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2025.06.20
目次
こんにちは。京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」です。
歯科医院で定期的に受ける歯のクリーニングは、虫歯や歯周病の予防、そして口臭対策などに効果的なケア方法として、広く知られています。
しかし、実際に歯科医院でクリーニングを受けようと考えたとき、最も気になるのはその費用ではないでしょうか。「保険は適用されるのか」「自費診療になるといくらかかるのか」「内容にどんな違いがあるのか」など、疑問や不安を抱えている方は少なくありません。
この記事では、歯のクリーニングの費用や保険診療と自費診療の違い、メリットや推奨される頻度、さらにはクリーニング後のケア方法まで、幅広く丁寧に解説します。
歯科医院でのクリーニング費用は、保険診療か自費診療かによって大きく異なります。歯周病治療の一環としてクリーニングを行う場合は保険が適用されますが、歯をきれいにしたいという目的の場合は適用されません。
保険診療の場合、自己負担額は3割なので、1回あたりおおよそ3,000円前後が目安となります。初診料や検査料、歯石の付着状況によっては金額が変動することもあります。
一方、自費診療で行うクリーニングは、より丁寧で専門的なケアを提供するのが特徴です。着色汚れの除去やフッ素塗布、専用機器を使った徹底的な清掃などを行うことが多く、費用は5,000円〜1万5,000円程度が一般的です。
中には1時間以上かけて行うプレミアムクリーニングや、ホワイトニングを兼ねたプランもあり、その場合は2万円を超えることもあります。
また、初めての来院時にはカウンセリングや口腔内検査が行われることがあり、これに別途費用がかかるケースもあります。事前に料金体系を確認し、不明点は遠慮なく歯科医院に相談することが大切です。
歯科医院で提供されるクリーニングには保険診療と自費診療の2種類があり、それぞれに目的や施術内容、費用などで明確な違いがあります。どちらを選ぶかによって、受けられるサービスや満足度も異なるため、違いを理解した上で選択することが大切です。
以下では、両者の具体的な違いをわかりやすく解説します。
保険診療でのクリーニングは、歯周病の治療を目的とした歯石除去や歯周基本治療として行われます。医師の診断に基づき、必要と判断された場合にのみ保険が適用されるのが基本です。
施術内容は歯垢・歯石の除去が中心で、着色汚れ(ステイン)の除去や審美目的の処置は対象外となります。使用される器具も基本的な超音波スケーラーなどで、治療にかかる時間は20〜30分程度です。
費用は3割負担で2,000〜3,000円前後が一般的で、定期的に受けることで歯周病の進行を抑える効果が期待できます。
ただし、保険診療では、予防のみを目的とした通院は認められておらず、何らかの症状やリスクが確認される必要があります。
自費診療によるクリーニングは、口腔内をより美しく、健康的に保つことを目的とした予防・審美中心のサービスです。内容には、歯面の着色除去(ステインクリーニング)、ポリッシング、フッ素コーティング、専用ジェルを使った徹底洗浄などが含まれます。
施術時間は30分〜60分以上とやや長めで、歯科衛生士が丁寧に対応してくれるケースが多くなります。見た目の美しさにも配慮した仕上がりが特徴です。
費用は5,000円〜1万5,000円程度が一般的ですが、内容の充実度や地域差、医院の方針によってはさらに高額になることもあります。自由に頻度を決めて予約できるのもメリットのひとつで、治療というよりも予防のためのメンテナンスとして利用されることが増えています。
歯科医院のクリーニングによって、自宅での歯磨きだけでは落としきれない汚れや歯石を効果的に除去できることは、すでに多くの方に知られています。
しかし、クリーニングの価値はそれだけではありません。定期的なケアには、見た目だけではなく、健康や生活の質にも良い影響を与えるさまざまなメリットがあります。以下では、その主なメリットを紹介します。
歯のクリーニングを受ける最大のメリットは、虫歯や歯周病の予防につながる点です。歯の表面に残るプラーク(歯垢)や歯石は細菌の温床となり、これが原因で虫歯や歯周病が進行します。
歯磨きでは除去しきれないこれらの汚れを取り除くことで、口腔内の環境が整い、病気の発症リスクを大きく減らせます。
歯石や磨き残しなどが原因で発生する口臭も、クリーニングによって改善されるケースが多くあります。特に、歯周病が進行している場合、においの元となる細菌が多く存在しており、口臭が強くなる傾向があります。
