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2024.06.21
目次
こんにちは。京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」です。
インプラント治療では1本あたり30万〜40万円と高額な費用がかかります。「治療後にトラブルが起きたらまた高額なお金を払わなくてはいけないの?」「インプラントには保証制度が設けられているの?」という疑問をおもちの方もいるでしょう。
そこで今回は、インプラントに保証はあるのか解説します。保証が適用される条件や、保証に関して確認しておくべきことなどについても解説しますので、インプラント治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
インプラントには、抜けたり破損したりした場合に無料または一部費用を自己負担することで、再治療や修理をしてもらえる保証制度が設けられています。インプラントはさまざまなメーカーから販売されていますが、保証がついているものがほとんどです。
インプラントは一般的に以下の3つのパーツから成り立っています。
上記のすべてのパーツが保証の対象となるメーカーもあれば、顎の骨に埋入するインプラント体やインプラント体と人工歯をつなぐアバットメントのみを保証の対象としているメーカーもあります。そのため、歯科医院独自で人工歯に保証をつけている場合もあります。
インプラントに破損や脱落などのトラブルが起こっても、すべてのケースで保証が適用されるわけではありません。
以下の条件を満たしている必要があります。
インプラントの脱落の原因になりやすいインプラント周囲炎などのトラブルは、歯医者で定期的にメンテナンスを受けていれば予防できる可能性が高いです。そのため、保証を受けるためには定期メンテナンスを条件としている場合が多いです。
日常生活のなかで破損した場合も保証の対象になります。禁煙などの指示が歯科医師からあった場合、その指示をしっかり守れていることも条件に含まれます。
インプラントの保証には保証期間が設けられています。そのため、ほかの条件を満たしていても、保証期間内でなければ、保証を受けることができないので注意が必要です。保証期間は大体5〜10年程度としているところが多いです。
逆に以下のようなケースに当てはまる場合は保証を受けられない可能性が高いです。
定期メンテナンスは、インプラントの破損や脱落につながるようなトラブルを予防し、長く使用するためには欠かせないものです。そのため定期メンテナンスを怠ると基本的に保証を受けられません。
交通事故や自然災害、故意にインプラントを破損した場合も対象外となるケースが多いです。
また、喫煙をするとインプラント周囲炎を引き起こしたり、口内環境を悪化させたりするリスクが高まります。そのため、歯科医師から禁煙するように指示されることがあります。
しかし、禁煙指示を受けているにもかかわらず喫煙を続け、インプラントにトラブルが起こった場合は、保証を受けられないケースが多いです。
インプラントの保証内容はメーカーや歯科医院によって異なります。状況によっては保証を受けられない可能性もありますので、事前に以下のポイントを確認しておきましょう。
インプラント体・アバットメント・人工歯のどのパーツが保証の対象になるか確認しましょう。例えば、インプラント体とアバットメントの破損は保証の対象でも、人工歯の破損は保証の対象にならない場合があります。
インプラントの保証期間は5〜10年が一般的ですが、パーツによっても保証期間が異なる場合があります。人工歯は、歯ぎしりや食いしばりなどの衝撃で破損する可能性が高いため、ほかのパーツよりも保証期間が短く設定されていることが多いです。
保証の開始時期も確認しておきましょう。例えば、インプラント体を埋め込んでから保証が開始されるケースもあれば、インプラント体が顎の骨に定着してから保証が開始されるケースもあります。
前の項目で述べたように、インプラントの保証を受けるためには定期メンテナンスに通っていることや、禁煙などの歯科医師の指示を守れていることなどの条件を満たしている必要があります。
インプラントが破損してから指示を守っていればよかったと後悔しても遅いので、インプラント治療を開始する前に保証条件を確認しておくとよいでしょう。
保証を受けられる回数も確認しましょう。保証期間内であれば何度も保証が受けられる場合と、回数に上限がある場合とがあります。
インプラントの修理や再治療をする場合、すべての費用が負担されるケースや、一部の費用を負担しなければいけないケース、負担される費用の上限が決められているケースなどいくつかパターンがあります。
「保証期間内の修理であればお金がかからないと思っていたのに、実際には費用がかかった」という事態を防ぐために、保証費用についてもしっかり確認しておきましょう。
インプラントの寿命は10〜15年程度です。使い方によっては15年以上使用できている人もいます。
インプラント治療後のトラブルを防ぐためにできることを最後に確認しておきましょう。
それぞれ詳しく解説します。
インプラント治療後のトラブルを防ぐためには、定期的に検診を受けることが大切です。定期検診ではお口全体のクリーニングや、インプラントにトラブルがないかなどのチェックを行います。
定期的に歯科医院でクリーニングを受けていれば、お口を清潔に保てるので、インプラント周囲炎などの口内が不衛生になることで起こるトラブルを防げるでしょう。また、インプラントに異常などがあった場合でも、重症化する前に対処できる可能性が高まります。
定期検診の頻度は3ヶ月〜半年に1回としている歯科医院が多いです。歯科医師から指示された時期に定期検診を受けてください。
インプラントは人工物なので虫歯になることはありませんが、ケアを怠るとインプラント周囲炎になったり、インプラントが抜け落ちたりする可能性があります。
インプラント周囲炎を防ぐためには、毎日しっかりと歯磨きを行うことが非常に重要です。食後は歯磨きをする習慣を身につけましょう。また、デンタルフロスや歯間ブラシなどのアイテムを使用して、インプラントと歯茎の間や、歯と歯の間に付着した汚れも落としましょう。
歯ぎしりや食いしばりなどによって人工歯の部分に強い力が加わると、割れたりぐらついたりすることがあります。朝起きたときにこめかみ部分に痛みを感じたり、顎が疲れていると感じたりする場合は就寝時に歯ぎしりや食いしばりをしている可能性があります。
このような癖は無意識のうちに行なっているケースがほとんどなので、自分で意識してやめることが難しいです。歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合は、ナイトガードを使用するとよいでしょう。
ナイトガードとは就寝時に装着するマウスピースです。装着することで、歯ぎしりや食いしばりによって歯に加わる力を分散させることができます。ナイトガードは歯科医院で作れますので、相談してみるとよいでしょう。
インプラント治療後のトラブルを防ぐためには禁煙も重要です。タバコに含まれるニコチンの影響で血流が悪くなり、免疫力が低下すると、インプラント周囲炎を発症するリスクが高まります。そのため、禁煙が推奨されているのです。
インプラント治療を考えている場合は、少しずつタバコの本数を減らすなどして対策しておいたほうが、インプラントを長く使用できる可能性が高まるでしょう。
インプラントには保証が設けられていることが多いです。
ただし、保証期間や保証内容、保証費用はそれぞれメーカーによって異なります。保証を受けるためには、定期検診を受けていることや、歯科医師の指示を守っていることなどの条件もあるため、あらかじめ確認しておきましょう。
インプラント治療を検討されている方は、京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」にお気軽にご相談ください。