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歯科衛生士は国家資格?受験する条件や難易度、取得する費用やメリットも

2024.10.11

こんにちは。京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」です。

歯科衛生士の女性

「歯科衛生士になるには国家資格が必要なの?」「受験する条件や資格取得にかかる費用が知りたい」と思う方は多いのではないでしょうか。

本記事では、歯科衛生士になるための条件や受験資格、歯科衛生士の資格を取得するメリットなどを解説します。歯科衛生士になるために必要なことをわかりやすくお伝えしているので、気になる方はぜひ参考にしてください。

歯科衛生士という職業とは

歯科診療の補助をしている歯科衛生士

歯科衛生士は、歯科医院で歯科医師と一緒に処置を行う人というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。歯科衛生士の業務内容は、大きく以下の3つに分けられます。

  • 歯科疾患の予防処置
  • 歯科診療の補助
  • 歯科保健指導

歯科医師の指示のもと、患者さまの歯や口腔に関する病気の予防・処置をするのが歯科衛生士の仕事です。それぞれ順番に解説していきます。

歯科疾患の予防処置

虫歯や歯周病などの歯科疾患を予防できるようにケアするのが、歯科衛生士の業務の一つです。歯科疾患が発生したら治療するのはもちろんですが、そもそも歯科疾患にかからないように予防処置を行います。

歯科予防処置をすることで様々な歯や口腔のトラブルを防げば、全身の健康状態にも良い影響を与えます。

具体的には、虫歯や歯周病を予防する目的で歯石の除去やフッ素の塗布を行います。

歯科診療の補助

歯科医師がスムーズに処置できるように必要な機械を渡したり、患者さまの様子を観察したりして診療を介助する業務です。

歯科衛生士の業務の中でも、歯科診療の補助は非常に重要な役割を担っています。歯科衛生士の介助が優れていれば、歯科医師は安心して処置に専念でき治療の精度が高まるからです。

また、患者さまが治療中に苦痛を感じていないか、状態に変化はないかを観察するのも歯科衛生士の仕事です。患者さまに声をかけながら不安を軽減し、治療がスムーズに進むようサポートします。

歯科保健指導

歯科保健指導では、長期的な口腔の健康を維持するために、毎日の口腔ケアについて患者さまに指導します。例えば、効果的な歯磨きの仕方や、デンタルフロスなどの口腔ケアグッズの選び方・使い方を指導します。

ただ単に説明するのではなく、食事や嗜好品など普段の生活状況をヒアリングした上で、患者さまのライフスタイルに合った実践可能な方法を提案します。患者さま自身が適切なケアを続けられれば、虫歯や歯周病の発生・再発リスクを長期的に下げられます。

歯科衛生士は国家資格?

歯科衛生士は国家資格か考えている女性

歯科衛生士は国家資格です。高校卒業後に養成機関で決められたカリキュラムを3年以上かけて学習し、毎年3月初旬に行われる歯科衛生士国家試験に合格すると歯科衛生士の資格を取得できます。

国家試験に合格すると、厚生労働大臣が歯科衛生士名簿に登録を行い、歯科衛生士の免許証が交付されます。免許を更新する必要はないため、一度資格を取得すれば生涯有効です。

歯科衛生士の国家試験を受ける条件

歯科衛生士の国家試験を受ける条件イメージ

歯科衛生士の国家試験を受けるには、以下3つの条件のうちどれかを満たしている必要があります。

  • 文部科学大臣の指定した歯科衛生士学校を卒業した者、または卒業見込みの者
  • 都道府県知事の指定した歯科衛生士養成所を卒業した者、または卒業見込みの者
  • 外国の歯科衛生士学校を卒業し、又は外国において歯科衛生士免許を得た者で、厚生労働大臣が上記2つの条件と同等以上の知識及び技術を有すると認めた者

歯科衛生士の専門学校や、歯科衛生学科がある大学で専門的な知識と技術を学び、無事に卒業できた人が国家試験を受けられるということです。

参照元:厚生労働省「歯科衛生士国家試験の施行

歯科衛生士の国家資格の難易度

歯科衛生士の国家資格の難易度のイメージ

歯科衛生士の国家資格を取得するには、二つの壁を越えなければなりません。一つは専門学校や大学を卒業すること、二つ目は歯科衛生士国家試験に合格することです。

歯科衛生士国家試験の合格率は毎年9割を越えており、合格率としては高いと言えるでしょう。マーク式の選択問題で実技試験はなく、6割以上の点数が取れれば合格と定められています。