定期的なクリーニングで菌の繁殖を抑えることで、清潔で快適な口内環境を維持できるのです。
コーヒーや紅茶、ワイン、喫煙などによる歯の着色は、見た目にも悪影響を与えます。歯科医院では、ステインと呼ばれるこれらの色素汚れを専用の器具と研磨剤で取り除く処置が行われるため、自然な白さとツヤを取り戻すことができます。
ホワイトニングとは違いますが、定期的なクリーニングでも清潔感のある口元を保つことが可能です。
定期的にクリーニングを受けていると、歯科医師や歯科衛生士が口腔内をチェックする機会が増えます。これにより、虫歯や歯周病の初期段階での発見が可能となり、必要な処置を早期に受けられるようになります。
特に、症状の出にくい歯周病は気づかないうちに進行することが多いため、定期的なチェックとケアが重要になります。
歯科医院でのクリーニングは、一度受ければ終わりというわけではありません。口腔内の健康を長期的に維持するためには、適切な間隔で継続的にクリーニングを受けることが推奨されます。
しかしながら、理想的な通院頻度は年齢や生活習慣、口腔内の状態などによってそれぞれ変わってきます。以下では、一般的な目安や生活状況別の推奨頻度について、詳しく解説します。
一般的には、3か月に1回、年に4回程度のクリーニングが理想的とされています。これは、歯石が再び形成され始めるのが約3か月とされているためです。このサイクルでケアを受け続けると口腔内の清潔を保ちやすく、虫歯や歯周病のリスクを低く抑えることができます。
また、定期的に歯科医や歯科衛生士に診てもらうことで、異変があった場合にもすぐに対応できるというメリットもあります。
喫煙の習慣がある人や糖尿病などの持病がある人、またはすでに歯周病にかかっている人などは、クリーニングの頻度をより短くする必要があります。こうしたケースでは、1〜2か月ごとの定期クリーニングが勧められることもあります。
反対に、口腔内が非常に健康で、セルフケアも徹底している人は、半年に1回でも良いとされる場合もあります。
歯科医院でクリーニングを受けたあとの状態を長くキープするには、日々のセルフケアと生活習慣の見直しが欠かせません。時間と費用をかけて受けたクリーニングの効果を最大限に活かすために、どのような点に注意すればよいのかを具体的にご紹介します。
クリーニング後の口腔内を清潔に保つ基本は、毎日の丁寧な歯磨きです。磨き残しが多いとすぐにプラークが再付着し、歯石へと変化します。歯ブラシは毛先の広がっていないものを使用し、力を入れすぎず、小刻みに優しく磨くことが重要です。
また、歯間ブラシやデンタルフロスを併用することで、歯と歯の間や歯周ポケットの汚れもしっかり除去できます。
糖分の多い食べ物や飲み物は、虫歯菌のエサとなり、口腔環境を悪化させます。甘いお菓子やジュースの摂取はなるべく控え、摂ったあとはすぐにうがいや歯磨きを心がけましょう。
また、繊維質の多い野菜やよく噛む食事は、唾液の分泌を促し、自然なクリーニング効果が期待できます。菌の増殖を抑えるうえでは、口腔内を乾燥させないことも大切です。
たばこやコーヒー、赤ワインなどは歯に着色汚れを残しやすく、クリーニング後の清潔感を損なう原因になります。可能であれば禁煙したり、飲食後には水で口をすすいだりするなどの習慣を取り入れることが効果的です。
着色が気になる方は、歯科医院で定期的にステイン除去を受けるのもひとつの方法です。
セルフケアだけでは完全にカバーできない部分を補うためにも、定期的な歯科検診とクリーニングを継続することが重要です。口腔内の状態は日々変化しており、問題を早期発見・早期治療するためには、プロの目で確認してもらうことが大切です。
歯科医院での歯のクリーニングは、見た目を美しくできるだけではなく、虫歯や歯周病といったトラブルを未然に防ぐためにも非常に重要な役割を果たします。保険診療と自費診療があり、それぞれ費用や受けられる内容が異なります。
自分自身の健康や美しさへの投資として、歯科での定期的なクリーニングを前向きに捉えてみてはいかがでしょうか。安心して相談できるかかりつけの歯科医院を見つけることが、健康的な人生を支える大きな一歩となるでしょう。
歯科でのクリーニングを検討されている方は、京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院は、皆さまの「行きたい歯医者」を目指して診療を行っております。虫歯・歯周病治療、ホワイトニング、矯正治療、予防歯科など、さまざまな治療に力を入れています。