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2021.08.13
京都市左京区岩倉の歯医者、金田歯科医院の院長の金田直樹です。
歯と全身のつながり
唐突ではございますが、毎日なんの不自由もなく思い通りの毎日を過ごしたいですよね。しかしながら、病気になれば思い通りの生活が送れなくなってしまいます。
病気になる原因は様々ですが、予防できる病気の代表例が生活習慣病です。
健康対策の一例が、歯磨きです。
歯磨きといえば、
歯ブラシ
歯間ブラシ
舌ブラシ
フロス
などを使ってお口の中を綺麗にすることですよね。
歯磨きは口のなかを磨くことによって食べ物のカスや歯にいる細菌を落とすことです。
つまり歯磨きをしないと細菌がどんどん増えていきます。
では増えてしまった細菌はどんな影響を及ぼしているのでしょうか?
お口の中には約700種類、10億個の細菌がいると言われています。身体の中で最も細菌数が多い場所とされています。
これらの細菌の中には悪さをするものもいます。
歯が溶かされたり骨が溶かされたりするのが虫歯や歯周病です。
歯がなくなれば満足に噛むことは出来なくなり、食べ物をしっかり噛んで体内で吸収することが出来なくなります。これだけでもカラダはどんどん不健康になります。
主な病気としては、
・肺炎
口から気道という呼吸の通り、肺に細菌がいると肺は炎症をおこします。これが肺炎です。熱が出たり最悪の場合死に至る病です。
ちなみに、日本での疾病別死亡数の第3位は肺炎です。
・糖尿病
糖尿病は血液中の糖分を細胞に取り込めなくなる作用のあるインスリンが出なくなったり、インスリンの効きが悪くなる病気です。
そのため血糖値は高くなり、細胞は糖が不足します。
糖尿病と歯周病には相互関係があり、歯周病が悪くなると糖尿病まで悪くなります。
・不妊や早産
歯周病菌の毒素は子宮の収縮を促します。
そのため不妊や早産の原因になってしまいます。
・骨粗鬆症
骨粗鬆症の薬を使っている方は、抜歯などの小手術以上をするときに注意が必要です。
歯周病になると歯ぐきから出血します。その隙間を狙って細菌は血管の中に侵入します。
血管は頭のてっぺんから足の先まで張り巡らされています。
普段の歯磨きや歯科医院で受ける専門的なクリーニングをしっかり受けてご自身のお口の中に興味を持ち、綺麗にしておくかしないかで、その後の人生で歯を失うリスクが変わると言っても過言ではないかもしれません。
3度の食事をご自身の歯で美味しく食べる、誰かと美味しい食事を楽しむ、これを当たり前のように当たり前の幸せとして皆さんに生活をしていただきたいと願っております。