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インプラントは骨が足りない場合でも治療できる?対処法と治療の流れ

2023.06.05

こんにちは。京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」です。

インプラントの治療の説明を受ける女性

インプラント治療を受けるためには、インプラントを埋め込むための骨がしっかりとしている必要があります。「骨が足りないからインプラント治療はできない」と断られたことがある方もいるでしょう。

今回は、骨が足りなくなる原因と対処法、具体的な治療の流れについて解説します。

インプラントとは

歯の治療を受ける女性患者と男性医師

インプラントとは、体内に埋め込む医療機器や材料の総称です。そのため、心臓のペースメーカーや人工関節、美容整形で体内に埋め込むシリコンなども、広い意味ではインプラントに分類されます。歯科分野におけるインプラント治療がメジャーになってきているため、単に「インプラント」というと歯科治療を指す場合が多いです。

以下、歯科分野におけるインプラント治療の概要と、差し歯との違いを解説します。

歯科分野におけるインプラント治療とは

体になじみやすい生体材料で作られた、歯根の一部もしくは歯根全体を作成し、歯を失った顎の骨に埋め込みます。埋め込んだ歯根を土台に、セラミックなどで作った人工歯を取り付けることで歯の再建を行うのが、歯科治療におけるインプラント治療です。

基本的なインプラントは、下記の3つのパーツで構成されます。

  • インプラント体(歯根部):顎骨の中に埋め込まれる部分。材質はチタンまたはチタン合金など。大きさは直径が3〜5mm、長さは6〜18mm。
  • アバットメント(支台部):インプラント体の上に取り付ける部分。材質はチタンやチタン合金、ジルコニアなど。
  • 上部構造(人工歯):アバットメントに取り付ける人工歯の部分。材質はレジンやセラミック、セラミックとレジンを混ぜたハイブリッドセラミック、金合金など。

差し歯との違い

インプラントとよく似た治療法に差し歯治療がありますが、構造や治療方法はまったく異なります。特に大きく異なるのは、治療する歯の根元に歯根があるかどうかです。

差し歯治療は、残っている自分の歯根を土台に歯を再建します。一方、インプラント治療は、抜歯を行って歯根も残っていない部分に人工の歯根を作って歯を再建します。そのため、インプラント治療では歯が残っていない状態でも歯を再建することができますが、差し歯治療では土台となる歯根が残っていないと治療を行えません。

骨が足りなくなる原因

ソファに座って悩む白髪の老女性

インプラント治療を行うためには、インプラントを埋め込む顎の骨に十分な量や厚みがなければいけません。なかには顎の骨が痩せて、インプラント治療を行えない方もいるでしょう。

顎の骨が足りなくなる原因は、以下のとおりです。

歯周病を患っていた

長期間、歯周病を患っていると、顎の骨が減少してインプラントができない場合があります。

歯周病とは、歯茎が歯周病菌に感染し炎症を起こす病気です。治療しないと、歯を支えている歯槽骨を溶かし、最終的には歯が抜けます。歯が抜けるほど病状が進行している場合は、すでに歯槽骨の大部分が溶かされており、骨が足りない状態だと考えられるでしょう。

もともと骨が薄い

生まれつき顎の骨が薄い場合も、インプラント治療ができない場合があります。生まれつき上顎の骨が薄いケースや骨の幅がないケースなどは、インプラント治療が難しいことが多いです。

歯が抜けたまま長期間放置した

顎の骨が痩せる原因として、歯が抜けたまま長期間放置したケースがあげられます。長い間、歯が抜けた状態が続くと、噛むことによる適度な刺激が顎の骨に伝わりません。

人間の体には、刺激のない部分では骨を新たに作ることよりも、壊して吸収することが優位になる性質があるため、骨の吸収に対して新しい骨の形成が追いつかなくなります。刺激のない顎の骨はどんどん痩せていき、骨が足りなくなるのです。

合わない入れ歯を使用している

合わない入れ歯も、骨を減少させる原因です。合わない入れ歯を長期間使い続けると、さまざまな方向から歯肉に圧力がかかり、圧迫された歯肉の下にある顎の骨が吸収されます。その結果、次第に骨が痩せ、骨の減少につながります。

骨が足りないとインプラント治療はできない?

顎に手を当てて考え事をする女性と男性

健康的な顎の骨は、インプラント治療において非常に重要であることを上述しました。十分な顎の骨がなければインプラント治療を行うことはできないのか、と疑問をもった方もいるでしょう。

骨が足りなくても、インプラント治療を行うことは可能です。インプラント治療に適した骨量や厚さがなくても、骨を補う治療を行えばインプラント治療の対象になります。骨を補う治療については後述しますので、参考にしてください。

骨が足りない場合はどうする?

