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京都市左京区岩倉の歯医者「金田歯科医院」木野駅徒歩5分です。

健康な歯を守る!虫歯にならないための5つの習慣を徹底解説!

2023.06.26

こんにちは。京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」です。

歯科用器具で診察されて笑う女性の口元

虫歯は口内環境や生活習慣によって引き起こされます。

しかし、適切なケアと予防を行うことで、虫歯になるリスクを大幅に減らすことができるでしょう。

今回は、健康な歯を守るための習慣についてご説明します。虫歯にならない習慣を身につけるために、ぜひ参考にしてください。

虫歯になる原因

歯の痛みで顎を抑える白い服の女性

虫歯になる原因の前に、虫歯になる流れをご説明します。

食べ物や飲み物が歯の表面に付着すると、プラークとよばれる細菌の塊を形成します。プラークのなかに存在するミュータンス菌が糖分を分解することで酸を産生し、歯の表面を溶かすことで虫歯ができるのです。ミュータンス菌が生み出す酸が、虫歯の直接的な原因といえるでしょう。

しかし、ミュータンス菌が歯に付着し、酸を生み出すまでの過程を考えると、食生活やブラッシングの習慣など、さまざまな間接的な原因があるといえるでしょう

虫歯になりやすい人の特徴

アイスクリームを食べながら談笑する女性たち

具体的にどのような人が虫歯になりやすいのか、疑問に思った方も多いでしょう。虫歯になりやすい人の特徴は、以下のとおりです。

甘いものを食べることが多い

ミュータンス菌が糖分を分解して酸を作ることを上述しました。甘いものを頻繁に食べると、お口の中の酸性状態が長く続き、虫歯のリスクが高まるのです。

唾液が少ない

唾液には、お口の中の細菌の増殖を抑制する抗菌作用や歯に付着した汚れを洗い流す作用があります。

ストレスや飲酒などで唾液の量が減少すると細菌が増え、お口の中に汚れが溜まります。汚れが溜まると、虫歯の発生リスクが高まるでしょう。

詰め物・被せ物がある

過去の治療で使用した詰め物・被せ物が劣化し、歯の間にすき間ができることがあります。すき間から細菌が侵入すると、再び虫歯になるリスクがあります。

詰め物や被せ物の下で虫歯が進行するので、自分で見ただけでは虫歯に気づけない場合が多いです。特に奥歯などの見えにくい場所に詰め物・被せ物をしている方は注意する必要があるでしょう。

磨き残しがある

適切に歯磨きが行われていないと、プラークが歯に付着した状態が続くため虫歯の原因となります。

歯並びが悪い場合、磨き残しが増える原因になるでしょう。

虫歯の進行度と治療方法

歯科医院で女性患者の治療をする男性歯科医師

虫歯の進行度とそれぞれの症状や治療法は、以下のとおりです。

初期の虫歯(CO)

初期の虫歯はCO(シーオー)とよばれます。

症状

初期の虫歯は、歯の表面のエナメル質が少し溶けた状態で、穴は空いていません。歯の表面が白く、ザラザラしていることが特徴です。痛みなどはなく、自覚症状は特にありません。

治療方法

COは、歯の表面にフッ素を塗布することで治療できます。フッ素を多く含んだ歯磨き粉を使用してブラッシングすることも効果的です。

エナメル質に限局した虫歯(C1)

エナメル質まで進行した虫歯のことをC1(シーワン)といいます。

症状

初期の虫歯が進行すると、エナメル質に穴が開き、黒く見えます。基本的に歯の神経まで刺激が到達しないため、痛みを感じることはありません。

治療方法

C1まで進行すると、フッ素の塗布のみで治療することはできません。虫歯の部分を削り、コンポレットレジンといわれる白い詰め物を詰めて治療します。

象牙質まで進行した虫歯(C2)

象牙質まで進行した虫歯をC2(シーツー)とよびます。

症状

C2は、エナメル質の下層にある象牙質にまで虫歯が進行した状態です。象牙質と歯の神経は近接しているため、冷たい食べ物を食べるとしみる場合があるでしょう。

治療方法

虫歯を取る際に痛みを感じることがあるため、局所麻酔薬を使用して治療します。虫歯が小さい場合はコンポレットレジンを使用し、虫歯が大きい場合は型を取って銀歯を詰める治療を行うのが一般的です。

