金田歯科医院
MENU
09:15〜13:00(最終受付12:00)
14:30〜18:15(最終受付17:45)

公開日:
更新日:
目次
こんにちは。京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」です。
歯を失ってしまったとき、「入れ歯の金具が見えるのは嫌だけど、インプラントの手術は怖い」と、複雑な思いを抱かれる患者様は少なくありません。
そんなお悩みを解決する選択肢の一つが、金属のバネがない目立ちにくい入れ歯「ノンクラスプデンチャー」です。特に見た目の美しさを重視される40代・50代の女性から、高い人気を集めています。
しかし、インターネットで「割れやすい」「寿命が短い」といった情報を見て、不安になってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
どんなに良い治療法にも、メリットとデメリットの両方があります。後悔のない選択をしていただくために、今回はあえてノンクラスプデンチャーの「厳しい現実」に焦点を当て、正直に解説させていただきます。

多くの方が気にされている「どれくらい長持ちするのか?」という点からお答えします。
結論から申し上げますと、ノンクラスプデンチャーの寿命は、一般的に「2年から5年程度」と言われています 。
もちろん、患者様のお口の状態や、日々のお手入れの状況によって大きく前後しますが、数年ごとに作り直しが必要になる可能性がある治療法であることは事実です 。
保険診療の入れ歯や金属を使った丈夫な入れ歯に比べると、どうしても耐久性は劣る傾向にあります 。
ノンクラスプデンチャーは、金属の代わりに特殊なナイロン樹脂などの柔らかい素材でできています 。これにより、歯茎に吸い付くようなフィット感と目立たない見た目を実現しています。
しかし、この「柔らかい樹脂」という素材の性質が、寿命を縮める原因にもなってしまいます 。

寿命の他にも、ノンクラスプデンチャーを選ぶ前に必ず理解しておいていただきたい代表的なデメリットを3つご紹介します。
従来の保険の入れ歯は、歯が抜けたり欠けたりしても、その部分だけ修理や増設が比較的簡単でした 。
しかし、ノンクラスプデンチャーは特殊な樹脂で一体成型されているため、「後から継ぎ足す」といった修理が非常に難しい(または不可能)という欠点があります 。
例えば、支えにしていた別の歯が抜けてしまった場合、今の入れ歯にその歯を追加することは困難で、基本的に「一から作り直し」になってしまいます 。緩みを直す調整(リライニング)も、素材によっては対応できないことがあります 。
見た目の自然さやつけ心地は優秀ですが、「噛む力(咀嚼機能)」に関しては、過度な期待は禁物です 。
柔らかい素材のため、強い力がかかると入れ歯自体がたわんでしまい、力が逃げてしまうことがあります 。そのため、非常に硬いお煎餅や、スルメのような弾力のあるものは、噛み切りにくいと感じるかもしれません 。
「何でもバリバリ噛みたい!」という機能を最優先される方には、インプラントや金属床(金属のフレームを使用した入れ歯)の方が適している場合があります 。
ノンクラスプデンチャーは、残念ながら健康保険が適用されない「自費診療」となります 。
保険の入れ歯に比べると費用は高額になります 。先述した「寿命が2〜5年程度」という点や、「作り直しが必要になるリスク」を考慮し、コストパフォーマンスに納得できるかが重要な判断基準となります 。
ここまで厳しい側面をお伝えしましたが、それでもなお、多くの患者様がノンクラスプデンチャーを選び、大変満足されているのも事実です。デメリットを上回るだけの「大きな価値」があるからです。
やはり、「入れ歯だと気づかれない」という点が最大の魅力です 。
保険の入れ歯では笑ったときに見える位置に金属のバネがかかってしまい、「老けた印象」や「生活感」が出てしまうことがあります 。ノンクラスプデンチャーなら、歯茎と同じ色の素材で固定するため、ほとんどわかりません 。
「人前で口元を隠さずに笑いたい」「旅行や食事を心から楽しみたい」といった、精神的な充足感は、何物にも代えがたいメリットです 。
金属アレルギーの方も安心:金属を一切使わない設計も可能なため、金属アレルギーをお持ちの方でも安心してご使用いただけます 。
手術不要の第3の選択肢:「インプラント手術は怖い」「持病があってインプラントができない」という方にとって、手術なしで審美性を回復できる救世主のような存在です 。
健康な歯を守る:ブリッジのように健康な歯を大きく削る必要がないため、「今の歯を守りつつ、見た目も整える」ためのバランスの良い選択肢といえます 。

せっかく作った入れ歯ですから、できるだけ長く快適に使いたいですよね。日頃の扱い方次第で、良い状態を長くキープすることは可能です。
これが最も重要です。普段使っている歯磨き粉で入れ歯を磨くのは絶対にやめてください 。
歯磨き粉に含まれる研磨剤(粒々)が柔らかい樹脂の表面に細かい傷をつけ、そこに細菌やカビが繁殖して、臭いや変色の原因になってしまいます 。
お手入れは、流水下で柔らかいブラシを使い、必ずノンクラスプデンチャー専用の洗浄剤を使用するようにしましょう 。
お口の中の形は、年齢とともに少しずつ変化します 。歯茎が痩せたり、噛み合わせが変わったりすることで、特定の箇所に過度な力がかかり、入れ歯が割れる原因になります 。
「痛くないから大丈夫」と思っていても、3ヶ月〜半年に一度は歯科医院で検診を受け、歪みやズレがないかプロの目でチェックすることが、長持ちさせる秘訣です 。

今回は、ノンクラスプデンチャーのデメリットや寿命について、包み隠さずお伝えしました。
完璧な治療法は存在しません。大切なのは、「ご自身が何を一番優先したいか」です 。
「多少費用がかかっても、見た目を重視したい」のか。 「見た目は二の次で、とにかく丈夫で長持ちするものがいい」のか。
もし迷われているようでしたら、ぜひ一度当院のカウンセリングにお越しください 。
ノンクラスプデンチャーだけでなく、保険の入れ歯やインプラント、ブリッジなど、あらゆる選択肢の中から、あなたのライフスタイルとお口の状態に最適なプランを一緒に考えさせていただきます 。
後悔のない選択をしていただくために、メリットもデメリットも、すべて正直にお話しします 。
お気軽にご相談ください。ホームページはこちら、Instagramはこちらです。
WEB予約も受け付けております。ぜひ一度ご覧ください。