金田歯科医院
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咀嚼(そしゃく)というリズム運動は、脳内の神経伝達物質「セロトニン」の分泌を活性化させる働きがあります。セロトニンは別名「幸せホルモン」と呼ばれ、精神を安定させ、ストレスを軽減する重要な役割を担っています。5月は、4月の環境変化による疲れがドッと出やすく、いわゆる「五月病」のような気分の落ち込みや意欲低下を感じやすい時期です。この心の不調を和らげる鍵が、実は毎日の「食事の噛み方」に隠されています。
一定のリズムで噛む動作を繰り返すことは、ウォーキングや深呼吸と同じリズム運動の一種です。これにより脳の覚醒状態が整い、自律神経のバランスを保つ手助けとなります。逆に、柔らかいものばかり食べていたり、早食いで噛む回数が少なかったりすると、この恩恵を十分に受けることができません…。
一口につき「30回以上」噛むことを意識するだけで、脳への血流も良くなり、沈んだ気持ちをリフレッシュさせる効果が期待できます。
また、しっかり噛むことで唾液が多く分泌され、お口の中の自浄作用も高まります。心が疲れやすい5月だからこそ、意識的に「よく噛んで食べる」ことを、最も身近なセルフケアとして取り入れてみてくださいね。
歯ぐきの腫れや出血といった「歯肉炎・歯周炎の急性発作」の症状は、ゴールデンウィークなどの長期休暇明けに急増する傾向があります。これには「免疫力の低下」と「生活リズムの変化」が深く関わっています。連休中の旅行や夜更かし、連日のイベントによる疲れが重なると、体だけでなくお口の抵抗力も著しく低下してしまうためです。
免疫のバランスが崩れてしまうと、それまで大人しくしていた歯周病菌が一気に活発化し、歯ぐきがパンパンに腫れたり、浮いたような違和感が出たりするのです。いわば、お口は「体全体の疲れを映す鏡」といえます。
これを防ぐためには、連休中こそ丁寧なブラッシングを怠らないこと、そして連休明けは特に意識して睡眠時間を確保し、体を休めることが大切です。もし、冷たいものがしみたり、歯みがき時に出血があったりする場合は、慢性的な炎症が再燃しているサインかもしれません。放置すると歯を支える骨にまで悪影響が及ぶため、症状が落ち着くのを待つのではなく、歯科医院でのチェックを受けてお口の環境をリセットしましょう。
「未病(みびょう)」という言葉をご存知でしょうか。これは、病気ではないものの健康でもない、病気に進みつつある状態を指します。歯科における未病の代表例が、痛みはないけれど進んでいる歯周病や、自覚症状のない初期の虫歯です。大型連休が終わり、日常が戻ってくる5月は、この「未病」の状態を「健康」へと引き戻す絶好のタイミングです。
連休中に乱れがちだった食生活や、不規則になったブラッシング習慣は、私たちが想像している以上にお口の環境を過酷なものにしています。蓄積した汚れやバイオフィルムは、一度定着してしまうとご自身の手ではなかなか落としきれません。そのままにしておくと、6月の梅雨時期特有の湿気や低気圧による体調不良と重なり、一気に痛みとして表面化することがあります。
当院では、単に痛みを取る治療だけでなく、皆様が将来にわたってご自身の歯で美味しく食事ができるよう、予防とメインテナンスに力を入れています。5月の爽やかな風のように、お口の中もスッキリと整えてみませんか?連休の疲れを感じている今こそ、ぜひお口の検診にお越しください。