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京都市左京区岩倉の歯医者「金田歯科医院」木野駅徒歩5分です。

上下の歯の接触のし過ぎはお口にとってよくない

2021.10.21

京都市左京区岩倉の歯医者、金田歯科医院の院長の金田直樹です。

親知らずを除くと皆さんのお口の中には約28本の永久歯があります。人によっては永久歯がもともとないことがあります。このような状態を先天性欠損と呼びます。

上下の歯を使ってしっかり食事をしたり会話をしたりしていただきたいのですが、歯の接触のし過ぎには注意が必要です。

なんでもそうですが、過ぎたるは及ばざるが如しです。

上下の歯が接触するのは食事の時、会話の時、何かを飲み込む時、の三パターンです。プラスαするなら、あとは力を加えるときです。

これらの際に上下の歯が接触しますが、この一回一回の瞬間瞬間の接触の時間を足すと1日20分ほどという研究結果があります。

そんなに短いの⁈と思われた方も多いのではないでしょうか?過剰な上下の歯が接触が起こると、歯の周りの歯茎や骨に血行不良が起こったり、顎を開いたり閉じたりする筋肉に疲労が起こったりします。血行不良が起こると、噛んだら痛い、歯周病が進む、歯の神経が痛む・壊死する、といった症状が現れます。

その他、歯が割れたり、ヒビが入ったり、被せ物が取れたり、歯の亀裂の部分から虫歯になったりします。

筋肉の疲労が起こると、顎関節症を引き起こしたり、頭痛を引き起こしたり、肩が凝ったり、疲労感を感じたりします。

こういった歯の接触は癖です。歯列接触癖と呼ばれます。TCHと略されます。正確にはTooth Contacting Habit と英語では表記され、日本語で言えば、上下の歯を接触させる癖のことです。

この癖をなくすにはどうすればいいのか。他の癖と同様に癖なのでなかなかゼロにすることは難しいです。

しかし、このブログのお話を思い出していただいた時だけで構いませんので、深呼吸をしてください。鼻からゆっくり息を吸って、口からゆっくり息を吐いてください。すると体がリラックスするので、上下の歯が少し離れます。そのまま唇をそっと閉じてください。これを繰り返していただくと歯の接触する頻度、回数が減ってきます。

あくまで思い出していただいた時だけで構いません。

急に歯の接触する癖をゼロにはできません。徐々にでいいので焦らずやってみてください。

思い出すツールとして付箋などに歯を離す、と書いていただいて目のつくところに貼ってください。その付箋が目に入ったときに先ほどお伝えした深呼吸をしてみてください。歯の接触が減るだけで不快症状が減ることがあります。

今すぐにでもできることなのでしてみていただければ幸いです。

左京区 歯医者 金田歯科医院 歯の接触
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