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2022.06.27
京都市左京区岩倉の歯医者、金田歯科医院の院長の金田直樹です。
梅雨の時期に入りジメジメした日が多いですが、体調は崩されていませんでしょうか?
梅雨が明けると本格的に夏がやってきます。熱中症対策、水分補給をしっかりしてまずは梅雨を乗り切りましょう!
今日のお話は歯の着色の原因や歯の着色を起こしやすい物についてです。
唐突ではございますが、
・タバコを吸っている
・コーヒーやワイン(特に赤ワイン)などが好き
・歯並びに問題がある
・口呼吸をしている
皆さま、当てはまる項目はありましたか?
いくつかの項目に当てはまる方は歯に着色が付きやすい、もしくは既に気がついておられる方もいるかもしれません。
実は、色の濃い食べ物には着色のもととなるポリフェノール、タンニンという物質が含まれています。
歯の表面はペリクルという薄い膜で覆われています。この膜に紅茶/コーヒー/ワイン/タバコのヤニなどが付着して着色がつきます。
特にタバコのヤニの成分であるニコチンやタールは褐色に変色し、唾液中のカルシウムなどと結びついて歯に固着し、黄ばみやすさに繋がります。
そして、着色が付きやすい物の代表例と言えばコーヒーや赤ワインですよね。ちなみに、白ワインは色素は付きませんが着色の原因にはなります。
白ワインは赤ワインよりも酸性が強く、歯のエナメル質を溶かしてしまいます。
溶けてしまった歯の表面には荒い溝ができてしまい、その溝に着色が入ってくすみの原因になってしまいます。
ですので、紅茶/コーヒー/ワイン等を飲んだ後は歯磨きが出来る状況が理想です。せめてうがいやお水を飲んでもらえると良いかと思います。
着色は歯のクリーニングの際にPMTCという方法で着色汚れを落とすことができます。
重度の着色は一度では落とすことが難しい場合もあります。
これらは歯の表面に着く着色です。
一方、歯の内側が原因で歯の着色が着くこともあります。
転けたりして歯を強打すると歯の神経が痛んでくることがあります。歯の神経が痛むと神経が壊死してきます。すると歯の色が黒くなります。
また歯の神経をすでに取っている歯も色が黒くなる場合があります。歯の神経を取ると歯に栄養を補給する血管もなくなりますので、栄養がなくなった歯の色が黒くなるのです。
また年齢を重ねるにつれて歯の表面のエナメル質が薄くなったり亀裂が入ることがあります。エナメル質が薄くなるとエナメル質の下の黄色みがある象牙質の色が見えるので歯の色が黄色みを帯びることがあります。エナメル質に亀裂が入るとそこに色が入り込んで着色することもあります。
また、最近はホワイトニングを希望される患者様も多くみられます。
より審美的な白い歯をご希望の方にはホワイトニングがおすすめです!
本日も長文を読んでいただきありがとうございました。