も速やかに行えます。入れ歯が合わないと感じたときだけでなく、定期的にメンテナンスは受けましょう。

入れ歯を検討されている方は、京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、皆さまの「行きたい歯医者」を目指して診療を行っております。虫歯・歯周病治療、ホワイトニング、矯正治療、予防歯科など、さまざまな治療に力を入れています。

ホームページはこちらWEB予約も受け付けております。ぜひ一度ご覧ください。

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