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京都市左京区岩倉の歯医者「金田歯科医院」木野駅徒歩5分です。

セルフケアとプロケアの違いは?健康な歯を守るための正しい知識

2025.06.17

こんにちは。京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」です。

「毎日きちんと歯を磨いているのに虫歯ができてしまった」
「歯医者でクリーニングを受ける必要があるの?」
こういった疑問やお悩みを、患者様からよく伺います。
実は、毎日の歯磨きなどの「セルフケア」だけでは、完全にお口の健康を守ることは難しいのです。虫歯や歯周病を防ぎ、健康な歯を長く保つためには、歯科医院での「プロフェッショナルケア」との組み合わせがとても重要です。
今回は、セルフケアとプロフェッショナルケアの違いやそれぞれの大切さ、具体的な方法、そして歯ブラシの交換時期まで詳しくご紹介します。

セルフケアとプロフェッショナルケアの違いとは?

セルフケアとは、患者様ご自身が毎日行うお口のケアのことです。代表的なものは歯ブラシによるブラッシング、デンタルフロスや歯間ブラシを使った歯間清掃、マウスウォッシュの使用などです。これらは毎日欠かさず行うことで、食べかすや歯垢(プラーク)の蓄積を防ぎ、虫歯・歯周病のリスクを減らす役割があります。
一方、プロフェッショナルケアとは、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士が専門的に行うケアのことです。具体的には、歯石除去(スケーリング)、PMTC(専門的機械による歯のクリーニング)、フッ素塗布、噛み合わせチェック、歯周ポケットの検査などがあります。セルフケアでは落としきれない歯石やバイオフィルム(細菌の膜)を除去し、口腔内を健康な状態に保つことが目的です。

なぜセルフケアだけでは不十分なのか?

毎日の歯磨きで「きちんと磨けている」と思っていても、実際には歯と歯の間や奥歯の裏側、歯と歯茎の境目など、磨き残しができやすい場所があります。こうした部分に溜まった歯垢は、時間が経つと石のように固まって歯石になります。歯石は歯ブラシでは落とすことができないため、放置すると歯周病を引き起こす原因になります。
また、歯並びや噛み合わせの癖や生活習慣(喫煙や食生活)などによっても、虫歯や歯周病のリスクは高まります。これらを定期的にチェックし、必要に応じてプロの手でケアすることでセルフケアの不足を補い、将来的なトラブルを未然に防ぐことができます。

セルフケアを見直すチェックリスト

毎日歯磨きをしているのに虫歯や歯周病になる人と、ならない人がいるのはなぜでしょうか?
実は、「正しい」セルフケアができているかどうかが大きな分かれ目になります。以下のチェックリストを参考に、ご自身のケアを見直してみましょう。
● 毎日、朝晩の2回以上しっかり歯を磨いている
● 歯磨きの時間は最低3分、奥歯の奥・歯と歯の間・歯と歯茎の境目まで意識している
● デンタルフロスまたは歯間ブラシを毎日使っている
● 歯ブラシは1ヶ月に1回交換している
● 研磨剤の入った歯磨き粉を過剰に使わず、適量を守っている
● マウスウォッシュを補助的に使用している(歯磨きの代わりではなく補助として)
これらがきちんと実践できていれば、セルフケアの質は高いといえます。
しかし、1つでも「できていない項目」があれば、改善の余地があります。歯科医院では、磨き方のクセや磨き残しが多い部分を一緒に確認し、患者様に合ったケア方法を具体的にアドバイスしています。

まずは毎日の歯磨きが基本です。歯ブラシは毛先が開いていないものを使い、軽い力で小刻みに動かしながら、1本1本の歯を丁寧に磨きます。強くゴシゴシ磨くと歯や歯茎を傷つけてしまうため注意が必要です。

セルフケアの具体的なポイント

また、歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れは十分に落とせないため、デンタルフロスや歯間ブラシの併用がおすすめです。フロスは歯と歯の接触面に、歯間ブラシは歯と歯の間の隙間に適しています。特に歯周病のリスクがある患者様は、歯間ブラシの使用が効果的です。
歯ブラシの交換時期も重要です。毛先が開いていなくても、1ヶ月を目安に交換することを推奨しています。長く使い続けると、毛先が摩耗して清掃効率が落ちるだけでなく、細菌が繁殖しやすくなります。特に風邪やインフルエンザにかかった後は、交換するのがおすすめです。

プロフェッショナルケアの具体的な内容

歯科医院では、患者様のお口の状態に応じて以下のようなプロフェッショナルケアを提供しています。

①スケーリング(歯石除去)

歯石は歯垢が硬化したもので、放置すると歯周病を進行させる原因になります。歯科医院では専用の器具を使って歯石を取り除き、歯茎の炎症を改善します。

②PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)

専用のブラシやペーストを使って、歯の表面を徹底的に磨き上げます。通常の歯磨きでは落とせないバイオフィルムも除去でき、ツルツルとした清潔な状態を保てます。

③フッ素塗布

虫歯の予防効果が期待できるフッ素を歯の表面に塗布します。フッ素は歯の再石灰化を促進し、初期の虫歯の進行を抑える作用があります。特に虫歯のリスクが高い患者様には定期的なフッ素塗布をおすすめします。

④定期検診

歯や歯茎の状態をチェックし、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療につなげます。噛み合わせや詰め物・被せ物の状態も確認し、必要に応じて調整を行います。

プロフェッショナルケアの間隔はどれくらいが理想?

「どれくらいの頻度で歯科医院に行けばいいの?」とよくご質問をいただきます。
一般的には、3〜6ヶ月に1回の定期検診・クリーニングが理想とされています。ただし、患者様のリスクによって最適な間隔は異なります。
例えば、歯周病の進行が見られる方や矯正治療中の方、インプラント治療を受けている方は、1〜2ヶ月ごとに来院いただくことをおすすめしています。一方、虫歯・歯周病のリスクが低く、セルフケアが非常にしっかりできている方であれば、半年に1回の受診で十分な場合もあります。

お子様のケアも忘れずに

大人と同じように、お子様もセルフケアとプロフェッショナルケアの両方が必要です。
特に乳歯は永久歯よりも虫歯になりやすく、進行も早いため注意が必要です。ご家庭での仕上げ磨きや、歯科医院でのフッ素塗布、シーラント(奥歯の溝を埋める虫歯予防処置)などを組み合わせることで、将来の健康な歯並び・噛み合わせにつながります。

セルフケアとプロフェッショナルケアの相乗効果

毎日のセルフケアと、歯科医院でのプロフェッショナルケアを組み合わせることで、虫歯や歯周病の予防効果は大きく高まります。どちらか一方だけでは不十分であり、両方を継続することで、より長く健康な歯を保つことが可能になります。

まとめ

セルフケアとプロフェッショナルケアは、お口の健康を守るための両輪です。毎日の正しい歯磨きやフロス、歯ブラシの定期的な交換などのセルフケアに加えて、歯科医院での定期的なプロフェッショナルケアを受けることで、虫歯・歯周病を効果的に予防できます。
当院は、皆様の「行きたい歯医者」であることを目指し、丁寧な診療とわかりやすい説明を心がけています。虫歯・歯周病治療、ホワイトニング、矯正治療、予防歯科など、幅広い診療を行っております。
ホームページはこちらWEB予約も受け付けております。ぜひ一度ご覧ください。

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