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2024.12.23
歯のエナメル質は、私たちの体の中でもっとも硬い組織です。
その硬さは、なんと地球上でダイヤモンドの次に硬い 鉱物rコランダム(JI, ビーやサファイアの主咸分)」に匹敵するといわれています。そのため、歯科医師が歯を削る機械にはダイヤモンドが使われているほどです。
私たちは、丈夫なエナメル質のおかげで、食事のときに食べ物を噛み砕いたり、力を入れるときに食いしばったりできるわけです。
また、繍菌や外部からの刺激から歯を守る「盾」のような役割を果たしたりと、私たちの生活を支えるうえで欠かせない存在です。この驚異的な硬さを持つエナメル質は、『ハイドロキシアパタイト』という鉱物成分で構成されています。
これは、サンゴや真珠貝殻など自然界に存在する「バイオミネラル」(生物が自ら作り出す鉱物)の一種です。つまり、私たちの歯は 自然界が生み出が宝石」と同じだといえますね。
そんな硬いエナメル質ですが、一度大きく損なわれてしまうと 自然に再生することはなく、取り返しがつきません。そのため、むし歯も初期の状態で治療することが非常に重要なのです。私たちの生活を支えてくれている、貴重な歯。「体が作る宝石」を、毎日の正しいブラッシングや定期的な歯科健診などで大切にケアし、一生ものとしていきたいですね。
私たちの歯は、噛み合わせや噛む力を調整する役割を果たしています。歯の本数が多い・歯がしっかり残っている人は、噛み合わせがしっかりしている場合が多く、食べ物を噛む力が強い傾向があります。
この「噛む」という行為は、ストレスを和らげたり、集中力を高めたり、リラックス効果をもたらすことが知られています。
実際に、噛むことで脳の血流が促進されることがわかっており、スポーツ選手が試合中にガムを噛んでいたりするのは、これらの効果を利用しているためです。目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
また、歯が多く噛む力が強い人は、ストレス耐性が高いという説があります。一方で、歯が少ない・または噛む力が弱い人は、ストレスが濯まりやすい傾向があるといわれています。その結果、食べ物や飲み 物に頼る、爪を噛むなど、別の方法で解消しようとすることがあるようです。さらに、噛む力が弱いと十分に食事を楽しむことが難しくなり、栄養状態や全身の健康にも影響を及ぼすことがあります。
歯の本数が性格や行動に影響を与えるというのは、とても面白い視点ですね。
健康な歯を保つことは、ストレスの軽減や生活の質の向上にもつながるのです。
新しい一年のスタートを機に、ご自分の歯とお口の健康について考えてみてはいかがでしょうか?