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2024.01.26
目次
こんにちは。京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」です。
インプラント治療では、一時的に歯がない期間が生じることがあります。この期間は、見た目や機能を維持するための対応とともに、傷口を刺激しないための注意が必要です。
この記事では、インプラント治療中の歯がない期間について詳しく解説します。
インプラント治療における歯がない期間は、インプラントを埋入したあと、被せ物を装着するまでの間です。残念ながら、インプラントを埋め込んだ後は骨との結合を待つ必要があるため、すぐに被せ物を装着することはできないのです。
インプラント治療の流れを詳しく見ていきましょう。
インプラント治療に関する不安や疑問を解消するため、まずはカウンセリングを行います。治療前のカウンセリングは、無料で実施している歯科医院が多いです。
患者さまからの質問だけでなく、インプラントの詳細やメリット・デメリット、他の有効な治療法についても、わかりやすく説明します。
歯周病の検査や歯型の採取など、詳細な情報を収集します。さらに、CTスキャンを用いて顎の骨の密度や量を精密に検査します。
検査結果や健康状態を踏まえ、希望の被せ物の材質や形状、色を考慮しながら治療計画を立案し、スケジュールや費用を見積ります。計画が策定された後、患者さまからの理解と同意がいただけたら、治療に進みます。
インプラント治療では、まず歯の根となるインプラント体を顎の骨に埋め込む作業から始めます。歯茎を切開し、インプラントを埋め込むための穴を形成してインプラント体を慎重に埋め込んでいきます。
一本のインプラント体を埋め込むのに必要な時間は約15分程度です。埋め込む本数や、抜歯・再生治療の必要性によって、全体の処置時間は異なります。
処置後約2週間で、インプラント埋入時に使用した縫合糸を除去します。また、必要に応じて仮歯の調整を行い、待機期間中の日常生活に支障が出ないよう配慮します。
インプラント体が顎の骨としっかりと結合し、一体化するまで待機期間を設けます。この期間は治療箇所や骨の状態により異なりますが、一般的には約2~6か月程度です。
待機期間中は、特に問題がなければ来院する必要はありません。
歯茎を再び開いて、専用の解析装置を使用し磁気を当てて、骨とインプラント体がしっかりと一体化しているかをチェックします。インプラントの定着が確認できた場合は、インプラントの頭部に専用のキャップを取り付けます。
その後、1~2週間ほど歯茎の形状が整うのを待ち、必要に応じて仮歯の調整を行います。
インプラントの型取りを丁寧に行います。アバットメントのキャップを除去し、歯の被せ物となる土台を設置します。
その上に被せ物を装着して、インプラント治療は終了です。
被せ物を装着したら治療は終了ですが、その後も定期的にメンテナンスを受けることが非常に重要です。口内のクリーニングだけでなく、インプラントの結合や噛み合わせの状態、感染症の有無などのチェックも含まれます。
メンテナンスの推奨頻度は、3~6か月に一度とされています。インプラントを長期的に使用するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
前述したように、インプラント治療においては歯がない期間が生じることがあります。チタン製のインプラント体が顎の骨と結合するためには、通常2~6か月程度を要します。
この結合期間中は、仮歯を使用することになります。すなわち、インプラント手術後から最終的な上部構造を装着するまでの間が、歯がない期間に該当します。
しかし、これはあくまで一般的な目安です。患者さまの状況によっては、仮歯を使用する期間がさらに長くなることも珍しくありません。
特に、骨造成が必要な場合や、多数のインプラント体を埋入する必要がある場合には、歯がない期間が長引くことが予想されます。
歯がない期間の一般的な対応方法は、仮歯を入れることです。場合によっては、入れ歯を使用することもあります。
インプラント手術で埋め込んだ人工歯根を活用し、仮歯を取り付ける方法が最も一般的です。見た目を改善するだけでなく、傷口を保護する役割も果たしてくれます。
歯がない期間には、口腔内の全体的なバランスを維持するために仮の入れ歯を使用することもあります。特に、複数の歯を同時にインプラントする場合や、上下の噛み合わせを適切に保持する必要がある状況において有効です。
しかし、仮の入れ歯は通常の入れ歯とは異なります。見た目はあまりよくないでしょう。
人工歯根が骨に結合するまでの間、接着剤を用いて隣接する健康な歯に仮歯を取り付ける方法もあります。この手法では、人工歯根への負荷を最小限に抑えることができます。
ただし、接着剤を使用するため、仮歯は取れやすいです。
歯がない期間に仮歯を入れる理由を確認しましょう。
仮歯を使用する主な理由は、見た目の維持です。たとえ一本の歯が欠けているだけでも、その位置によっては口を開けた際に非常に目立つことがあります。
特に前歯がない場合は、見た目に大きな影響を及ぼすだけでなく、発音にも影響を与えます。そのため、仮歯を用いて見た目と機能を保つことが重要です。
インプラントを埋入した後、傷口が完全に治癒するまでの期間は、できる限り負担をかけないことが非常に重要です。仮歯を入れることで、傷口への負担を最小限に抑えることが可能になるでしょう。
歯がない状態が長期間続くと、周囲の歯が倒れ込んだり位置を移動したりすることがあります。歯並びや噛み合わせが悪化する恐れがあるのです。
噛み合わせが変化すると、後の処置が計画通りに進まない可能性も出てきます。
歯がない期間は、さまざまなことに注意する必要があります。以下に、具体的な方法を解説します。
仮歯を使用している間も、口腔ケアの重要性は変わりません。部分入れ歯のような取り外し可能な仮歯を使用している場合は、定期的に取り外して丁寧に清掃しましょう。
仮歯のお手入れ方法については、歯科医師から具体的な指示があります。それに従って適切に清掃し、仮歯を清潔に保つことが重要です。
また、天然の歯に関しては、歯ブラシだけでなく歯間ブラシやフロスを使用して、丁寧に磨くことを忘れないでください。口腔内を健康に保ち、歯周病などの問題を防ぐことができます。
歯がない期間中は、硬い食品や粘着性のある食品を避け、柔らかく咀嚼しやすい食品を選ぶことが大切です。適した食品には、スープやヨーグルト、スムージー、マッシュポテトなどがあります。
しかし、栄養バランスを保つことも重要です。必要なビタミンやミネラルを十分に摂取し、特に骨の健康に役立つカルシウムやビタミンDが豊富な食品を積極的に取り入れましょう。
歯がない期間中は、こまめに水分を摂取することで口腔内を清潔に保ちましょう。水分を摂ることで、口の中の大まかな汚れを洗い流し、細菌の増殖を防げます。
インプラントが虫歯になることはありませんが、治療後にはインプラント周囲炎への注意が必要です。インプラント周辺の歯肉が歯周病菌に感染することで発症する病気で、口腔内を清潔に保てば予防できます。
インプラント治療では、歯がない期間があります。インプラント埋入後、被せ物を装着するまでの間です。
その期間中は、仮歯を入れるのが一般的です。仮歯の使用は、見た目を維持し、周囲の歯の移動や噛み合わせの変化を防ぐためにも効果的です。
インプラント治療中の歯がない期間には、適切なケアを心がけましょう。硬い食品や粘着性のある食品を避け、柔らかく栄養バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
水分をこまめに摂取して口腔内を清潔に保ち、インプラント周囲炎などのリスクを最小限に抑えることが重要です。
インプラント治療を検討されている方は、京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」にお気軽にご相談ください。