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2024.04.19
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こんにちは。京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」です。
「喫煙しているとインプラント治療は受けられないの?」「インプラント治療が終わったら喫煙しても大丈夫?」など疑問をおもちの方もいるでしょう。
喫煙は体に悪いというイメージがあるかと思いますが、インプラント治療においてもさまざまなリスクがあります。そのため、喫煙習慣のある方でインプラント治療を検討しているなら、あらかじめ喫煙のリスクについて理解しておきましょう。
そこで今回は、喫煙がインプラントに与える5つの影響を解説します。インプラント治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
インプラント治療とは失った歯の代わりにインプラント体を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を被せる治療法のことです。
喫煙習慣がある方でもインプラント治療は受けられますが、ヘビースモーカーの方はインプラント治療を断られる場合があります。
また、ヘビースモーカーでない方でも喫煙習慣があるとさまざまなリスクがあるため、インプラント治療前から手術後の一定期間は禁煙するように歯科医師から指示されるケースが多いでしょう。
インプラント治療の成功とインプラントの寿命は、生活習慣や健康状態によって左右されるといっても過言ではありません。
喫煙習慣がある方でもインプラント治療は受けられますが、非喫煙者の方と比べるとさまざまなリスクを伴うため、禁煙するのが望ましいでしょう。
近年では、紙タバコだけでなく電子タバコや加熱式タバコなどの新型タバコを吸う方も多くいらっしゃいます。火を点けて煙を吸う紙タバコよりも、蒸気を吸う新型タバコの方が健康リスクは低いと考える方も多くいらっしゃいますが、健康リスクはどちらもかわりません。
そもそも、電子タバコとは液体を加熱して蒸気を吸うもの、加熱式タバコはタバコの葉を加熱して蒸気を吸うものです。
「タバコの葉を使用しない電子タバコの方が健康に影響は少ないのでは?」と思われるかもしれませんが、ニコチンの代わりに有害物質が含まれた液体を加熱するため、健康リスクは同等です。
このように、紙タバコと新型タバコのどちらにも有害物質が含まれているため、インプラントの寿命や手術の成功に悪影響を与える可能性があります。
そのため、インプラント治療を検討している場合は、紙タバコも新型タバコも控えるのが望ましいでしょう。
タバコに含まれるニコチンやタール、一酸化炭素などの有害物質は、お口や全身の健康を阻害するものです。そのため、喫煙者がインプラント治療を受けると、さまざまなリスクが伴います。
そこでここでは、喫煙がインプラントに与える5つの影響について解説します。
インプラント体と顎の骨が結合することで自分の歯のようにしっかり噛めるようになります。
しかし、タバコに含まれるニコチンには血流を阻害する働きがあるため、インプラント体と顎の骨の結合を阻害するリスクがあります。これにより、インプラントがグラついたり、抜け落ちたりと、インプラントの寿命を縮めることがあるのです。
インプラント周囲炎とは、インプラントの周りの歯茎や顎の骨が炎症を起こす病気のことで、インプラントを失う最大の要因です。初期症状は歯茎にのみ炎症が起きますが、悪化すると顎の骨にまで炎症が広がり、最終的にはインプラントが抜け落ちることもあります。
喫煙習慣があると有害物質の作用によって免疫力が低下しやすいため、炎症や感染症になるリスクが高くなるといわれています。これにより、非喫煙者の方と比べると、喫煙習慣のある方はインプラント周囲炎になるリスクが高いのです。
インプラント周囲炎は初期症状が乏しく、気付いた時には重症化していることも珍しくありません。そのため、インプラントの寿命を延ばすためには禁煙することにくわえ、日頃の歯磨きや定期メンテナンスでインプラント周囲炎を予防することが大切なのです。
先述したように、タバコに含まれるニコチンには歯茎の血流を阻害する働きがあるため、免疫力が低下することがあります。免疫力が低下すると、傷の治りが遅くなることもあるでしょう。
このことから、喫煙習慣があるとインプラント周囲炎などの感染症を引き起こしやすい上、術後の経過も悪くなる可能性があるのです。
唾液には口内の汚れを洗い流す作用と、口内の乾燥を防ぐことで細菌の繁殖を抑制する働きがあります。また、タバコに含まれるニコチンやタールなどを中和するのも大切な役割です。
しかし、喫煙によって唾液の分泌量は低下します。これにより、口内の細菌の活動が活発になり、インプラント周囲炎などの感染症を引き起こすリスクが高まるのです。
また、インプラントだけでなく、天然の歯の虫歯や歯周病のリスクを高めることにもつながるため、十分に注意しなければいけません。
上述のとおり、喫煙により血流が悪くなり、免疫力が低下すると、インプラント治療後の傷の治りが遅くなる可能性があります。
インプラントは他の治療法に比べると治療期間が長いです。これは、インプラント体を顎の骨に埋入したあと、結合するのを待つ期間があるからです。
しかし、喫煙によってインプラント治療後の傷の治りが悪くなると、治療期間がさらに長期化することも珍しくありません。
インプラントの治療が終われば喫煙したいと思われる方が多くいらっしゃるかもしれません。
しかし、インプラント治療後も喫煙は控えたほうがよいでしょう。なぜなら、上記で解説したように、インプラント体と顎の骨が結合しにくくなったり、インプラント周囲炎を引き起こしたりと、さまざまなリスクがあるためです。
また、インプラントには保証が設けられていることが多いですが、保証を受けるためには、定期的にメンテナンスを受けていることや禁煙していることなどの条件があるのが一般的です。
インプラント治療後にトラブルが起きても、保証期間内であれば無償もしくは安価で再治療が受けられますが、インプラント治療後に喫煙を再開すると保証が受けられないかもしれません。
インプラント治療を成功に導き、長く使いつづけるためにも、インプラント治療後も禁煙したほうがよいのです。
今回は、喫煙者でもインプラント治療は受けられるのか、またどのようなリスクが伴うのか解説しました。
喫煙習慣のある方でもインプラント治療は受けられますが、さまざまなリスクがあります。
タバコに含まれる有害物質によって免疫力が低下したり、インプラント周囲炎になるリスクが高まったりするからです。そのため、ヘビースモーカーの方は治療が受けられないこともあります。
非喫煙者の方と比べると、喫煙習慣のある方はインプラントの治療が成功しないリスクにくわえ、インプラントが長持ちしないリスクもあるのです。
そのため、インプラント治療後にインプラント体と顎の骨の結合が確認されても、継続して禁煙するのが望ましいといえます。
インプラント治療を検討されている方は、京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」にお気軽にご相談ください。