京都市左京区岩倉の歯医者「金田歯科医院」です。

きれいな歯並びのために子供の頃に注意すること

2021.06.17

京都市左京区岩倉の歯科医院、金田歯科医院の院長、金田直樹です。
歯並びには乳幼児期からの生活習慣が大きく影響します。
歯並びが良くないと見た目だけの問題ではなく、歯ブラシをしにくいため虫歯や歯周病になりやすくなり、顎の発育にも影響を及ぼします。
0歳から2歳児で気をつけることとしては、授乳は可能であれば母乳であげてください。赤ちゃんが母乳を吸うことで、噛む、飲み込む等の口の機能が発達します。
寝るときの姿勢は仰向けで寝かせてください。うつぶせは顎に負担がかかりますので、顎の成長発育に影響及ぼします。
お子さんが夜寝るときに歯ぎしりをしていることがあります。子供の歯ぎしりに関しては問題はありません。残念ながら原因はよくわかっていません。歯の生え替わりによる生理的な現象という説もありますが、解明はされていません。
指しゃぶり、おしゃぶりは3歳までは大丈夫です。
離乳食は子供の歯の生えている本数によって形態が変わります。薄味でお願いします。
生後6ヶ月、子供の歯がまだ1本も生えていない頃は、上下の唇で赤ちゃんに食べ物を捉えさせてください。
1歳頃まで、この頃は前歯が生えていると思います。大きめに切った食べ物を自分の手で口に運んで前歯で噛み切れるようにしてください。こうすることで赤ちゃんは1口の量を覚えます。
2歳頃まで、この頃は奥歯が生えてきます。この頃は子供のペースでゆっくりとご飯を食べさせるようにしてください。
3歳頃まで、この頃になると子供の歯が全て生え揃います。
この頃になるとスムーズにものを噛むことができるようになります。
3歳から5歳で気をつけることとして、指しゃぶりやおしゃぶりは止めさせてください。食事をするときは、唇を閉じて左右の奥歯で均等に噛んで食べてください。またよく噛んで食べてください。おおよそ30回噛んで食べるのが理想です。食事中の姿勢にも注意が必要です。食事中は背筋を伸ばして足の裏は踏み台や床につけるようにしてください。足をぶらぶらさせていると姿勢が安定せず、力が入らないためバランスが崩れます。そうすると上手にご飯が食べることができません。また頬杖はつかないようにお願いします。頬杖をつくと横からの力が顎にかかり顎の成長に悪影響を及ぼします。
今回のお話は歯並びということでお話をしましたが、歯並びが整っていると、ご飯をしっかり食べることができるので、将来健康な子供さんに成長します。
ぜひ、子供さんの将来の健康のため、少しずつ実践していただけると幸いです。