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総入れ歯とは?保険と自費の違いや費用・メリットを詳しく紹介

2025.06.06

こんにちは。京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」です。

総入れ歯のイメージ

総入れ歯とは、歯をすべて失ったときに用いられる装具のことです。費用を抑えて作製できる保険適用のものから、審美性や快適性に優れた自費のものまで様々な種類があります。

本記事では、保険・自費の総入れ歯の違いや費用、種類、メリット・デメリットについて解説します。「総入れ歯について詳しく知りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

総入れ歯とは

総入れ歯について説明するイメージ

総入れ歯とは、上下どちらか一方の歯列全体または、上下両方の歯列全体が失われた際に用いられる治療方法です。装具本体は、歯ぐきを覆う義歯床と呼ばれる部分と人工歯の部分で成り立っています。

総入れ歯は、吸盤のように歯ぐきに吸着させるようにして装着します。そのため、患者さま一人ひとりの口腔内に合わせて精巧に作る必要があるのです。

口の中に合っていないものを使用すると、会話をしたり食事をしたりする際に、違和感が強くなったりカパカパしたりする可能性が高いです。

保険適用のものは、強度を高めるために厚みが出やすく、安定性が低くなりやすいです。そのため、装着時の快適性にこだわる方は、自費の入れ歯を選択する傾向があります。

保険・自費の総入れ歯の違い

保険・自費の総入れ歯の違いについて説明するイメージ

ここでは、保険と自費の入れ歯の具体的な違いについて解説します。

素材

保険と自費の義歯では、素材が異なります。保険適用のものでは、素材が歯科用プラスチック(レジン)に限られます。自費の義歯には素材の制限がないため、セラミックやシリコン、チタン、ゴールドなど、様々な素材の中からご自身に合ったものを選ぶことが可能です。

見た目

保険の総入れ歯はプラスチック素材で作られるため、見た目に違和感が出やすくなります。「安っぽく見える」「不自然に見える」と感じる方もいるかもしれません。

一方、自費の義歯は幅広い素材から選択できるため、より自然な見た目を得ることができます。

着け心地

保険適用の総入れ歯は、素材の強度を高めるために分厚い仕上がりになります。そのため、装着時の違和感が強く出やすいという欠点があります。

自費のものは保険適用のものよりも時間をかけて精密に作られることに加え、薄く仕上げられます。そのため、快適な付け心地を求める方には、自費の総入れ歯が好まれます。

耐久性

プラスチック素材は経年劣化によって摩耗しやすく、使用しているうちに変色したり変形したりしやすいといわれています。寿命の目安は、3~5年程度です。

自費の入れ歯には様々な種類がありますので、強度や耐久性を重視した素材を選ぶことも可能です。自費の義歯の場合、メンテナンス次第で10~20年程度は良好な状態を維持できます。

食事のしやすさ

保険適用のものは歯ぐきに密着させる義歯床が分厚いため、食べ物の温度や大きさなどの感覚が伝わりにくくなります。食べ物の感触や美味しさをダイレクトに感じることが難しくなるでしょう。

自費入れ歯の場合には、口の中の粘膜にフィットする薄い素材や熱伝導性に優れた素材を用いることにより、食事の際の違和感を軽減できます。

話しやすさ

先にも述べた通り、保険適用の入れ歯にはレジンが使用されます。強度を高めるために分厚く作る必要あり、舌を動かすのが難しく感じることがあります。

一方、自費の入れ歯では、強度が高く薄い素材を採用することで、より自然な口腔環境を作り出せます。そのため、保険適用の入れ歯に比べて発音がしやすくなります。

汚れやすさ

レジンは素材の特性上、表面に細かい傷がつきやすくなります。また、熱いものを口にすることによって、変形をする恐れもあります。その結果、傷やすき間にプラークが蓄積しやすくなるでしょう。

自費のものは、表面が傷つきにくく歯ぐきとの密着性も高いため、すき間ができることもほとんどありません。いずれにしても、快適に使い続けるためには、専用歯ブラシでの毎日のケアや洗浄剤での消毒を行うことが大切です。

費用

保険適用の場合、治療費の目安は3割負担で1万~1万5,000円程度です。自費の場合は、種類や歯科医院によっても異なり、3万~80万円程度かかります。選択する入れ歯の種類によっては、100万円を超えるケースも考えられるでしょう。

