京都市左京区岩倉の歯医者「金田歯科医院」です。

スマホ首が歯が痛い原因⁈

2021.10.13

京都市左京区岩倉の歯医者、金田歯科医院の院長の金田直樹です。

歯が痛い、凍みる、違和感がある、ちょっと前まで歯が痛かったが今は痛くない、など歯の不快症状で来院される患者さんは10年前に比べて多いように思います。

その原因は意外なものの普及にあります。それはスマートフォンです。

“スマホ首”

というワードを聞いたことがある方は多いのではないでしょうか？

ここ数年で、スマホやipadが普及し子供から高齢者まで幅広く使われる方が増えましたよね。

つい隙間時間に手にスマートフォンを持たれたりしていませんか？

スマートフォンに集中してる時どんな姿勢ですか？

以前姿勢についてお話しましたが、スマホが姿勢に深く関わっています。

ではまずチェックしてみましょう！

スマホに集中している時、上下の歯はどんな状態でしょうか。

上下の歯はくっついていますか？

それとも2,3cm離れていますか？

おそらく歯は接触していると思います。スマホを見ると視線は下を向きます。視線が前を向くと下顎にスペースがあるので歯が接触しませんが下を向くので歯は接触する傾向にあります。

歯が接触すると歯の周りの歯茎や歯を支えている骨に行き渡る血液量が減ります。すると噛んだら痛い、歯が凍みる、などの不快症状が現れます。

この姿勢が悪いという状態が続くと身体全体に影響が出ます。身体は頭から足まで筋膜という構造で繋がっています。その真ん中のあたりにある構造物がお口です。姿勢が悪いと噛み合わせに問題が生じたり、歯に余計や負担がかかったりします。すると歯が痛くなったりしみたりします。

スマホ首とはどういった首の状態なのでしょうか？

スマホ首の方は首が真っ直ぐになってしまっています。

このチェックの仕方は、

壁に

・かかと

・お尻

・頭

をつけます。

その状態で首の状態を確認してみましょう。

真っ直ぐになっていませんか？

本来背骨はS字を描いていますが、スマホ首はストレートネックと呼ばれるまっすぐな首になります。すると筋肉に負荷がかかり肩が凝ったり、頭が痛くなったりします。

悪い癖が積み重なりそれを補おうとして体がゆがんだりする原因になってしまいます。

歯が痛い、凍みる場合、応急処置として対応しますが、根本原因にはこういった悪い姿勢が原因の場合もあります。

そのくらい正しい姿勢が大事なのです！