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2024.07.19
目次
こんにちは。京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」です。
インプラントの治療費は高いため、治療を悩む方もいるかもしれません。
しかし、インプラント治療は費用が高くても、多くの方から選ばれている治療です。治療費が高くても選ばれる理由を知ることで、前向きにインプラント治療を検討することができるかもしれません。
本記事では、インプラントの治療費が高い理由と高くても選ばれる理由について解説します。インプラント治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
インプラントの治療費は1本あたり30万~40万円程度が相場です。この費用にはインプラントそのものの費用だけでなくインプラントを埋入するための手術費用も含まれています。
ただし、検査費用や診察費用については、前述した費用相場に含まれていないケースがほとんどのため、総額はもう少し高額になることが考えられます。
また、前歯は奥歯よりも治療費が高くなる傾向にあります。検査費や手術費、インプラント体の値段については奥歯とほとんど変わりませんが、上部に取り付ける人工歯は前歯のほうが高額になる傾向にあるのです。
なぜなら、前歯は見た目が重視されるため、細かく調整し、完璧な見た目や色合いのものを作らなければなりません。高い技術力と作成時間が必要となることから費用が高くなる傾向にあるのです。
インプラントの治療費はなぜ高くなるのか疑問に思う方もいるかもしれません。ここではインプラントの治療費が高くなる理由について解説します。
インプラント治療は基本的に保険が適用されません。そもそも保険診療は、治療をしないことによって人間としての生活が難しくなるケースにおいてのみ適用されます。そのため、風邪やケガなどは一般的に保険適用の対象になるのです。
歯科分野においては保険で決められた方法や材料を使った場合において保険が適用されます。例えば、虫歯を削ってプラスチック素材や銀歯を詰める場合には保険が適用されるのです。
一方、インプラントは審美目的の治療とみなされるため保険が適用されません。保険診療外となることから治療費が高くなるのです。
インプラントは必ずしも保険適用外となるわけではありません。以下のケースに当てはまり、なおかつ条件が整った施設で治療を受ける場合には保険が適用されるケースもあります。
・病気や第三者行為の事故によって顎の骨が広範囲に渡って欠損した
・生まれつきの1/3以上の顎の骨の欠損や形成不全がみられると診断された
これらの条件に当てはまれば保険が適用される可能性があるため、歯科医師に相談してみましょう。
インプラントはさまざまなメーカーから販売されています。安全かつ高品質なインプラントは高額である傾向があるため、治療費も高くなるのです。
なかには格安なインプラントもありますが、品質が低く、術後にトラブルが起こる可能性があります。そのため、金額だけで選ぶのではなく、品質の高いものを選ぶことがトラブルを防ぐためにも重要なのです。
インプラントは高度な治療であるため、最新の設備や環境が必要です。歯科用CTや衛生環境を整える設備、インプラント専用の特殊な器具などが必要ですが、これらをそろえるためには高額な費用がかかります。これらが治療費にも反映されるため、高額になるのです。
インプラントの治療費が高くても選ばれるのには理由があります。
厚生労働省が実施した歯科疾患実態調査の2016年のデータと2022年のデータを比較すると、2016年のインプラントの普及率が約2.7%であるのに対して、2022年では3.2%となっており、インプラント治療を受ける方の割合はわずかに増えています。
治療費が高いのにも関わらずインプラントが選ばれる理由は、次の通りです。
参照元:厚生労働省「平成28年 歯科疾患実態調査結果の概要」
治療費が高額でもインプラントが選ばれる理由は審美性の高さにあります。インプラントは自分の歯と見分けがつかないほど白く美しい歯を再現できます。人前で口を開けてもインプラントだと気づかれることはほとんどないでしょう。
このように審美性が高いため費用が高くても選ぶ方が多いのです。
インプラント治療では、顎の骨に人工の歯根であるインプラント体を埋入し、結合させます。そのため、ズレることなく自分の歯と同じようにしっかりと噛めるようになるのです。
歯がなくなってから硬い物を食べられなくなった方や、噛み心地が不安定で悩んでいたという方でもインプラントにすることでしっかり噛めるようになるでしょう。このように、しっかり噛めるようになることも高額であってもインプラントが選ばれる理由といえます。
インプラントはしっかりとメンテナンスをすれば約10~15年程度もちます。入れ歯の寿命は3~4年程度、ブリッジの寿命は7~8年程度であるため、インプラントの寿命が長いのがわかるでしょう。
インプラントの費用は高額になるものの、寿命が長いことから選ばれる傾向にあるのです。
部分入れ歯の場合は残存している歯に金具をかけて固定します。また、ブリッジの場合は両隣の歯を削る必要があります。そのため、ほかの歯に負担がかかり、寿命が短くなる可能性が高いです。
一方でインプラントの場合は、顎の骨に人工の歯根であるインプラント体を埋め込みます。独立させることができるため、隣接する歯に一切負担がかからず、残存歯を守ることができるのです。健康な歯に負担がかからない点も選ばれる理由といえるでしょう。
インプラント治療を受けたいけれど治療費用が高いから悩んでいるという方のなかには、費用が安いインプラント治療に惹かれるかもしれません。
しかし、安すぎるインプラント治療には注意が必要です。あまりにも安すぎると、インプラント治療に使う歯科材料の質が低かったり、設備が整っていなかったりするケースが考えられます。ほかにも保証がなかったり、保証期間が短かったりするケースもあるでしょう。
また、インプラント治療後に合併症を発症したり、インプラントがもたずに治療のやり直しになったりする可能性もあります。治療がやり直しになればさらに費用がかかり、結局一般的な相場のインプラントを選んだときよりもさらに費用がかさむ可能性もあるでしょう。
そのため、インプラント治療を受ける際には必ずカウンセリングを受け、費用だけではなくインプラントの品質や歯科医師の経験・実績、設備なども踏まえて選ぶことが重要です。
インプラント治療にかかる費用を安く抑えたいけれど、保険が適用されないからと諦めている方もいるかもしれません。
しかし、費用の負担を軽減する方法があります。費用が高いからとインプラント治療を諦めていたという方は、ぜひ参考にしてください。
医療費控除とは、1月1日〜12月31日の1年間にかかった医療費が10万円(総所得金額等が200万円未満の人は総所得金額等の5%)を超えた場合に受けられる所得控除制度です。
インプラント治療は医療費控除の対象になります。医療費控除を活用すれば費用の負担を軽減できるでしょう。
インプラントの治療費だけではなくその年にかかったほかの医療費も合算できます。生計を一にしているご家族の医療費も合算可能です。医療費控除を受けるためには、確定申告をする必要があるため、忘れずに行いましょう。
デンタルローンとは歯科専用の医療ローンのことです。最終的に支払う金額は変わりませんが、分割で支払うことで1回にかかる費用を抑えることができます。クレジットカードの分割払いの手数料と比較しても金利が低いので、負担を軽減できるでしょう。
インプラント治療は基本的に保険が適用されないため高額になります。また、インプラント自体が高かったり、安全に治療を行うために最新の設備を整えなければならなかったりすることも高額になる理由です。
しかし、費用が高くてもインプラント治療を受ける方が増加傾向にあるのには理由があります。インプラントは審美性が高く、しっかり噛めるようになるため高くても選ばれているのです。寿命が長い点もインプラントが選ばれる理由といえるでしょう。
費用面からインプラント治療を諦めていた方は、一度カウンセリングを受けて歯科医師に相談してみてください。
インプラント治療を検討されている方は、京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」にお気軽にご相談ください。