自費の総入れ歯は保険適用のものに比べて費用が高額ですが、審美性や耐久性、快適性などを重視したい方に選ばれています。

総入れ歯の費用

総入れ歯の費用のイメージ

費用目安は、以下の表を参考にしてみてください。ただし、実際にかかる費用は、歯科医院によって異なりますので、治療を受ける歯科医院で確認するようにしましょう。

<総入れ歯の費用の目安>

種類費用の目安
保険適用の義歯1万~1万5,000円
シリコン義歯40万~60万円
金属床義歯25万~50万円
BPSデンチャー50万~65万円
インプラントオーバーデンチャー200万~300万円

総入れ歯の種類

総入れ歯の種類について説明する歯科医

ここからは、総入れ歯の種類について詳しくみていきましょう。

保険適用

先にも述べた通り、保険適用の入れ歯は歯科用プラスチックで作られています。本体に厚みが出るため食事や会話の際に違和感を覚えることもありますが、治療期間や費用を抑えたい方に選ばれています。

自費

自費の総入れ歯には、いくつか種類があります。代表的なものを確認しましょう。

シリコン義歯

シリコン義歯とは、歯ぐきに密着する床の部分がシリコン素材で作られたものです。クッション性のある床が歯ぐきにぴったりとくっつくため、痛みが出にくく外れにくいのが特徴です。

金属床義歯

金属床義歯とは、義歯床が金属で作られたタイプです。床が薄いため装着時の違和感が少ないことはもちろん、熱伝導性に優れているため、食べ物や飲み物の温度をしっかりと感じとれます。耐久性にも優れています。

BPSデンチャー

BPSデンチャーのBPSとは、Biofunctional Prosthetic System(生体機能型補綴システム)の略です。ヨーロッパで開発された特殊なシステムを用いて精巧に作られるオーダーメイドの総入れ歯です。

国際ライセンスを持つ歯科技工士が患者さま一人ひとりの口腔内に合わせて作製します。他の義歯に比べて、フィット性に優れているのが特徴です。

インプラントオーバーデンチャー

インプラントオーバーデンチャーとは、顎の骨にインプラント(人工歯根)を埋め込み、その上に総入れ歯を被せて使用するものです。歯根を埋め込むため、安定した装着感や噛み心地が得られるのが特徴です。

総入れ歯のメリット

総入れ歯のメリットのイメージ

メリットは、以下の通りです。

見た目が改善できる

すべての歯を失った状態では、社会生活に影響が出る方も多いかもしれません。装着すれば見た目を改善できることは総入れ歯のメリットといえます。

食事や会話がしやすくなる

歯がない状態では、食べ物が噛めなかったり発音が上手くできなくなったりします。食事や会話は人生の豊かさに直結すしますが、義歯を入れることで、日々のストレスを軽減できるでしょう。

身体への負担が少ない

失った歯をすべてインプラントで補うとなると本数が非常に多くなるため、身体への侵襲も大きくなります。その点、入れ歯は外科的な処置を伴わないため、身体への負担が少ないです。

インプラントを使用するインプラントオーバーデンチャーという種類の義歯もありますが、通常のインプラントに比べて埋入する人工歯根の本数は少ないです。身体への負担が軽減できるでしょう。

総入れ歯のデメリット

総入れ歯のデメリットのイメージ

デメリットには、以下のようなものが挙げられます。

違和感や痛みが出る

総入れ歯は、あくまでも異物ですので、口の中に入れると違和感や痛み、不快感を覚えることもあります。特に、保険適用の総入れ歯では、装着時の違和感を覚えやすくなります。快適性を重視したい方は、自費の入れ歯を選択するとよいかもしれません。

メンテナンスが必要

メンテナンスが不十分であれば、入れ歯が早期に寿命を迎える可能性もあります。毎日のブラッシングや洗浄剤での消毒、定期的な歯科受診などを行いながら、良い状態を維持していく必要があります。

自費のものは費用が高額

自費の入れ歯には様々な種類がありますが、高額なものでは100万円を超える可能性もあります。総入れ歯を選ぶ際には、ご自身の予算に合わせて無理のないものを選択することも重要です。

なお、費用を抑えたい方は保険適用で作ることもできますが、3~5年程度で作り変えが必要になります。

まとめ

総入れ歯にして笑顔の男女

本記事では、保険・自費の総入れ歯の違いや費用、種類、メリット・デメリットについて解説しました。総入れ歯には様々な種類があり、費用も異なります。それぞれの種類にメリット・デメリットがありますので、ご自身の希望や予算に合ったものを検討してみてください。

総入れ歯についての疑問や不安をお持ちの方は、お気軽に歯科医院へご相談ください。

総入れ歯を検討されている方は、京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、皆さまの「行きたい歯医者」を目指して診療を行っております。虫歯・歯周病治療、ホワイトニング、矯正治療、予防歯科など、さまざまな治療に力を入れています。

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