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2021.06.13
京都市左京区岩倉の歯科医院、金田歯科医院の院長、金田直樹です。
歯ブラシが大事なのは皆さん知っていると思います。ではなぜ大事なんでしょうか?
ブラッシングすることにより細菌の塊のプラークと言われる汚れが、取り除かれます。プラークの毒素は歯茎が腫れたり、出血の原因となりますので、プラークの量を減らせば歯茎の腫れや出血の程度が治まります。
今から約50年ほど前ですが、ある諸外国で、プラークと歯肉の炎症の関係についてある実験が行われました。実験に協力したのは歯学部の学生さん達です。彼らに2週間、歯を磨かずに過ごしてもらって、プラークの量と細菌の種類と歯肉の炎症の状態の関係を調べました。すると1週間もたたないうちに、学生さん達の口腔内の歯茎の状態の炎症が見られるようになりました。それから2週間後、彼らにブラッシングを再開してもらいました。すると歯茎の炎症が見られなくなりました。このほかにも、いろいろな研究の結果、ブラッシングがプラークを減らすことに対して有効である、ことが証明されています。