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2024.12.06
目次
こんにちは。京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」です。
入れ歯には保険治療と自費治療の2種類があり、それぞれ特徴や費用が異なります。保険治療は費用を抑えられる反面、見た目や装着感に制約が生じる場合があります。
一方、自費治療では審美性や快適性が高い入れ歯を選べますが、費用が高額になる傾向があります。
本記事では、保険が適用される入れ歯と自費の入れ歯のそれぞれの特徴について解説します。自費治療の入れ歯のメリットや種類、費用についても解説しますので、入れ歯を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
入れ歯には、保険適用で作製できるものと自費で作製できるものの2種類が存在します。それぞれ使用される素材や作製方法、見た目、装着感に違いがあるため、ご自身に合ったものを選択することが大切です。
保険が適用される入れ歯と自費治療の入れ歯について、以下に詳しく解説します。
保険治療の入れ歯の床部分には、レジン(歯科用プラスチック)が使用されます。この素材は加工が簡単です。また、保険が適用されるため費用が安い点もメリットといえます。
一方で、強度をもたせるために床部分を厚くするため、装着時に違和感を覚えやすいです。また、食べ物や飲み物の温度を感じにくいため、食事の満足感が低下する場合があります。
さらに、元々の歯の質感や透明感を再現することが難しいでしょう。部分入れ歯の場合は、金属のバネ(クラスプ)を使用するため目立つ可能性があります。
自費治療で入れ歯を作製する場合は、素材の選択肢が広がります。そのため、快適性や審美性に優れた入れ歯の作製が可能です。
例えば、床部分に使用できる材料にはチタンやコバルトクロムなどが挙げられます。これらの素材は強度があり、薄く作ることができるため、装着時に違和感を覚えにくいでしょう。また、破損のリスクを低減できる点もメリットです。
さらに、人工歯の色や形を患者様の希望に合わせて調整でき、より自然な仕上がりが期待できます。
自費治療の入れ歯には、保険診療の入れ歯にはない多くのメリットがあります。メリットを事前に確認し、ライフスタイルや希望に合った入れ歯を選ぶことで、より快適な生活を手に入れられるでしょう。ここでは、自費で入れ歯を作製するメリットについて解説します。
自費の入れ歯は、使用できる素材や作製工程に制限がありません。そのため、自然な見た目で目立ちにくい入れ歯を作製できる点が最大の特徴です。
例えば、金属のバネを使わないノンクラスプデンチャーを選べば、装着していることを気づかれにくいでしょう。また、人工歯の色や形を自分の希望や口内の状態に合わせて調整できるので、天然歯に近い美しさを実現できます。
精密に型取りを行い、高品質な素材を使用するため、フィット感が高い入れ歯を作製できる点もメリットです。
装着中にズレにくく、噛み合わせもしっかり保たれるため、硬い食べ物や繊維質の多い食材でも安心して噛めます。また、薄くて軽い素材を使えるので、装着時の違和感も少ないでしょう。
自費の入れ歯では、金属アレルギーを考慮したチタンや、柔らかく歯茎に優しいシリコンなど、幅広い素材のなかからご自身の希望に合ったものを選べます。
このような高品質な材料を使用することで、見た目が美しく、しっかりフィットする入れ歯を作ることが可能です。また、耐久性に優れた素材を選ぶことで、長く快適に使用できるでしょう。
自費治療で作製する入れ歯には多くの利点がある一方で、考慮すべきデメリットも存在します。デメリットも十分に理解したうえで、ご自身のライフスタイルや予算に合った選択をすることが重要です。ここでは、自費治療の入れ歯のデメリットについて解説します。
自費の入れ歯は高品質な素材を使用し、細部までカスタマイズされるため、費用が高額になります。
素材や技術にこだわる場合は、100万円以上になることもあるでしょう。保険診療の場合と比べて数倍の費用がかかるため、経済的な負担が大きくなる点は無視できません。治療を検討する際には、事前に予算を確認し、費用対効果を考えることが大切です。
自費の入れ歯は、患者様一人ひとりの口腔内にぴったり合うように、非常に精密に作製されます。自費治療で入れ歯を作製する場合、以下のような工程を踏むため、完成までに時間がかかる傾向があります。
入れ歯が完成するまで数週間〜数ヶ月かかるため、できるだけ早く治療を終えたいと考えている方にとってはデメリットといえるでしょう。
自費の入れ歯の場合、使用する素材や設計の特性から、手入れの手間が増えることがあります。特に、デリケートな素材を使用した場合、誤ったケアをすると劣化しやすくなるため、毎日のセルフケアに加えて定期的な歯科医院でのメンテナンスが不可欠です。
自費治療の入れ歯には、見た目が自然なものや快適な装着感を重視したものなど、いくつか種類があります。それぞれの特徴や費用を知ることで、ご自身に合った選択ができるでしょう。ここでは、代表的な種類と費用の目安をご紹介します。
マグネット義歯とは、磁石の力を利用して固定する入れ歯です。残存歯の根には磁性金属を、義歯側には小型磁石を取り付け、磁石と金属の引き合う力で固定します。バネがないため目立ちにくく、外れにくいのがメリットです。
マグネット義歯の費用目安は、1カ所につき5万円程度で、トータル10万〜60万円程度です。症例によっては保険が適用される場合もあります。
金属床義歯とは、床部分に金属を用いた入れ歯です。強度が高く薄く作れるため、装着時の違和感が少ないのが特徴です。さらに、金属は熱を伝えるため、飲食物の温かさや冷たさを感じやすく、食事の満足度も向上します。耐久性が高いのもメリットです。
金属床義歯の費用目安は、部分入れ歯で15万〜25万円程度となっており、総入れ歯で25万〜30万円程度です。
シリコン義歯は、粘膜に触れる部分に柔らかいシリコン素材を用いた入れ歯です。柔軟性があるため、歯茎への負担が少なく、咀嚼時の痛みが軽減されます。また、吸盤のように粘膜に密着するため安定感がある点もメリットといえます。
シリコン義歯の一般的な費用目安は、部分入れ歯で10万〜50万円程度となっており、総入れ歯で40万〜60万円程度です。
ノンクラスプデンチャーは、金属のバネを使わず特殊な樹脂で作られた入れ歯です。歯茎に自然に馴染むピンク色の素材を使用しており、装着していても目立ちにくいのが特徴です。
ノンクラスプデンチャーの一般的な費用目安は8万〜30万円程度となっており、補う歯の本数が多いほど高額になります。
コーヌスクローネ義歯は、内冠に外冠を被せることで固定する入れ歯です。摩擦力で安定性が高まり、咀嚼力も向上します。着脱しやすく、お手入れしやすい点もメリットです。
コーヌスクローネ義歯の費用目安は50万〜200万円程度となっており、こちらも補う歯の本数が増えるほど費用も高くなります。
入れ歯には保険治療と自費治療の2種類があり、それぞれ特徴や費用が異なります。保険適用の入れ歯は費用を抑えられる一方、自費治療の入れ歯と比較すると審美性や装着感が劣ります。
一方、自費治療の入れ歯は、見た目や快適性に優れており、金属床義歯やノンクラスプデンチャーなど多くの選択肢があるのが魅力です。
しかし、費用が高額で治療期間が長くなる点はデメリットといえます。それぞれのメリット・デメリットを理解し、ライフスタイルや予算を考慮したうえで、ご自身に合った入れ歯を選択しましょう。
入れ歯を検討されている方は、京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院は、皆さまの「行きたい歯医者」を目指して診療を行っております。虫歯・歯周病治療、ホワイトニング、矯正治療、予防歯科など、さまざまな治療に力を入れています。