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2025.03.28
目次
こんにちは。京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」です。
「セラミックの歯はどれくらいの期間使用できるのか知りたい」「セラミックの歯を長持ちさせたい」と思っている方もいるでしょう。セラミックの歯は、優れた審美性と耐久性を持ち、多くの人に選ばれる人気の治療法です。
セラミックの歯の主な特徴として、汚れがつきにくいことや経年劣化が少ないことが挙げられます。また、適切にケアを行えば、長期間にわたって使用することが可能です。
一方で、セラミックの歯の寿命は、使用する素材の種類や生活習慣によって左右されることがあります。
今回は、セラミックの歯の種類ごとの寿命や、長持ちさせるためのポイントについて詳しく解説します。
セラミックの歯は、陶材と呼ばれる素材を用いて作られています。セラミックは美しさと耐久性を兼ね備えており、天然歯に近い色調の再現が可能です。
また、金属の詰め物である銀歯とは異なり、唾液や温度変化による変形が少ないため、虫歯のリスクを抑えつつ長期間の使用が可能です。
セラミックの歯にはいくつかの種類があり、それぞれ使用される素材や構造によって寿命が異なります。以下に、代表的な種類と寿命の目安を紹介します。
オールセラミックの寿命は、一般的に約10年~15年とされています。オールセラミックは、すべてセラミック素材でできているため、透明感のある自然な見た目を実現しやすいという特徴があります。さらに、表面が滑らかで、汚れが付着しにくく虫歯のリスクを抑えられます。
メンテナンスを適切に行い、口内環境を健康に保つことで、さらに長期間使用できる可能性があります。
ハイブリッドセラミックは、セラミックとプラスチックを混ぜた素材です。寿命はおよそ7年~8年とされており、オールセラミックに比べて耐久性は低いです。時間の経過とともに傷や着色が生じやすくなることがあるため、長期間使用するには適切なケアが不可欠です。
一方で、プラスチックが含まれるため柔軟性があり、費用を抑えられるという利点もあります。
メタルボンドは、金属のフレームにセラミックを焼き付けた被せ物です。寿命は約8年~10年とされています。金属の強度とセラミックの美しさを兼ね備えた素材ですが、金属アレルギーのリスクがある点には注意が必要です。
また、長期間使用すると金属が歯茎に影響を及ぼし、黒ずんで見えることもあります。審美性を重視する方は、他の選択肢を検討するのも良いでしょう。
ジルコニアの寿命は約15年~20年とされており、非常に耐久性の高いセラミック素材の一つです。ジルコニアは、強い力がかかる奥歯などに使用されることが多く、欠けにくいのが大きなメリットです。
ただし、ジルコニアは光の透過性が低いため、天然歯のような透明感を出すのが難しい場合があります。また、その硬さから、歯ぎしりをする方は顎や歯茎に負担がかかる可能性があるため注意が必要です。
e-maxの寿命は、約10年~15年とされています。ニケイ酸リチウムガラスを主成分とし、天然歯に近い硬さを持っているため、違和感が少なく自然な噛み心地を実現します。
また、変色や変形が起こりにくく、適切なメンテナンスを行えば長期的に使用することも可能です。
ただし、強い衝撃や歯の状態によっては寿命が短くなることがあるため、注意が必要です。
セラミックの歯の寿命は、セラミックの種類や口内環境、噛み合わせなどの影響を受けます。特に、土台となる天然の歯の健康を損なってセラミックの歯を支えきれなくなると、セラミックの維持が難しくなります。
セラミックの歯は、使用されている素材や口内環境への適応の度合いによって寿命が異なります。寿命が短いとされているセラミックの種類であっても、メンテナンスや口内の健康維持によって長持ちさせることが可能です。
噛み合わせが悪いと、特定の部分に過剰な力がかかり、セラミックの歯が割れたり欠けたりするリスクが高まります。歯ぎしりや食いしばりの習慣がある方は、日常的に歯にダメージを与えている可能性があるため、マウスピースやナイトガードなどの対策を行うことが重要です。
虫歯や歯周病が進行すると、セラミックの歯を支えている土台の歯や歯茎に影響を与え、結果的にセラミックの寿命を縮める原因となります。自宅での歯磨きだけでなく、歯科医院での定期的な歯科検診やクリーニングを受けて口内の健康を保つことが大切です。
喫煙や過度の飲酒、偏った食生活は歯の健康を損なう原因になります。特に、喫煙は歯周病のリスクを高めるため、セラミックの歯の寿命にも影響を及ぼします。健康的な生活習慣を心掛けることが重要です。
セラミックが正しく装着されていないと、歯に偏った力がかかり破損の原因になります。また、セラミックが適合しないことで、歯や歯茎に負担を与えて違和感や強い痛みを引き起こす場合もあります。装着後の違和感が続く場合には、医師に相談しましょう。
スポーツや事故などによる強い衝撃は、セラミックの歯の寿命を縮める原因になります。セラミックは瞬間的な衝撃に弱く、破損や劣化につながるため、スポーツを行う際にはマウスピースを装着しましょう。
セラミックの寿命を延ばすには、口腔ケアや定期検診を受けることが重要です。また、食生活や普段の習慣・癖を見直すことで、セラミックの寿命を延ばせる可能性があります。
歯磨きやフロスを活用し、日々の口腔ケアを丁寧に行いましょう。汚れの蓄積を防ぐことで、虫歯や歯周病のリスクを軽減できます。また、自宅でのケアだけでなく、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることも効果的です。
定期検診では、専門的なクリーニングやブラッシング指導が行われます。クリーニングでは、専用の器具を使用して歯磨きでは落としきれない汚れや歯石を取り除き、セラミックの歯の寿命を延ばすことができます。
また、虫歯や歯周病の有無の確認が行われるため、虫歯・歯周病の早期発見や治療につながります。定期検診の頻度は、口内の状態に合わせて3ヶ月~半年に1回行うのが一般的です。
歯ぎしりや食いしばりは、セラミックに大きな負担をかけます。ナイトガードの使用やストレス管理を行い、歯への負担を軽減しましょう。
アーモンドのような硬い食品を噛むと、セラミックが欠けるリスクがあります。特に、前歯のセラミックは慎重に扱う必要があります。
セラミックの歯には、オールセラミックやジルコニアなどのさまざまな種類があります。セラミックの種類によって、耐久性や特性が異なります。特に、ジルコニアやe-maxは長期間の使用が期待でき、使用方法によっては半永久的に使用できる場合もあります。
また、耐久年数を左右する要因として、セラミックの種類のほかに、生活習慣や噛み合わせの影響も考えられます。セラミックの歯を長く保つためには、適切な口腔ケアと生活習慣の見直しが欠かせません。定期的な検診を受け、歯の健康を維持することが重要です。
また、治療を検討する際は、信頼できる歯科医院を選び、自分の歯の状態やライフスタイルに適したセラミックの種類を選びましょう。
セラミック治療を検討されている方は、京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院は、皆さまの「行きたい歯医者」を目指して診療を行っております。虫歯・歯周病治療、ホワイトニング、矯正治療、予防歯科など、さまざまな治療に力を入れています。