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2021.12.05
京都市左京区の歯医者、金田歯科医院の院長の金田直樹です。
今回テーマのシーラントですが、シーラントという言葉を聞いたことがある人は少ないのではないでしょうか?
でも小さい頃に歯医者に行ったことがある人はひょっとしたらシーラントという処置を受けているかもしれません。
歯は生えている場所によって形や大きさが異なります。奥歯になるにつれて歯は大きくなります。また噛み合わせの部分に溝があり、形が複雑です。
形が複雑な上に奥歯は歯ブラシが難しいです。
ですので奥歯は虫歯になりやすいのです。
そこでそういった溝にあらかじめ、専用のペースト状の素材を流して溝を埋めて、その溝に虫歯ができにくいようにする予防処置があります。
それがシーラントです。
あくまで虫歯の予防ですので、虫歯になった歯にはできませんが、虫歯になっていない歯には効果はあります。
シーラントをするお勧めの年齢は3~4歳、6歳、12歳頃です。
3~4歳の頃は自分でも上手に歯ブラシをすることが難しく、また仕上げ磨きも難しい時期です。
この時期に乳歯の奥歯にシーラントをすると虫歯予防になります。
6歳頃に前から数えて6番目の歯が生えてきます。6歳臼歯と呼ばれる永久歯です。この歯は歳をとっても使い続ける非常に大切な歯です。この歯にシーラントをすることで虫歯の予防になります。
12歳頃になると、前から数えて7番目の場所に永久歯が生えてきます。この歯にシーラントをすることで虫歯の予防になります。
また奥歯以外にもシーラントをすることがあります。
前の歯の裏側にも深い溝がある場合があります。
前歯の裏側は歯ブラシが難しく虫歯になりやすい場所です。この溝にシーラントをすることで虫歯の予防になります。
またシーラントは大人になってからの永久歯にも有効です。大人の永久歯でも虫歯になることはあります。そういった歯にシーラントをすることで虫歯の予防になります。
虫歯の治療を受けていただくことは非常に大切ですが、それ以上に虫歯にならない、虫歯予防は大切です。
奥歯の虫歯が気になる、お子様の奥歯の状況が気になる、という方はご連絡を頂ければ幸いです。