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2022.05.01
本日は、乳歯がグラグラした場合のお話です。
京都市左京区岩倉の歯医者、金田歯科医院の院長の金田直樹です。
子供の歯を歯医者で抜いた経験がある方は多いのではないでしょうか?
乳歯から永久歯へ生え変わる時に乳歯が抜けそうになり、グラグラしてくると気になって指や舌で触ったり、食事や歯みがきのときに違和感や痛みがあったりすることがあります。
乳歯が抜ける仕組みについてのお話です。
各々の歯は各々の時期になると乳歯の下に永久歯が成長しています。
永久歯は乳歯の下から乳歯の根っこを溶かしながら徐々に出てきます。
この根っこが溶かされる、のは自然なことです。
乳歯の根っこは溶けるのは自然です。
ただし、余談ですが永久歯の根っこが溶けるのは病的なことがあるので一度歯医者で診てもらうことをお勧めします。
根っこが溶かされることにより、乳歯はグラグラして抜け落ち、永久歯へと生え変わります。
個人差がありますが大体3歳頃までに乳歯が生えそろい6歳~12歳頃にかけて乳歯から永久歯へと徐々に生えかわります。
乳歯がグラグラしているのに、なかなか抜けない
しばらく経っても抜けない場合は当院にご相談下さい。ひょっとすると乳歯の真下から永久歯が生えてきていないために中途半端に乳歯の根っこが溶けている可能性があります。
この場合、大方、永久歯が斜めに生えてくるので早急に乳歯を抜いた方がいいことが多いです。
続いて乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきた、場合のお話です。
顎の骨の成長が小さくて永久歯が並ぶスペースがないと乳歯の裏側や横から永久歯が生えてくることがあります。
乳歯がグラグラしていれば自然に抜ける場合もありますが乳歯がグラグラしていないのに永久歯が生えてきた場合は、乳歯の根の吸収がうまくいっていない可能性もあります。
乳歯の真下から永久歯が生えてきていない場合はこのようなケースが多いです。
少し様子を見ても抜けないなど不安な場合はご相談下さい。
続いて乳歯が抜けたのに永久歯が生えてこない、場合のお話です。
乳歯が抜けたにもかかわらず永久歯が生えてこない場合があります。
2~3ヶ月くらい経っても永久歯が生えてこない場合はご相談下さい。
顎の骨の中に永久歯が埋まっている、歯茎の下で永久歯が動かない、または一部の歯が先天的に欠如している可能性もあります。
場合によっては麻酔をして歯茎を切開したり、矯正によって歯を引っ張る必要がある、場合がありますので歯科医院で診察を受けていただくいたことをおすすめします。
その場合はレントゲンで歯茎の中の永久歯の様子を確認します。
生えてきた永久歯がギザギザしている
これは異常ではありません。
永久歯が生え揃い前歯で噛み切るような食事をしていく中で自然と丸みを帯びていきます。
乳歯の生え変わりには個人差がありますので不安なことがある場合はご相談下さい。
本日も長文を読んでいただきありがとうございました。