金田歯科医院
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こんにちは。京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」です。

「インプラントは虫歯にならないから安心」と思っていませんか?高額な費用をかけて治療したからこそ、その後のお手入れやトラブルについては気になりますよね。
実はインプラント自体は虫歯にならなくても、周囲の歯ぐきが病気になるリスクがあり、放置するとせっかくのインプラントが脱落を招く恐れもあります。
この記事では、インプラントが虫歯にならない理由や注意すべきお口のトラブル、長持ちさせるセルフケアとメンテナンスの重要性を解説します。治療後を快適に過ごしたい方は、ぜひ参考にしてください。

インプラントとは、チタンやチタン合金など体になじみやすい素材でできた人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を装着して失った歯を補う治療です。歯の根の部分から再現するため、構造としては天然歯に近く、見た目だけでなく噛み心地も自然に近づけやすい点が特徴です。
入れ歯やブリッジも歯を補う代表的な方法ですが、入れ歯では噛む力が弱くなったり、違和感が出たりすることがあります。またブリッジでは、支えにする両隣の歯を削る必要が出る場合があります。
その点、インプラントは顎の骨に固定されるため安定しやすく、天然歯と同程度の噛む力が期待できることから、食事のストレスが軽減されるケースがあります。
一方で、インプラントは基本的に保険が適用されないため、1本あたり300,000~600,000円程度と高額になりやすい治療です。また、顎の骨とインプラントが結合する期間が必要になるため、治療完了まで4~6か月程度かかることも珍しくありません。
さらに、顎の骨の量や質、全身状態、持病や服薬状況などによっては治療が難しい場合もあるため、事前の検査と診断が重要になります。

インプラントは天然歯に近い噛み心地を目指せる治療ですが、費用も時間もかかるため「せっかく入れたのに虫歯になったらどうしよう」と不安になるのは自然なことです。ここは結論が明確で、インプラントそのものは人工物のため虫歯にはなりません。
虫歯は、ミュータンス菌などの虫歯の原因菌が糖を取り込み、酸を作ることで歯の表面のカルシウムが溶けて進行します。つまり「酸で溶ける歯の成分(エナメル質や象牙質)」があることが虫歯の前提です。
一方で、インプラントの人工歯根にはチタンやチタン合金が使われ、上に装着する人工歯にはレジンやセラミック、金合金などが用いられます。これらの材料は虫歯菌が作る酸で溶ける性質ではないため、天然歯と同じ仕組みで虫歯が進むことはありません。
ただし「虫歯にならない=何もしなくてよい」ではありません。インプラントを支えている歯茎や顎の骨はご自身の組織であり、細菌の影響を受けます。

インプラントは、埋め込めば生涯ずっと問題なく使えるという性質のものではありません。人工物であるインプラント自体は虫歯になりませんが、周囲の歯茎や骨、そして隣の天然歯は細菌の影響を受けます。
さらに、噛む力や衝撃、噛み合わせの変化など「力」の問題でもトラブルが起こることがあるため、治療後こそ適切なケアと点検が重要になります。
インプラントは虫歯になりませんが、周囲の天然歯が虫歯になるリスクは残ります。特に、インプラントと天然歯の境目は形が複雑になりやすく、歯垢がたまりやすい場所です。
歯垢が長く残ると、隣の歯の虫歯が進行し、結果としてお口全体の環境が悪化してインプラント周囲の炎症リスクも高まりやすくなります。
そのため「インプラントは虫歯にならないから」と清掃を軽くしてしまうのは避けたいところです。インプラント周囲はもちろん、隣の歯の歯と歯の間、歯茎のきわまで、天然歯と同じかそれ以上に丁寧な清掃が必要です。
インプラント治療後に最も注意したいのが、インプラントの周囲の歯肉が炎症を起こすインプラント周囲炎です。これは「インプラントの歯周病」とも呼ばれ、歯茎の腫れや赤み、歯磨き時の出血などから始まることがあります。進行すると顎の骨が吸収され、インプラントの支えが弱くなって、最終的に脱落につながることもあります。
厄介なのは、初期段階では痛みなどの自覚症状が出にくい点です。違和感が少ないまま進むと、気づいたときには炎症が深い部分まで及んでいることがあり、状況によっては歯茎を切開する治療が必要になる場合もあります。
だからこそ、日々の清掃で細菌の塊である歯垢をためないことと、定期的なメンテナンスで早期に変化を見つけることが非常に重要です。
インプラントは丈夫な素材でできていますが、破損したり脱落したりすることがあります。要因の1つとして、顎の骨が硬すぎる、または柔らかすぎるといった骨の性質が関係することがあります。
顎の骨が硬すぎる場合、手術後にインプラントと顎の骨がうまく結合できないことがあります。骨が硬いと血液の供給が少なくなりやすく、骨の治りが計画どおりに進みにくいことがあるためです。
結果として結合が不十分だと、インプラントが安定せず脱落の可能性が高まります。この場合は、埋める位置を変えるなどして再手術が必要になることがあります。
一方で顎の骨が柔らかすぎる場合も、インプラントが安定しにくく脱落につながることがあります。骨が柔らかいケースでは、待機時間を十分に設けて骨との結合を待つことで解決できる場合があります。
また、転倒や事故などで強い衝撃が加わったときには、上部の人工歯が欠けたり、部品が緩んだり、インプラントが破損したりすることもあります。破損や脱落、あるいは噛むと痛い、揺れる、噛み合わせが急に変わったといった変化がある場合は、ご自身で触って直そうとせず、早めに歯科医院へ連絡して診察を受けてください。

