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2021.08.20
京都市左京区岩倉の歯科医院、金田歯科医院の院長の金田直樹です。
骨が少ない場合のインプラント治療とは?
インプラント治療とは歯を失った部位に他の歯を傷つけることなく天然歯に近い状態で噛めるようにできる治療法で、
歯を失った部分の骨に人工のチタンでできたインプラント(ネジのようなもの)を埋入する治療と以前にお話しました。
しかし、埋入したい場所に骨がない場合は
骨造成といって骨を作る処置をしてインプラントを埋入していきます。
そこで今日は上顎の骨がない場合に行われる骨造成の一つについてです。
まず上顎にインプラント治療を行う際には、鼻の横に存在する上顎洞と言われる空洞の位置が重要になります。
上顎洞というのはちくのう症という膿がたまる病気で、耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?この上顎洞と呼ばれる空洞に膿が溜まる病気が蓄膿症と呼ばれる病気です。
例えば奥歯を何らかの原因で抜歯した場合、上顎洞と呼ばれる部分が骨が不足してしまうということが少なくありません。
そこでその問題を解決するために行われる処置の一つがサイナスリフトになります。
この治療は上顎洞の中の粘膜を挙上することで、その下にできたスペースに骨造成を行うことを言います。この治療をすることで薄くなった骨がインプラントができるくらい厚みが増します。
この後は骨を作る材料が固まるまで数ヶ月待ち、固まったのを確認しその後インプラントの埋入を行なっていきます。
なんとなくお分かりいただけましたでしょうか?
インプラント治療で骨が不足している場合の治療法はいくつかあり、患者様の骨の状態によりCTなど必要な検査をした上で歯科医師が選択します。
骨の不足によりインプラント治療が困難でも、もしかしたら骨造成により可能になるかもしれません。
インプラント治療でお悩みの方はご相談下さい。