歯のレントゲンを見ながら話す医師と患者

インプラント治療を行うには、骨幅約6mm以上、高さ10mm以上の顎骨が必要です。顎の骨が基準に満たなかった場合「骨造成」によって骨を補います。

骨造成とは、インプラントの埋め込みに必要な骨の量を増やす手術のことです。骨造成には、以下3つの方法があります。

骨再生誘導法(GBR)

骨再生誘導法(GBR)とは、インプラント治療において骨の厚みや高さが足りない場合に、歯槽骨を再生する方法です。

骨の厚みや幅が不足している部分に、骨補填剤や細かく粉砕した自家骨(自分の歯骨)を入れ、メンブレンという人工の膜で覆います。メンブレンで該当部分をカバーすることで、内部の骨形成を促進し、新たな骨の造成を行います。

ソケットリフト

ソケットリフトは、上顎の骨の高さが不足している場合に用いられる方法です。歯科医院によって差はありますが、骨の高さが5mm以上ある場合に適応されます。特に、上の奥歯はほかの歯に比べて骨が薄いため、歯周病や抜歯などで骨が減少するとインプラント治療が難しくなることが多いです。

しかし、専用の器具を用いて上顎洞の粘膜を押し上げ、骨補填剤を入れてインプラントを埋め込むためのスペースを作れば、十分な骨の厚さを確保することができます。

サイナスリフト

骨の高さがソケットリフトの適応範囲に比べて著しく低く、かつ広範囲に及ぶ場合はサイナスリフトを行います。ソケットリフトと同様に、歯科医院によって基準が異なりますが、骨の高さが5mm以下の場合に適応されることが多いです。

ソケットリフトはインプラントの挿入部分に穴を開けますが、サイナスリフトは歯茎の側面を切開します。歯茎の側面を切開することでスペースを確保できるため、より多くの骨を埋めることが可能です。

骨が足りない場合のインプラント治療の流れ

ステップを上るイメージ

骨造成で症例の多い、骨再生誘導法(GBR)を行う場合の治療の流れを解説します。

自家骨の採取

骨再生誘導法(GBR)を行う場合は、はじめに自家骨の採取を行います。自家骨は、下顎の先端のオトガイ部、または下顎の奥歯の外側の下顎枝から採取するのが一般的です。

インプラントの埋入と骨再生誘導法を同時に行う場合は「ボーンミル」という粉砕器を使って、採取した骨を細かく砕きます。

インプラントの埋入

歯茎の一部を切開し、顎の骨に穴を開けてインプラントを埋め込みます。

患者さまの顎は通常に比べて骨量が少ないため、インプラントを所定の位置に埋入しても骨に収まらない場合が多いです。一部が露出している状態になります。

自家骨または骨補填材の充填

骨が不足している場所に、事前に採取した自家骨や骨補填材を充填し、人工膜のメンブレンで覆います。

骨量不足がわずかな場合は、体内で吸収されるメンブレンを使用しますが、骨欠損が大きく多くの骨造成が必要な場合は、チタンで作られた非吸収性のメンブレンを使うでしょう。非吸収性のメンブレンを使用した場合は、インプラントの定着後にメンブレンを取り出す必要があります。

インプラントの埋入に要する時間は、約30分〜3時間といわれていますが、骨の状態や埋入本数によって異なります。また、自家骨または骨補填材の充填も行う場合は、より時間がかかる可能性があるでしょう。

歯肉の縫合

自家骨または骨補填材をメンブレンでしっかり覆ってから、開いた歯肉を縫合して閉じ、骨の再生を待ちます。

個人差がありますが、骨の再生とインプラントの定着にはおよそ6〜10か月の期間を要します。骨が再生するまでは強い力や刺激を与えないよう、患部の安静を保つことが重要です。

人工歯の装着

インプラントの固定が確認されたら、その上に人工歯を装着します。まず、インプラントを埋入した部分の歯肉を開き、人工歯を接合するためのアバットメントをインプラントに接続します。アバットメントの上に上部構造を装着するのです。埋入の際に非吸収性のメンブレンを使用した場合は、メンブレンを取り出します。

人工歯を取り付けたあとは、日々のセルフケアと歯科医院での定期的なメインテナンスに取り組み、炎症の予防と清潔な口腔環境の維持に努めましょう。

まとめ

インプラントの模型を指して説明している

今回は、インプラント治療で骨が足りなくなる原因と対処法、治療の流れについて解説しました。

インプラント治療は、歯を完全に失った人でも歯の再建ができる画期的な治療法です。基本的には、インプラントを埋め込む顎の骨が十分にあることが実施の条件ですが、骨造成を行うことで骨が少なくてもインプラント治療を行うことができます。

ただし、治療には多くの時間と費用、リスクが伴うことを忘れてはいけません。歯科医院の設備や体制などをしっかり確認することも大切です。担当の歯科医師と話し合い、リスクを十分に理解してから治療にのぞみましょう。

インプラントを検討されている方は、京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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