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2022.04.02
京都市左京区岩倉の歯医者、金田歯科医院の院長の金田直樹です。
今日のお話は、災害に備えよう、についてです。
先日も京都で夜に地震がありました。皆様も怖い思いをされたのではないでしょうか?
最近地震や台風や豪雨などの自然災害が毎年起きていて、いつどこでどんな災害に遭ってしまうか不安になりますよね。
災害時にはさまざまな面で普段と全く異なる生活になってしまいます。
お口の問題もそうです。
例えば、
・水の不足のために歯磨きやうがい、入れ歯の手入れなどを控えるようになる=口の中の環境が悪化する
・トイレが近くなりやすいため水分摂取を控える=口の中が乾燥する
など、お口の健康を維持することが難しくなってしまいます。
そこで災害時など制限のある生活の中でもなるべくお口の健康も守るため、非常持ち出し袋の中に入れておくと良いものがあります。
歯ブラシ、フロス
歯間ブラシ
デンタルリンス(マウスウォッシュ)
入れ歯洗浄剤、入れ歯保管ケース
です。
余談になります。若い方は経験されていないかもしれませんが、阪神淡路大震災が1995年に起こりました。朝の5時46分というほとんどの皆さんが寝ている時間帯での地震でした。寝ている際、入れ歯は外して寝ている方が多いと思います。なぜなら入れ歯をつけたまま寝ないように歯科医院で言われるからです。稀に寝ている時間も入れ歯を入れてください、とお願いすることはありますが、ほとんどは外してください、とお伝えしています。理由はまた別の機会にお伝えします。
阪神淡路大震災の時も入れ歯を外して寝ている方が多かったので、震災直後は入れ歯がない方が多くいらっしゃいました。
これは仕方がないことだと思います。地震の時はまず命の確保が第一優先です。
災害時のお口のケアの例としては、
歯磨き
・水が不足している場合はうがいの必要な
歯磨き粉を使わずにマウスウォッシュや歯ブラシだけで磨く
・ガーゼや口腔ケア用のウェットティッシュで拭き取る
入れ歯
・水が不足しているときはガーゼや
口腔ケア用のウェットティッシュで拭き取る
・可能であれば夜は外して入れ歯洗浄剤を使用する
唾液による自浄作用
・食事をよく噛んで食べ、唾液を沢山出して自浄作用を高める
うがい
・うがいの水は一度にたくさん口に含まず、少量で数回に分けて行う
災害はいつ起こるか予測ができないので、非常持ち出し袋の中の水や非常食などの確認の時に必要なものを追加してみて下さい。
今日も長文を読んでいただきありがとうございました。