tel 075-711-0118

〒606-0018京都府 京都市 左京区
岩倉中河原町193

ご予約はこちら

MENU

月・火・水・金・土

09:15〜13:00(最終受付12:00)
14:30〜18:15(最終受付17:45)

※祝日のある週の木曜日は8:45〜12:30(最終受付12:00)になります。 土曜日の診療時間は8:45〜17:00(最終受付16:30)になります。 宜しくお願い致します。
休診日
木・日・祝
京都市左京区岩倉の歯医者「金田歯科医院」木野駅徒歩5分です。

どのような親知らずは抜くべき?抜かなくてもよいケースと流れも

2025.06.13

こんにちは。京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」です。

親知らずを抜歯する様子

親知らずが生えてきた時、抜くべきかどうか悩む方は非常に多いです。生え方や位置によって抜歯の必要性は変わりますが、実際に抜くかどうかの判断は、今現れている症状や将来のリスクを考慮しながら決めることが大切です。

この記事では、どのような親知らずなら抜くべきなのか、抜かなくてもよいのはどのような場合なのか、解説していきます。また、抜歯の流れや注意点についても触れていきます。

親知らずとは

親知らずについて説明する歯科医師

親知らずとは、正式には第三大臼歯(だいさんだいきゅうし)と呼ばれる、一番奥に生える永久歯のことです。一般的に17歳から25歳の間に生えてくることが多く、親が知らないうちに生えてくる歯という意味で親知らずと呼ばれています。

親知らずは上下左右の奥歯の一番後ろに位置し、最大4本生えます。必ずしも4本すべてが生えるわけではなく、1〜3本しか生えない場合や、1本も生えない場合、生えていても歯茎に埋まったままで見えない場合もあります。

親知らずがまっすぐ生えていれば問題ありませんが、多くの場合は斜めや横向きに生えたり、部分的にしか出てこなかったりします。そのため、さまざまなトラブルの原因になります。

例えば、親知らずが周囲の歯を押して痛みが出たり、汚れが溜まって虫歯や歯周病の原因になったりします。また、歯茎が腫れて炎症を起こすこともあります。

こうした理由から、親知らずは抜歯の対象になることが多いですが、無理に抜かずに経過観察するケースもあります。

どのような親知らずは抜くべき?

横向きに生えた親知らず

親知らずは必ず抜かなければならないわけではありませんが、以下のような状態にある場合は抜歯を検討する必要があります。

斜めや横向きに生えている場合

親知らずが斜めや横向きに生えている場合は、抜歯を検討したほうがよいかもしれません。隣の歯を押して、痛みや炎症を引き起こすことがあるからです。

特に、横向きに生えている親知らずはブラッシングが難しいため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。周囲の歯まで悪影響が及ぶため、抜くことが推奨されます。

周囲に腫れや痛みが起こる場合

親知らずの周囲に歯茎の腫れや痛みが繰り返し起こる場合も、抜歯が検討されることがあります。智歯周囲炎と呼ばれ、親知らずの周囲の組織に炎症が生じている状態です。慢性的に炎症が続くと、痛みが強くなり日常生活にも支障をきたすため、抜歯が検討されます。

虫歯がひどく治療が難しい場合

虫歯が重症化して治療が難しい場合も抜歯が検討されます。親知らずは位置的に治療が困難なことが多く、虫歯が再発する可能性も高いです。放置していると、隣接する歯にも虫歯が広がるリスクがあるため、早めに抜歯することが望まれます。

顎の骨や神経に悪影響を及ぼす場合

さらに、親知らずが顎の骨や神経に悪影響を与える可能性がある場合も注意が必要です。例えば、顎の骨が薄い部分に無理に親知らずが生えていると、顎関節に負担がかかり顎の痛みや違和感を引き起こすことがあります。

神経に近い場合は、抜歯時に神経を傷つけるリスクもありますが、適切な処置を行うことで防げます。

矯正治療を行う場合

矯正治療を行う場合や将来的に歯並びに悪影響を及ぼす可能性がある場合も、抜くことが多いです。矯正治療では、親知らずの存在が歯並びの調整に支障をきたす可能性があると、治療前に抜歯を検討します。

抜かなくてもよい親知らずとは

抜かなくてもよい親知らずのイメージ

親知らずがあっても、必ずしも抜かなければならないわけではありません。ここでは、抜かなくても良い親知らずの特徴を紹介します。

まっすぐ正常に生えている場合

抜かなくてもよい親知らずとして、正常にまっすぐ生えていて、噛み合わせに問題がない場合が挙げられます。虫歯や炎症のリスクが低いため、経過観察が可能です。

歯ぐきの中に完全に埋まっている場合

歯茎の中に完全に埋まっている親知らず(埋伏歯)も、痛みなどの症状がなければ抜歯の必要はありません。埋伏歯は外から見えず、周囲の組織に悪影響を及ぼしていなければ、そのままにしておくことが一般的です。