歯の神経まで進行した虫歯(C3)

歯の神経まで到達した虫歯のことをC3(シースリー)とよびます。

症状

歯の神経が炎症を引き起こし、ズキズキと痛みます。歯の痛みで眠れないこともあるでしょう。

治療方法

虫歯が歯の神経に到達した場合、虫歯の治療に加えて歯の神経を取る根管治療(こんかんちりょう)が必要です。

根管治療では、炎症を起こした歯の神経をファイルとよばれる針のような器具を用いて取り除きます。神経を取り除いたあと歯の根っこの洗浄を行い、専用の材料を根っこに詰めて根管治療は終了です。根管治療後は、歯に土台を立てて被せ物を作成します。

虫歯が進行し歯が残っていない虫歯(C4)

歯の白い部分が虫歯で溶け、歯の根っこのみ残った状態をC4(シーフォー)といいます。

症状

C4まで虫歯が進行すると歯の神経は壊死しており、歯の根っこの先に膿が溜まっていることが多いです。歯の根っこの先に膿が溜まっていると、噛んだときに痛みが生じます。また、歯茎から膿が出ることもあるでしょう。

治療方法

歯を残せる場合は、C3と同様に虫歯の処置と根管治療を行います。歯を残せない場合は、抜歯を行います。

虫歯にならないための5つの習慣

鏡を見ながら歯磨きする女性

虫歯にならないための5つの習慣は、以下のとおりです。

ブラッシングを行う

虫歯の原因であるミュータンス菌は、歯の表面に付着します。

日頃からブラッシングを行い、歯の表面を清潔にすることで虫歯を予防できるでしょう。タフトブラシや歯間ブラシを使用して、磨き残しが多い歯と歯茎の境目や、歯と歯の間も丁寧に磨いてください。

間食を減らす

ミュータンス菌が食べ物に含まれる糖分を分解して酸を生成することは上述しました。

酸によって歯を構成するカルシウムなどの成分が溶け出すことを、脱灰(だっかい)といいます。また、唾液には、歯から溶け出した成分を補充する再石灰化(さいせっかいか)という働きがあります。適切な食事回数であれば、脱灰と再石灰化のバランスが保たれるでしょう。

しかし、食事回数が増えると脱灰の頻度が増えます。再石灰化が追いつかず、歯に穴が開き、虫歯になるのです。ダラダラと時間をかけて食べることも、脱灰と再石灰化のバランスが崩れる原因になるため時間を決めて食事しましょう。

糖分が多いお菓子を避ける

お菓子に含まれる糖分は、ミュータンス菌の栄養源になります。

虫歯にならないためにも糖分の多い食べ物は控えましょう。糖分が多い食べ物として、ケーキ、クッキー、キャラメルなどがあげられます。間食をする際は糖分の多い食べ物を避け、せんべいやゼリーなど糖分の少ないお菓子を食べましょう。

よく噛んで食べる

唾液には、抗菌作用やお口の中の汚れを洗い流す作用があります。そのため、唾液が減少しお口の中が乾燥すると、虫歯になりやすいです。

食事の際はよく噛み、唾液の分泌を促進しましょう。

定期検診を受ける

1〜3か月に一度は歯科医院を受診し、歯のメンテナンスを受けましょう。

歯のメンテナンスでは、日頃のブラッシングで取り除くことができない歯の汚れの除去し、歯の表面にフッ素を塗ってもらえます。フッ素には、歯の再石灰化を促す効果や菌の働きを抑制する働きがあります。そのため、虫歯予防に非常に効果的といえるでしょう。

まとめ

女性患者の口の中を確認する女性歯科医師

今回は、虫歯にならないための5つの習慣についてご説明しました。

虫歯は、ミュータンス菌が歯に付着し、菌が糖分を分解して生み出す酸が原因で引き起こされます。毎日のブラッシングや、糖分の多い間食を控えるなどの習慣を身につけることが、虫歯予防には重要です。

虫歯についてのお悩みがある方は、京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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