インプラントを長持ちさせるうえで最も大切なのは、細菌の温床になる歯垢をためないことです。インプラント自体は虫歯にならなくても、歯茎の炎症や周囲炎は歯垢の蓄積から始まることが多いため、毎日のセルフケアの質が結果を大きく左右します。
ここでは、ご自身で取り組める現実的なポイントを整理します。
インプラントを長持ちさせるには、毎日の歯磨きを丁寧に行うことが基本です。ただ歯の表面をなでるだけでは、歯と歯茎の境目や、歯と歯の間に残った歯垢が落ちにくいため、道具の使い分けが重要になります。
まず歯ブラシで全体を磨いたうえで、デンタルフロスや歯間ブラシを併用して、歯と歯の間の汚れを取り除きます。
さらに、タフトブラシのような毛先の小さいブラシを使うと、インプラントの周囲や、歯茎のきわ、形が複雑な部分など、磨き残しが出やすい場所を狙って清掃しやすくなります。
特に、インプラントと天然歯の間、そして歯茎との境目は汚れが残りやすいので、意識して時間をかけることで、虫歯やインプラント周囲炎のリスクを下げることが期待できます。
インプラント自体は虫歯になりませんが、周囲の天然歯は虫歯になります。そのため、フッ素が含まれた歯磨き粉を日常的に取り入れることは、インプラントを守る意味でも有効です。フッ素には歯の質を強くし、虫歯菌の働きを抑える作用があるため、天然歯の虫歯予防に役立ちます。
天然歯が虫歯になると、噛み合わせのバランスが変わったり、清掃が難しい部位が増えたりして、結果的に口腔内全体の環境が悪化しやすくなります。インプラントを長持ちさせるためには「インプラントだけを守る」のではなく、お口全体を健康に保つという視点が欠かせません。

インプラントを長く使うためには、日常的なケアだけでなく定期的に歯科医院を受診してメンテナンスを受けることも重要です。インプラントに異常がなくても、定期的にメンテナンスを受けることが推奨されています。
メンテナンスで行われる内容は、以下のとおりです。
レントゲンを撮影して、インプラントを含む全体の歯を支える歯の根元の状態をチェックします。インプラントを埋め込んだ顎の骨に炎症が起きていないか、骨吸収が起きていないかなどを確認するのが一般的です。
歯科医師が直接口内の状態を確認し、虫歯や歯周病がないかも確認します。磨き残しがあればブラッシング指導が行われるでしょう。日々のケアの質を向上させることで、虫歯や歯周病、インプラント周囲炎を予防します。
クリーニングでは、歯ブラシや歯間ブラシなどでは除去できない汚れを専門の器具を使って落とします。どれだけ丁寧に歯磨きしても、除去できない汚れがあるでしょう。汚れが蓄積されると口腔トラブルを引き起こすので、メンテナンスでクリーニングしてもらうことが重要です。
インプラントの嚙み合わせの確認も行われるでしょう。インプラントを使用していて生まれた疑問などを質問できる場でもあるので、定期的にメンテナンスを受けてください。
メンテナンスの費用は、5,000~10,000円程が相場です。通院頻度は2~6か月に一度程度で、基本的に治療後は生涯通い続けます。

インプラントは痛みが出にくいことがあるため、日常の小さな変化を見逃さないことが大切です。次のようなサインがある場合は、インプラント自体の問題というよりも、周囲の歯茎や噛み合わせ、部品の緩みなどが関係している可能性があります。
歯磨きやフロスで出血しやすい、歯茎が赤い、腫れているといった変化は、炎症の初期サインであることがあります。特にインプラント周囲は、炎症が続くと骨の吸収につながることがあるため、早めのチェックが安心です。
最近口臭が気になる、歯茎から膿のようなものが出る、嫌なにおいがするといった場合は、歯周病やインプラント周囲炎が進んでいることがあります。自宅の清掃だけで改善しないことも多いため、歯科医院で原因を確認することが重要です。
噛むと当たり方が変わった、硬いものを噛むと不安、インプラントの歯が高く感じる、揺れる気がするといった違和感は、噛み合わせの変化や部品の緩み、周囲組織の変化が関係することがあります。放置すると破損や脱落のリスクが高まる場合があるため、早めに受診して調整や点検を受けてください。

インプラントは、顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着して失った歯を補う治療法です。歯の根の部分から再現するため、天然歯に近い使用感を得やすい一方で、基本的に保険が適用されないため高額になりやすく、治療期間も4~6か月程度かかることがあります。
ターゲットキーワードである「インプラント 虫歯 に ならない」という点については、インプラントは人工物でできているため虫歯にはなりません。
ただし、インプラントの周囲の歯茎や骨は天然の組織であり、ケアを怠るとインプラント周囲炎が起きる可能性があります。
また、インプラントの隣の天然歯が虫歯になることもあり、さらに噛み合わせや衝撃によって破損・脱落が起こる場合もあります。
インプラントを長持ちさせるためには、歯ブラシに加えてフロスや歯間ブラシ、タフトブラシなども活用し、歯茎のきわや歯と歯の間の清掃を丁寧に行うことが重要です。加えて、2~6か月に一度程度の定期メンテナンスで、骨の状態や炎症、噛み合わせ、磨き残しをチェックし、必要な調整やクリーニングを受けることが、長期安定につながります。
インプラント治療後のケアや、歯茎の腫れや出血、噛み合わせの違和感などが気になる場合は、京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」にお気軽にご相談ください。
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