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歯根膜って?

2022.08.06

猛暑が続きますが夏野菜が美味しい季節になりましたね。
トマトにナスにきゅうりに、、。
特にきゅうりは約95%を水分が占めており カリウムやビタミンCなどの栄養素が多く含まれています。
カリウムは夏バテ防止にも効果がありますので暑い夏にぴったりです。
またきゅうりの特徴としては歯ごたえではないでしょうか?
この歯ごたえを感じるためにはお口のある部分が深く関わっています。
ではここで問題です。
どこで歯ごたえを感じているでしょうか?
歯ぐき?
歯の神経?
あごの骨?
実は歯根膜という歯と顎の骨をつなぐ組織で感じ取っています。
この歯根膜の厚さは0.3mmほどしかありません。とても薄い歯根膜ですが大切な役割があります。
それがクッションとセンサーの役割です。
食べものを噛むとき歯にはとても強い力がかかっています。
歯根膜はその力をクッションのように
吸収・分散し、歯や骨を保護してくれています。かたいものをガリッと噛んでしまっても
歯や周りの骨が無事なのはそのおかげです。
また、噛んだ時のかたさや感触といった
微妙な刺激は歯根膜が脳に伝えています。
そのおかげで歯ごたえを感じられています。
他にも食品のかたさに応じて噛む力を調節することにも歯根膜は役立っています。
食べ物の色々な食感を楽しめるのは歯根膜があるおかげなのです。
そして歯根膜は一度失うと戻りません。
歯根膜は歯が抜けると一緒にとれてしまいます。
歯を失ったところに入れ歯やインプラントで
抜けた歯を補ったとしても歯根膜が元に戻ることはありません。
要するに一度でも歯根膜を失ってしまうと、
食べたときの食感も一緒に失われてしまうのです。
そうならないために自分自身の歯を守ることが大切です。
歯を失う大きな原因にはむし歯や歯周病があります。
定期的に歯科医院で定期検診を受けてご自身の歯を守りましょう!

あと、ちょっとした豆知識です。
ものを噛むと頭が良くなる、というお話があるかと思いますが、これは本当かどうか?
答えは本当です。良く噛むことによって歯根膜の感覚を感じ取る脳の中の三叉神経が刺激されます。三叉神経は脳の神経の中で最も太い神経です。また良く噛むことで、運動や感覚をコントロールする脳の部分、思考・記憶・コミュニケーションをとる際に働く脳の部分、意欲的に活動する時に働く脳の部分が活性化されることも研究によって明らかになってきました。
ご自身の歯で良く噛むことはいいこと尽くしです。ぜひ、長くご自身の歯でお食事をしていただきたいと思います。

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