ただし、定期的なレントゲン検査で状態をチェックし、問題が起きていないか確認することが大切です。

問題が出ていない高齢者の場合

年齢が高くなっても親知らずが問題を起こしていない場合は、無理に抜かずにそのまま維持する選択もあります。抜歯はある程度の身体的負担を伴うため、リスクとメリットをよく考えて判断しなければなりません。

ただし、周囲の歯や組織に悪影響がないかどうかも重要なポイントです。歯磨きが十分にできず、虫歯や歯周病のリスクが高い場合は、症状が出る前でも抜歯を検討することがあります。

親知らずを抜く流れ

親知らずを抜く治療の様子

ここでは、親知らずを抜く場合の治療の流れを解説します。抜歯を検討している方は把握しておきましょう。

診察と検査

まずは歯科医院での診察と検査です。レントゲン撮影を行い、親知らずの位置や生え方、周囲の骨や神経の状態を詳しく確認します。これにより、抜歯の難易度やリスクを判断します。

抜歯に関する説明

次に、抜歯の説明と同意確認が行われます。歯科医師から抜歯の方法や所要時間、術後の注意点やリスクなどについての説明を受けます。この時、不明点があれば質問しましょう。

抜歯手術

実際の抜歯は、局所麻酔を使って痛みを抑えながら行います。麻酔が効いたら、歯茎を切開して親知らずを露出させます。親知らずが埋まっている場合は、歯を分割して取り出すこともあります。手術にかかる時間は30分から1時間程度です。

止血・術後のケア

抜歯後は、傷口を縫合して止血します。血が止まるまで圧迫を行い、出血が落ち着いたら帰宅できます。抜歯後は麻酔が切れるまで安静にし、痛みや腫れが出ることがあるため、医師の指示に従い冷却や服薬を行いましょう。

抜歯の翌日以降は、食事の制限や口内の清潔を保つためのケアが重要です。硬いものや刺激物は避け、うがいは優しく行いましょう。また、喫煙や飲酒は治癒を遅らせるため、控えることが望ましいです。

万が一、強い痛みや腫れ、出血が長引く場合は早めに歯科医院を受診しましょう。適切な処置で回復を促すことが大切です。

親知らずを抜いたあとに注意すること

親知らずを抜いたあとの注意点イメージ

親知らずを抜いた後、適切なケアを行わなければ、痛みや腫れ、感染症などのトラブルが起こる可能性があります。抜歯後の傷口は非常にデリケートな状態であり、日常の行動が回復に大きく影響します。

特に、初めの数日は出血や腫れが起きやすいため、注意深く過ごすことが大切です。ここでは、抜歯後の痛みや腫れの対処法など、回復をスムーズに進めるために知っておきたいポイントを詳しく解説します。

抜歯後の出血と止血の方法

抜歯直後は出血しますが、ガーゼをしっかりと噛んで圧迫することで止血を促せます。血が止まらない場合でも、無理にうがいをしたり、口の中を触ったりしないようにしましょう。強いうがいや刺激は、血餅を剥がし治癒を妨げる原因になります。

痛みや腫れのケア

抜歯後の痛みや腫れは数日間続くことが多いです。医師から処方された痛み止めをきちんと服用し、患部を氷嚢などで冷やすと症状を和らげられます。

ただし、冷やしすぎないように注意し、15分冷却、15分休むというサイクルで行いましょう。

食事の注意点

抜歯後は柔らかく刺激の少ない食事を選び、熱いものや辛いものは避けましょう。食べ物のカスが傷口に入るのを防ぐため、食後は優しくうがいをし、口内を清潔に保つことが重要です。

ただし、強いうがいは避けてください。

避けるべき行動

喫煙や飲酒は治癒を遅らせるだけでなく、感染症のリスクを高めます。運動や激しい活動も出血を引き起こす恐れがあるため、抜歯後は安静に過ごすことが望ましいです。

合併症の兆候と対処

抜歯後に激しい痛みや腫れ、発熱が続く場合はドライソケットという合併症の可能性があります。速やかに歯科医院を受診し、適切な治療を受けることが必要です。

まとめ

親知らずを抜き快適に過ごす笑顔の女性

親知らずは生え方や口の中の状態によって、抜くべきか抜かなくてもよいかが異なります。斜めや横向きに生えていたり、痛みや炎症を繰り返したりする場合は抜歯を検討する必要がありますが、正常に生えていて問題がなければ経過観察も可能です。

抜歯は歯科医師の診断のもと、適切な方法で安全に行われます。また、抜歯後は出血や痛み、腫れに注意し、食事や口腔ケア、喫煙や飲酒の制限など正しくケアすることが重要です。万が一、異常を感じた場合は早めの受診を心がけましょう。

親知らずの抜歯を検討されている方は、京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、皆さまの「行きたい歯医者」を目指して診療を行っております。虫歯・歯周病治療、ホワイトニング、矯正治療、予防歯科など、さまざまな治療に力を入れています。

ホームページはこちらWEB予約も受け付けております。ぜひ一度ご覧ください。

Optimized with PageSpeed Ninja