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2024.04.12
目次
こんにちは。京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」です。
歯科衛生士について、歯科医院で歯の掃除をしてくれる人、歯科医師の診療補助をしている人という印象があるかもしれません。
しかし、実際にどのような業務をおこなっているのかよく分からない方も多いのではないでしょうか。実は、歯科衛生士には歯科医院以外にも活躍できる場所が豊富にあります。
今回は、歯科衛生士の仕事内容や魅力について詳しく解説します。
歯科衛生士の仕事は、歯科予防処置・歯科診療の補助・歯科保健指導の3つに分けられます。ここでは、歯科衛生士の仕事内容について詳しく解説します。
歯科医院へ受診した際、歯科医師の診察の前後で歯科衛生士の処置を受けた経験がある方は多いのではないでしょうか。このときにおこなわれているのが歯科予防処置です。
虫歯や歯周病を予防するためにおこなわれる処置のことで、具体的には歯垢や歯石を除去するためのクリーニング、フッ化物の塗布などが挙げられます。
歯科医師による診察や治療がスムーズにおこなわれるようにサポートすることも、歯科衛生士の重要な仕事のひとつです。歯科診療の補助や治療に使用する薬品・器具の管理など、歯科衛生士は幅広い業務に対応します。
そのほかにも、患者さまの不安を取り除いたり、歯科医師と患者さまが円滑にコミュニケーションをとれるように配慮したり、さまざまな役割を担っています。
歯科保健指導は、患者さまがお口の健康を維持していけるようにおこなわれるサポートのことです。虫歯や歯周病は、治療するよりも予防することが大切です。そのためには、患者さまが生活習慣を改善したり正しいセルフケアを身につけたり必要があります。
最もイメージしやすい歯科保健指導は、歯科検診での歯磨き指導でしょう。患者さまのお口の状態を確認し、磨き残しやすい部分を共有したり、セルフケアのアドバイスをおこなったりします。
そのほかに、寝たきりの方や要介護者などの自宅へ出向いて訪問口腔ケアや摂食・嚥下訓練をおこなうこともあります。
ここからは、実際に歯科医院で働く歯科衛生士がどのように働いているのか、1日の仕事の流れについて詳しくご紹介します。
9時に診療を開始する歯科医院では、30分前の8:30頃に出勤することが多いでしょう。出勤したら着替えます。
院内の清掃に加え、当日の予約状況に合わせて必要な器具や機材を準備します。
朝礼では、診療に携わる歯科医師・歯科衛生士・歯科助手・受付スタッフ全員で当日の予約の状況を確認し、情報を共有します。
歯科助手とは、歯科衛生士とは異なり国家資格を持たないスタッフのことです。歯科助手は患者さまの口内に触れることはできないので、おもに受付や器具の消毒、診療の補助などをおこないます。
午前の診療では、歯のクリーニングや定期健診、歯磨き指導などをおもに対応します。歯科医師がおこなう診療の補助を担当することもあるでしょう。
午前の診療で対応する患者さまの人数は日によって異なりますが、少ないときは2人ほど、多いときは6人ほど対応するのが一般的です。
また、初診の方へのカウンセリングや治療内容の説明などを担当することもあります。そのほかには、使用した器具の洗浄や滅菌、必要な器具や薬品の補充などもおこないます。
午後の診療は14時から始まることが多いため、お昼の休憩時間は長い医院が多いです。午前の診療が混みあっていた場合など、お昼の休憩時間が変動することもありますが柔軟に対応します。
午後の業務内容も、基本的には午前と同じです。午前中の診療では高齢者の方が多い傾向がありますが、午後は仕事帰りの方や学生、子どもなどの診療が増える傾向にあります。
また、訪問歯科に対応している歯科医院であれば、歯科医師とともに介護施設や福祉施設、患者さまの家などへ出向くこともあるでしょう。歯科医院以外の場所で、治療や口腔ケア、歯科検診などを行います。
診療が終了したら、最後におこなうのは院内の消毒や片付けなどの業務です。使用した器具の洗浄や滅菌などもおこない、次の日の業務がスムーズに開始できるように準備を整えます。
すべての業務が終了したら、着替えて退勤します。
では、歯科衛生士の仕事にはどのような魅力があるのでしょうか。ここでは、5つの魅力についてご紹介します。
歯科医院には、赤ちゃんからお年寄りまでさまざまなライフステージの方が訪れます。つまり、歯科衛生士は、患者さまの健康を生涯にわたってサポートできる仕事だということです。
お口の健康は人生の豊かさに直結するといっても過言ではありません。食べる喜び、思い切り笑う喜び、会話をする喜び、全てお口の中が健康でなければ得られないでしょう。
歯科衛生士は、歯科予防や歯科指導を通して患者さまの人生に寄り添える魅力的な仕事といえるのです。
歯科衛生士が働く場所として、歯科医院をイメージする方は多いのではないでしょうか。
しかし、歯科衛生士は歯科医院以外でも、さまざまな場所で活躍することが可能です。たとえば、以下のような場所が挙げられます。
このように、歯科衛生士の働き場所はさまざまです。ご自身のライフスタイルやライフステージに合わせて、最適な場所を選ぶことができるでしょう。
歯科医院や総合病院、介護施設や福祉施設などは、全国どこでもあります。結婚や配偶者の転勤などで引っ越さなければならない場合でも、仕事探しに困ることはないでしょう。
歯科衛生士は国家資格ですので、資格を取得していれば全国どこでも働けます。たとえば、思い切って移住してみたい方などは、社員寮や住宅手当などがある施設や企業を探すのもよいかもしれません。
歯科衛生士の多くは女性ですが、結婚や出産を機に退職する方も少なくありません。
しかし、一度仕事を退職しても、子育てがひと段落したタイミングで再就職を検討する方は多いでしょう。歯科医院によっては、ブランクがある方向けに研修制度を設けていることもあるため、安心して仕事に復帰できるでしょう。
また、歯科衛生士は正社員としてだけでなく、非常勤パートの求人も豊富です。子育てをしながら無理なく働きたい方や、介護中に決まった曜日だけ働きたい方など、状況に合わせた働き方ができるのも歯科衛生士の魅力といえるでしょう。
近年、口腔外科や矯正歯科、小児歯科など、特定の分野に特化した専門的な治療をおこなう医院が増えています。それにより、歯科衛生士も認定歯科衛生士という資格を取得できるようになっています。
認定資格の例は、以下のとおりです。
認定資格を取得するためには、定められた研修を受けて単位を取得し、必要な実務経験年数を満たす必要があります。認定資格は専門性が高い分野だけに、取得するのは容易ではありません。
しかし、一般歯科だけでなく、より専門的な分野のエキスパートを目指せます。キャリアアップを図りたい方や、特定の分野の知識を深めたい方は向いているかもしれません。
歯科衛生士として新たな挑戦をしてみたい方は、認定資格の取得を検討してみてはいかがでしょうか。
今回は、歯科衛生士の仕事内容な魅力についてご紹介しました。
歯科衛生士は、患者さまの近くで患者さまの生活に寄り添いながら、歯科予防や歯科指導をおこなう仕事です。赤ちゃんからお年寄りまで、幅広いライフステージの方と関わりながら、患者さまの健康をサポートできるためやりがいを感じられるでしょう。
当院では、歯科衛生士を募集しています。歯科衛生士のお仕事に興味のある方は、ぜひ京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」にお気軽にご相談ください。