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2021.09.24
親知らずのお話
京都市左京区岩倉の歯科医院、金田歯科医院の院長の金田直樹です。
今日のお話は”ドライソケット”についてです。
歯を抜いてから、数日経った後に痛みがかなり強くなる場合があります。
痛み止めを飲んでもあまり効かない時もあります。
どのような状態になっているか、お話しします。
歯は骨の中に埋まっています。抜歯した時にその歯があった部分の骨が露出します。
本来、その歯を抜いた後の穴に血液が溜まって固まり(血餅)ができて傷口が治ります。
うまく血餅ができなかったり、血餅が流れてしまったりして傷口の骨の表面が露出したままになると細菌感染を引き起こします。
この状態がドライソケットという状態です。
・抜歯後に数日経ってから強く痛みがでる
・寝れないくらい痛い
・何もしなくてもズキズキと痛みが続く
・痛み止めが効きにくい
などの症状がある場合はドライソケットの
可能性があります。
ドライソケットになる原因は、
・出血が気になってしまい、何度もうがいを繰り返す
・歯を抜いた所に食べ物のカスなどが入り舌や歯ブラシなどで触ってしまう
・抜歯後にタバコを吸った
などです。
抜歯後は前回にもお伝えしましたが、
1.強くうがいをしない
2.傷口を触らない
3.口腔内を清潔に保つ
4.喫煙を控える
5.抜歯当日は飲酒をしない
などに気をつけるようにしましょう。
不安なことがありましたらご相談下さい。