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顎や肩こりに悩む方へ|噛み合わせの乱れとの意外な関係

2025.10.06

こんにちは。京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」です。

顎のだるさや肩こりに悩んでいる方は少なくありません。パソコンやスマートフォンの長時間使用、日常生活での姿勢のクセ、精神的なストレスなどが原因と考えられがちですが、実は「噛み合わせの乱れ」も深く関わっていることがあります。

歯の当たり方がわずかにずれるだけで、顎から首・肩にかけての筋肉に余計な負担がかかり、慢性的な肩こりや首の張り、頭痛、さらには姿勢の乱れへとつながることもあります。

噛み合わせはお口の健康だけでなく、全身のコンディションにも影響する大切な要素です。今回は、噛み合わせと顎・肩こりの関係、放置することで起こり得るリスク、そして歯科で行える改善方法について、わかりやすくご紹介します。

顎や肩こりに隠れた「噛み合わせ」の関係

噛み合わせは「歯だけの問題」と思われがちですが、実際には顎から首、肩にかけての筋肉や関節に大きく影響しています。歯の当たり方がわずかにずれると、噛むたびに顎の筋肉に余計な力が加わり、慢性的な緊張状態が続くようになります。これが「顎のだるさ」や「こわばり」といった症状の背景になっているのです。

さらに、顎と首・肩の筋肉は密接につながっているため、噛み合わせの乱れによる負担は首や肩にも波及します。その結果、肩こりや首の痛み、姿勢の乱れへと発展することも少なくありません。とくにデスクワークが多い方は、同じ姿勢による筋肉のこりと相まって症状が強まる傾向があります。

また、噛み合わせの不具合を長く放置すると、頭痛や背中の張り、全身の疲労感といった広範な不調につながる場合もあります。「歯の問題」と思っていなかった症状が、実は噛み合わせから来ているケースも少なくないのです。

気になる症状が続くときは、歯科でのチェックを受け、原因のひとつに噛み合わせが関係していないか確認することが大切です。

噛み合わせのズレが引き起こす体の不調サイン

噛み合わせの乱れは、虫歯や歯周病のように目で見てすぐにわかるものではありません。しかし、体が発する小さなサインに気づくことで早めの対処につなげることができます。

たとえば、顎を動かすと「カクカク」と音がしたり、だるさを感じたりする場合は、関節や筋肉に余計な負担がかかっている可能性があります。朝起きたときに歯や顎に疲れを感じる方は、就寝中の食いしばりや歯ぎしりが関係していることもあります。

また、肩こりや首の痛みが慢性的に続くのも注意が必要です。一見すると歯と関係ないように思える症状ですが、噛み合わせのズレによって首や肩の筋肉に負担がかかり、不調として現れることがあります。

さらに、食事中に「片側だけで噛んでしまう」「左右で噛みやすさが違う」と感じる場合も、噛み合わせが乱れているサインかもしれません。こうした症状を放置すると、全身に影響が広がる恐れがあるため、気になる方は歯科での相談をおすすめします。

噛み合わせの乱れが起こる原因

噛み合わせのトラブルは、顎や肩こりと深く関係しています。主な原因として、次のようなものが考えられます。

・歯並びや噛み合わせの不均衡
生まれつきの歯列の乱れや、治療後の微妙な高さの差が、顎に余計な負担をかけます。

・歯ぎしりや食いしばりによる過負荷
無意識に歯を強く噛みしめる習慣は、顎関節や首まわりの筋肉を緊張させ、こりや痛みを引き起こします。

・長時間の悪い姿勢
デスクワークやスマホの使用で頭が前に出る姿勢は、噛み合わせに影響を与え、肩や首への負担を増やします。

・日常の小さな癖
片側ばかりで噛む、頬杖をつく、寝るときの向きが偏るなど、無意識の習慣が噛み合わせを歪める要因となります。

そのほかにも、歯を失ったまま放置することや、合わない入れ歯・被せ物を使い続けることも噛み合わせの乱れにつながります。こうした要因が重なることで、顎や肩のこりといった症状が強く現れることがあります。

歯科でできる改善方法

◎咬合調整(こうごうちょうせい)
咬合紙などで上下の当たり方を確認し、強く当たる部分をほんのわずかに調整します。高さや接触点を整えることで、噛む力の偏りをやわらげ、顎や筋肉への負担軽減が期待できます。

◎ナイトガードで歯ぎしりを軽減
就寝時に装着するマウスピースで、歯ぎしり・食いしばりから歯や顎関節を保護します。摩耗や欠けを防ぎ、朝のだるさやこわばりの緩和に役立つことがあります。

◎補綴治療(入れ歯・ブリッジ・インプラント)で安定化
失った歯を適切に補うと噛み合わせのバランスが整いやすくなります。設計や高さを丁寧に合わせることで、片側噛みや過負担のリスクを抑えられます。

◎歯列矯正で根本的に整える
歯並びや上下の関係そのものに原因がある場合、矯正治療で位置関係を改善します。時間は要しますが、長期的な安定につながる選択肢です。

※最適な方法は症状やお口の状況で異なります。自己判断せず、診査・診断にもとづいて治療計画を立てることが大切です。

自宅でできるセルフケアと習慣改善

顎や肩の不調をやわらげるためには、歯科での治療だけでなく日常生活でのセルフケアも大切です。毎日の小さな工夫が、噛み合わせの安定や筋肉の緊張緩和につながります。

①片側だけで噛む癖をやめる
食事のときに片側ばかりで噛むと、顎関節や筋肉に偏った負担がかかります。意識して両側の歯を使い、バランスよく噛むことを心がけましょう。

②デスクワーク中は姿勢を意識する
前かがみや猫背は首や肩に負担をかけるだけでなく、顎の位置にも影響します。背筋を伸ばし、モニターの高さを調整することで姿勢が安定しやすくなります。

③就寝時は横向き・うつ伏せを避ける
寝姿勢も噛み合わせに影響します。横向きやうつ伏せは顎に偏った力がかかるため、仰向けで寝る習慣を意識すると安心です。

④上下の歯を離して顎をリラックスさせる
日中の食いしばりは無意識に起こりがちです。ふと気づいたときに「上下の歯を離す」意識を持つと、顎の筋肉が緩み、疲れやこりの軽減につながります。

こうしたセルフケアを取り入れることで、不調の予防や治療効果の維持がしやすくなります。

まとめ

顎のだるさや肩こり、慢性的な頭痛といった症状は、単なる疲れや姿勢の悪さだけでなく、噛み合わせの乱れが背景にある場合も少なくありません。噛み合わせがずれた状態を放置すると、症状が慢性化し、肩や首のこりが悪化したり、歯の摩耗や顎関節のトラブルなど全身に広がる不調を招く恐れがあります。

「少し違和感がある」「朝起きると顎が疲れている」と感じた段階で、早めに歯科で相談することが大切です。歯科医院では咬合調整や補綴治療、ナイトガードの装着、必要に応じた歯列矯正などを通じて、噛み合わせを整え快適な状態へ導くことが可能です。

また、日常生活でのセルフケアも欠かせません。片側だけで噛む癖を避ける、正しい姿勢を意識する、無意識の食いしばりに気づいたら顎をリラックスさせるなど、小さな工夫が予防につながります。

当院は、皆様の「行きたい歯医者」であることを目指し、丁寧な診療とわかりやすい説明を心がけています。咬合調整をはじめ、義歯・入れ歯・補綴治療、虫歯・歯周病治療、ホワイトニング、矯正治療、予防歯科など、幅広い診療を行っております。

噛み合わせや顎・金田、WEB予約も受け付けております。ぜひ一度ご覧ください。

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