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2024.05.17
目次
こんにちは。京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」です。
歯科衛生士の仕事に興味はあるけれど「長く働けるの?」「需要がある仕事なの?」と不安に思われる方もいるでしょう。歯科衛生士として実際に働いている方のなかにも将来性はあるのか悩んでいる方がいるかもしれません。
この記事では、歯科衛生士の業務内容や現状、将来性について解説します。歯科衛生士の仕事に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
歯科衛生士とは、患者さんのお口の健康を守る専門職です。歯科衛生士として働くためには、文部科学大臣が指定する学校や養成所を卒業後、国家試験に合格しなければなりません。歯科衛生士の仕事内容は多岐にわたります。
歯科衛生士の仕事内容は、以下のとおりです。
それぞれ詳しく解説します。
歯科衛生士は、歯科医師がスムーズに治療を行えるように診療のサポートをします。歯科医師の指示を受けて治療の一部を担うこともあるでしょう。治療で使用する器具の準備や受け渡し、片付けなども行います。
歯科保健指導とは、患者さんのお口の健康を守るためにブラッシング指導を行ったり、ケアの知識を伝えたりすることです。最近では、食育支援や嚥下機能訓練などの取り組みもあります。
また、これらの歯科保健指導は歯科医院だけでなく、幼稚園や学校、保健センター、介護施設などさまざまな場で行うことがあります。
歯を失う原因で多いのは歯周病と虫歯です。歯科衛生士は、歯周病と虫歯を予防するための処置も行います。具体的には、フッ素塗布や歯石取り、歯面清掃、口腔ケアなどを行います。予防処置は歯科衛生士がメインで行う業務です。
「歯科衛生士になったら就職先は歯科医院しかないのでは?」と思われがちですが、実は歯科医院だけでなくさまざまな場所で活躍できます。
歯科衛生士の主な就職先は、以下の7つです。
このように、歯科衛生士の資格を取得していれば、自分の得意分野を活かした職場で活躍できるのです。
厚生労働省の調べによると、歯科衛生士として勤務している方の人数は、令和4年末の時点で約14万5,000人であることがわかっています。10年前の平成24年は約10万8,000人であったため、増加していることがわかるでしょう。
また、歯科衛生士の約90%が歯科診療所で勤務しており、歯科診療所以外で勤務している歯科衛生士は約10%であることがわかっています。
令和4年の就業している歯科衛生士数のうち、50代以上の割合が増えています。2010年から比較すると、20代~30代はそれほど変化がありませんが、50代以上の歯科衛生士就業数は大幅に増えており、長い期間活躍できる職業だといえるでしょう。
参照元:厚生労働省「令和4年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」
上述のとおり、歯科衛生士の数は年々増えており、活躍できる場所も多いです。また、歯科衛生士の資格を有していれば年齢問わず働くことができます。そのため、歯科衛生士は将来性がある仕事といえるでしょう。
将来性があると考えられる主な理由は、以下のとおりです。
それぞれの理由について解説します。
歯科衛生士の仕事は国家資格が必要であり、専門性が高い仕事です。国家資格が必要ということは、国家資格がない方には代わりを務められないということです。歯科衛生士の資格を一度取得すれば、長期にわたって歯科衛生士として働き続けることができます。
また、AI化が進んでいる現代では、AIによってなくなる仕事も予測されています。
しかし、歯科衛生士の仕事は患者さんとのコミュニケーションが重要な仕事です。患者さんとコミュニケーションを取ることで、どのような症状があるのか、歯に対してどのような悩みがあるのかを聞き出すことができます。
患者さんとのコミュニケーションはAIには難しいでしょう。歯科衛生士の仕事は専門性が高いだけでなく、AIでは代わりができないものが多いため、将来性が高い職業といえるのです。
高齢化社会が進んでいる日本では、歯科衛生士の仕事は必要不可欠です。
年齢を重ねるごとにお口の中のトラブルや悩みは増えます。また、お口の中の環境が全身の健康状態に直結することも分かっているのです。特に高齢者の場合は、お口の中の衛生状態が悪いと誤嚥性肺炎を起こしやすいといわれています。
そのため、高齢化が進む日本において、今後も専門的な口腔ケアや保健指導などを行う歯科衛生士の役割が欠かせないのです。
歯科医院では虫歯や歯周病の治療だけでなく、予防処置も行っています。近年では虫歯や歯周病などのトラブルがなくても予防のために歯科医院に通う方が増えてきました。
この予防処置は歯科衛生士がメインで行う業務であるため、多くの歯科医院が歯科衛生士を必要としています。
また、歯科医院では虫歯や歯周病の治療・予防処置だけでなく、歯列矯正やホワイトニング、セラミック治療なども行っており、このような審美性を高めるための治療を受けたいと考える方も増えています。
このように、歯科医院では幅広い治療を行っており、今後もさらに需要が高まっていくことが想定されているため、歯科衛生士の必要性はより高まるでしょう。
令和4 年の時点で歯科医院の数は6万8,000施設あることがわかっており、コンビニよりも多いといわれています。歯科医院の数が多いため歯科衛生士の就職先も多く、将来性がある仕事といえるでしょう。
参照元:厚生労働省「令和4(2022)年医療施設(動態)調査・病院報告の概況」
歯科衛生士の仕事には多くの魅力があります。
歯科衛生士の仕事の魅力は、主に以下のとおりです。
それぞれ詳しく解説します。
歯科衛生士の仕事に関連する資格を取得することでキャリアアップを目指せます。歯科衛生士として経験を積み、認定歯科衛生士をはじめとする資格を取得できれば仕事の幅も広がるでしょう。
歯科医院の数はコンビニを超えるほどたくさんあり、求人倍率も高いです。歯科衛生士の資格があれば就職に困ることはないでしょう。歯科衛生士として勤務している50歳以上の方も増えています。
子どもが小さいうちはパートで働き、育児が落ち着いてから正社員に復帰するというような働き方もできます。結婚や出産、育児のために一度退職しても、歯科衛生士の資格があれば再就職しやすい点は大きなメリットといえるでしょう。
また、歯科医院だけでなく、介護施設や総合病院、保健センターなど、さまざまな場所で活躍できるため、自分のライフスタイルに合った働き方を選択できます。
歯科衛生士の仕事は患者さんと直接関わる機会が多いため、やりがいを感じやすい職業です。歯科衛生士の業務は多数ありますが、そのなかでも予防処置は歯科衛生士がメインで行う業務です。患者さんのお口の中の変化を実感することも多いでしょう。
収入が安定しているのも歯科衛生士の仕事の魅力のひとつです。歯科衛生士は専門性が高い仕事であることから、収入が安定しているといわれています。
国家資格が必要な職業であるため、パートやアルバイトであっても時給が高いケースが多いでしょう。
歯科衛生士の仕事はプライベートと両立しやすいといわれています。歯科医院は診療時間が決まっているため、残業が少ないです。また、休診日も決まっているため、プライベートの予定も立てやすいでしょう。
年末やお盆なども長期休暇を取れる歯科医院が多いため、旅行なども計画できます。
歯科衛生士は専門性の高い職業です。歯科医院の数は多く、高齢化が進む日本において需要が高まっていることから将来性がある仕事といえます。
「若い人しか働けないのでは?」というイメージをおもちの方もいるかもしれませんが、そのようなことはありません。歯科衛生士として働く50歳以上の方も多くいることから、年齢問わず長く働ける仕事といえます。
当院では、一緒に働いてくれる歯科衛生士を募集しています。歯科衛生士は患者さんのお口の健康を守るやりがいのある仕事です。
ご興味のある方は、京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」にお気軽にご相談ください。