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2022.10.29
京都市左京区岩倉の歯医者、金田歯科医院の院長の金田直樹です。
こんにちは。
だいぶ秋らしい気温になってきましたね。
さて今回のお話はお口の機能についてのお話です。
矯正治療ををされたことがある方もされたことがない方も、きれいな歯並びのためにはお口の周りの舌、唇、頬の力がとても重要なことをご存知でしょうか?
いきなりですが問題です。
下の顎の前の歯はどのくらいの力で動くと思いますか?
正解は、、、約2gです。身近なもので約2gと言うとペットボトルの蓋が約2gです。
下の顎の前の歯の後ろには舌がありますよね?舌の力はおよそ500gあります。500mlのペットボトルがおおよそ500gです。
例えば舌が正しい場所にいなくて飲み込む時に舌を前に出すような癖があると舌の力で歯は動いてしまうんです。
ですので、舌、唇、頬、この3つが正しく機能することによって歯は正しい位置に並ぶことが出来ます。
これらが正しく機能していない症状の一つがお口ぽかんです。
・歯並びが悪くなる
お口ぽかんになることによって舌の位置が本来の位置より低くなってしまい、歯並びが悪くなる原因になります。主に出っ歯になったり、前の歯でものが噛めなくなります。
・虫歯や歯周病になりやすくなる
お口の中が乾燥しやすくなるため、唾液の分泌量が減少して、虫歯菌や歯周病菌の活動が活発になります。
・ウイルスに感染しやい
鼻呼吸だと鼻がエアコンのフィルターのような仕事をしてくれるのでウイルスの侵入を防いでくれますが、口呼吸だと肺に直接菌を取り込むことになってしまいます。
・脳が冷える
鼻呼吸だと湿った暖かい空気が喉を通って肺に入りますが、口呼吸だと乾燥した冷たい空気が喉を通ります。
すると脳幹が冷やされてしまい、脳の活性、活動に影響を及ぼします。集中力への影響があると言われています。
など色々な影響が出てきます。
口を閉じている時は以前にお伝えしたスポットいう位置に舌先があるのが正しい状態です。
(スポット:上の前歯の少し後ろの上顎の粘膜部分。このスポットに舌の先がついて舌全体が上顎についた状態が舌の正しい状態です。
このスポットに舌をおく力が弱いと様々な影響が出てきます。
これは年齢問わず全ての方に言えることです。
舌は筋肉でできているのでお口の機能を改善するためにも筋トレをしましょう!
舌の筋トレの方法はまたブログにてお話いたします。
本日も長文を読んでいただきありがとうございました。