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2021.06.23
京都市左京区岩倉の歯科医院、金田歯科医院の院長、金田直樹です。
ウイルス、特にコロナウイルスを知らない方はもういないのではないか?というほど、目にしない日がない日々が続いています。
ウイルスの感染予防や重篤化を防ぐために口腔ケアが期待されています。
ウイルスは鼻や口から体内に侵入してきます。鼻は粘膜のフィルターがあるのでウイルスの侵入を防ぐことができますが、口にはフィルターがありません。口腔ケアでお口の中の細菌数を減らし、ウイルスの感染、重篤化の予防に効果があると言われています。口腔ケアには皆さんご自身でするセルフケアと歯科医師や歯科衛生士がするプロケアがあります。セルフケアは歯ブラシや糸ようじで歯を磨いて、舌ブラシで舌の奥から2〜3回手前に磨きます。
歯周病の原因菌は、インフルエンザなどの感染症を体の中に侵入させやすくする酵素(プロテアーゼ)を出します。ですので、口腔ケアをして歯周病の原因菌を減らすと感染のリスクが減ります。
お口の中の細菌数を減らすことで肺炎の重篤化を防ぐことができます。
歯周病菌の弊害として、新型コロナウィルスが細胞に侵入するために必要な糖タンパクを活性化する、新型コロナウィルスが体の中に侵入しやすくする酵素を出す、呼吸器官の免疫力を上げるために重要なビタミンCが消費される、が挙げられます。
ウイルス性肺炎とお口の中の細菌による細菌性肺炎を併発すると、肺炎の重篤化のリスクが上がります。口腔ケアをすることで肺炎の予防につながります。
感染症対策の基本は、三密を避ける、継続的な口腔ケア、手洗い、うがい、咳エチケット、マスクの正しい着用、鼻呼吸などがあります。
新型コロナウイルスが蔓延して、日本中でマスクが着用されて、手洗いやうがいが広く行われるようになり、インフルエンザが劇的に減りました。
新型コロナウイルスはマスクや手洗いだけでは感染がなかなか防ぐことができない、そう言った意味でインフルエンザウイルスよりは脅威なのかもしれません。感染してから発症までに期間があるのも厄介です。インフルエンザは感染してすぐに体調不良になります。
もしコロナウイルスに感染しても重篤化を予防するために今一度、手洗い、うがい、マスク、口腔ケアを心がけて頂きたいと思います。
当院ではコロナウイルス対策を行なっております。ここ最近、半年以上、歯科医院での口腔ケアをされていない方は、一度ご連絡をいただければ幸いです。スタッフ一同お待ちしております。