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2023.01.05
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
京都市左京区の歯医者、金田歯科医院の院長の金田直樹です。
本日のお話はお子さんの歯磨きに関してのお話です。
お子さんの虫歯予防には、お子さん自身に歯磨きの習慣をつけることが大切です。しかし、小さいお子さんの場合はなかなか一人では上手に歯ブラシをすることができません。おおよそ、10歳から12歳くらいまでは保護者の方の仕上げ磨きが必要です。仕上げ磨きは寝かせ磨きで行っていただくことをお勧めします。膝の上にお子さんの頭をおいて、上からお子さんのお口の中をのぞきこむような形でする体勢です。このような体勢で仕上げ磨きをしていただくと、お子さんのお口の奥までしっかり見ながら歯磨きをすることができます。特に一番奥の歯を、しっかり磨いてあげましょう。
磨く順番ですが、難しい場所からしていただくと良いと思います。1番難しいのは下の歯の舌側です。この場所は舌があって磨きにくいです。次に磨きにくいのは上の歯の内側です。その後は下の歯の噛み合わせの面、上の歯の噛み合わせの面を磨いていただき、最後は上下の歯のほっぺた側を磨いてください。ほっぺた側を磨く際の注意事項としてはお子さんに軽く口を閉じてもらうとしてもらうと磨きやすいです。
歯磨き粉は無理に使う必要はありません。歯磨き粉をつけ過ぎてしまうと口の中が泡だらけになってしまい、どこが磨けているのかわからなくなってしまいますので、少なめがおすすめです。お子さんの小指の爪くらいが歯磨き粉の量の目安です。歯ブラシの大きさは、お子さんの前歯二本分程度でヘッドが小さく、毛の長さが大人のものより短いものを使いましょう。特に寝る前の歯ブラシは虫歯予防には大切です。一日の汚れをしっかり落としてから寝るようにしてください。眠くなる前にしっかりと歯を磨くことをお勧めします。
また、永久歯への生え変わりなどの時期は歯ブラシが難しいです。歯茎から生えたての永久歯は高さが低いので歯ブラシの毛先が当たりにくいです。小刻みに歯ブラシを動かすことで毛先が当たりやすいです。
しかし、お子さんの歯磨きはなかなか難しいものです。可能でしたらぜひ歯科医院で定期的なフッ素塗布をしていただいて、虫歯予防をしていただいたり、ご家庭でフッ素による予防をしていただけると幸いです。
本日も長文を読んでいただきありがとうございました。