国家試験の合格率だけを見ると「簡単に資格が取れるのではないか」と思う方もいるかもしれませんが、専門的な知識を身につけていなければなりません。

専門学校や大学を卒業、もしくは卒業見込みでないと国家試験を受けられないため、日々勉強に励む必要があります。しっかり勉強して知識を身につけられている方であれば、取得しやすい資格であると考えられます。

歯科衛生士の国家資格を取得するまでにかかる費用

歯科衛生士の国家資格を取得するまでにかかる費用イメージ

歯科衛生士の国家資格を取得するまでにかかる費用は、大きく分けると学費と国家試験受験費用の2種類です。学費は学校によって異なりますが、専門学校で300〜400万円、短期大学で350〜450万円、大学で500〜600万円が目安です。

あまり時間とお金をかけずに歯科衛生士になりたい方は、専門学校や短期大学を選ぶ傾向があります。専門分野以外の一般教養も含めてゆっくり学びたい場合は、大学を選択する方が多いです。

学校を卒業したら歯科衛生士国家試験を受けますが、国家試験の受験費用は1万4,000円ほど必要なので忘れずに準備しましょう。

歯科衛生士の国家資格を取得するメリット

歯科衛生士の国家資格を取得するメリットイメージ

歯科衛生士の資格を取得すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。歯科衛生士の国家資格を取得する主なメリットは、以下の4つです。

  • 全国どこでも働ける
  • 勤務先の選択肢が多い
  • ライフワークバランスを保ちやすい
  • ブランクがあっても復帰しやすい

一つずつ順番にみていきましょう。

全国どこでも働ける

歯科衛生士の資格があれば、全国どこに引っ越しても働き続けられます。歯科衛生士として働く上で必要とされる基本的な知識や技術は、どの職場でも変わらないからです。

これまで勤務してきたなかで得た経験と知識を活用して、全国どこにいても働き続けられるでしょう。

勤務先の選択肢が多い

歯科衛生士が活躍できる職場は、歯科医院だけではありません。病院の歯科、学校の歯科検診、介護施設、保健所、企業など、さまざまな場所で活躍しています。

歯科医院で働くイメージが強いかもしれませんが、ご自身の希望に応じてさまざまな場所で働けるのです。

ライフワークバランスを保ちやすい

歯科医院は予約制のところが多いです。クリニックのスタッフも勤務時間内で仕事を終えられる可能性が高いでしょう。

しっかり働きつつ家族の予定やプライベートも大切にしたいと考えている方に、歯科衛生士は選ばれています。

ブランクがあっても復帰しやすい

体調不良や産休・育休、家族の介護などでしばらく現場を離れていても、資格があればいつでも復帰できることも歯科衛生士のメリットのひとつです。歯科衛生士は専門性の高い職業であり、ブランクがあっても過去に学んだ知識とスキルは重宝されます。

結婚や子育てなどが落ち着いてから、パートで復帰する方も大勢いらっしゃいます。また、復職支援や研修制度が整っている場合も多く、ブランクがあっても復帰しやすい環境だと言えるでしょう。

まとめ

歯列模型をもって説明している歯科衛生士

本記事では、歯科衛生士になるための受験条件や費用などを解説してきました。専門学校や大学で決められたカリキュラムを3年以上かけて学び、卒業できた人が国家試験を受けられます。

引っ越しや結婚、妊娠・出産、家族の介護など、さまざまな理由で一時的に職を離れても、転職・復職しやすいのがメリットです。決して簡単に取れる資格ではありませんが、しっかり勉強すれば合格できる可能性は十分あります。

ぜひ専門職である歯科衛生士になって、自分にあった働き方を叶えてみてはいかがでしょうか。

歯科衛生士として働きたい方は、京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」にお気軽にご連絡ください。

当院は、皆さまの「行きたい歯医者」を目指して診療を行っております。虫歯・歯周病治療、ホワイトニング、矯正治療、予防歯科など、さまざまな治療に力を入れています。

ホームページはこちらWEB予約も受け付けております。ぜひ一度ご覧ください。

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