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2022.04.24
乳歯なら虫歯になっても大丈夫?
京都市左京区岩倉の歯医者、金田歯科医院の院長の金田直樹です。
4月になり、新生活のスタートですね。
進学、進級、新社会人の皆様おめでとうございます。
今回は乳歯の虫歯についてのお話です。
“乳歯(子供の歯)が虫歯になっても大人の歯が生えてくるから大丈夫”
と思っていませんか?
実はそれは間違いなのです。
では乳歯の虫歯をそのまま放置するとどうなるのでしょうか?
1.永久歯(大人の歯)の虫歯のリスクが高まる
乳歯が虫歯になり根の先まで膿が溜まると
その下の永久歯が弱くなる、形が変形する、虫歯になる
などの悪い影響を受ける可能性があります。
2.永久歯の歯並びに影響
乳歯の虫歯の放置によって歯を抜けたままにしていると隣の乳歯が寄ってきて歯並びの乱れの原因になる場合があります。
3.よく噛めない
虫歯になり歯が痛むことで子どもの食欲が
減ったり、お肉や野菜など良く噛まないといけない食べ物を嫌がるようになり、やわらかくて咬みやすい物を好むようになる傾向があります。
また、偏食になり栄養バランスが崩れてしまうこともあります。
またうまく噛めなくなることは、
かむ回数が減ることにより、
噛む力の発育が妨げられたり、顎の発達を妨げることに繋がります。
強いては噛まないことで脳への刺激が少なくなり集中力が下がるなどもあります。
ですので乳歯も大切ですし、
健康な永久歯が生えてくる環境を整えておくことが大事です。
乳歯と永久歯は生え変わりに密接な関係があります。
乳歯が虫歯になると、その下で控えている大人の歯にも影響がでてきます。
乳歯が虫歯になっているということはお口の中に虫歯菌が多いということです。つまり永久歯も虫歯になりやすい状況ということです。
乳歯だからと軽視せず、しっかりと磨いて
虫歯にならないようにしましょう。
しっかりと磨いているようでも気が付かない内に虫歯ができていたり、歯垢が溜まっていたりすることもあります。
日頃からご家族の方の仕上げ磨きやお口の中をチェックしてあげることが必要不可欠です。
もし虫歯ができてしまったら、できるだけ早く受診してください。
虫歯予防のためにフッ素を塗ることも非常に効果が高く、大切です。
普段からかかりつけの歯科医院で定期検診を受けていると予防になりますし、万が一虫歯になった時にも早期発見に繋がります。
定期的な歯科医院でのクリーニング、予防をお勧めいたします。学業で忙しいお子様も痛みがなくても、夏休み、冬休み、春休みなど定期的な受診をおすすめいたします。
今日も長文を読んでいただきありがとうございました。