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2022.06.19
京都市左京区岩倉の歯医者、金田歯科医院の院長の金田直樹です。
今回のお話はTCHについてのお話です。
TCHという言葉を初めて聞いた、という方が大半だと思います。
TCHというのは「上下歯列接触癖(Tooth Contact Habit)」のことを言います。
このブログを読んでいただいているまさに今、皆さんの上と下の歯は触れ合っていませんか?
もし上と下の歯が触れ合っている方はTCHです!
実はお口を閉じている時に上と下の歯の間には安静空隙と言って1~3mm程の隙間があるのが正常です。
上下の歯が触れ合っているのは主に
①会話をするとき
②ご飯を食べる時
③飲み込む時
に瞬間的に触れ合います。
ですので1日を通して上下の歯が接触している時間は平均でなんと20分ほどと言われています。
ではどんな時にTCHが起こるのかというと、 仕事中のパソコン作業中、スマホを見ている時、家で家事をしている時、読書をしている時、テレビを観ている時、ゲームをしている時などです。
これらの無意識下でしてしまうTCHは歯にどのような影響が出るのかということについてお話します。
・歯周病の悪化
歯が接触し力が加わることで歯に負担がかかります。
・歯が欠けてしまう
虫歯でもないのに力のかかり過ぎが原因となってしまいます。
・粘膜が傷つく
気づかないうちに舌やほっぺを噛んでしまう事が原因です。
・顎が痛くなる
他にもたくさんの原因がありますがこんなにもお口の中に影響が出てきてしまいます。
これらの影響が関係すると頬に白い線のような跡が付いたり、舌に歯型がつくいたり、歯が削れてすり減ってしまう、などの特徴があります。
どうしたらTCHを予防できるのでしょうか?
ほんの一例ですがご紹介したいと思います
・付箋や紙を貼り、それを見る度脱力をする
です。
脱力とは具体的にどうするのか?についてですが、実は簡単です。深呼吸です。
鼻からゆっくりと息を吸って、口から息をふうっと吐いてください。すると身体がリラックスしますので少し歯が離れます。意識的に口を開けようとすると筋肉に力が入るので逆に顎が痛くなることがありますのであくまで、自然な身体の反応による脱力をお願いいたします。
是非やってみて下さい!
私自身も仕事中や何かに集中している時食いしばっている自覚があるので意識して生活します。
今日も長文を読んでいただきありがとうございました。