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歯の噛み合わせが悪いかも?症状や不正咬合の種類、原因や治療法を解説!

2024.10.25

こんにちは。京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」です。

嚙み合わせが悪い人

歯の噛み合わせが悪いと感じたことはありませんか。不正咬合(ふせいこうごう)とは、歯の位置が悪かったり顎が正常に発達しなかったりしたことで、うまく噛み合わない状態を指します。口腔内だけでなく、全身にもさまざまな影響を及ぼす可能性があります。

この記事では、不正咬合の種類や原因、治療法について詳しく解説し、健康的な口腔環境を維持するためのポイントをご紹介します。

歯の噛み合わせが悪い場合にあらわれる症状

嚙み合わせが悪く顎が痛い男性

歯の噛み合わせが悪い状態(不正咬合)は、口腔内だけでなく全身にもさまざまな症状を引き起こす可能性があります。以下は、噛み合わせの問題によって現れる代表的な症状です。

顎や顔の痛み

噛み合わせが悪いと、咀嚼時に顎の筋肉や関節に過度の負担がかかり、顎関節症の原因となることがあります。顎や顔の筋肉が緊張し、痛みやこわばり、口を開閉する際の異音(クリック音)が生じることもあります。

頭痛や肩こり

噛み合わせが悪いと、顎周囲の筋肉が緊張し、それが首や肩の筋肉にまで影響を及ぼします。その結果、頭痛や肩こりが発生しやすくなります。

特に、片頭痛のような痛みが頻繁に現れる場合や、肩こりが慢性的に続く場合は、噛み合わせの問題が原因である可能性があります。

歯や歯茎の痛み、歯の摩耗

不正咬合によって特定の歯に過度の力がかかると、歯がすり減ったり割れたりするリスクが高まります。また、過度の圧力が歯茎にかかることで、歯周病の進行が早まることもあります。

歯がしみたり痛みを感じる場合は、噛み合わせの調整が必要かもしれません。

口内炎や頬の内側の傷

噛み合わせが悪いと、食事中に頬の内側や舌を噛んでしまうことが増えます。このような状態が続くと、口内炎や傷が慢性的に発生し、口腔内の痛みや不快感が増します。

特に、前歯の噛み合わせが悪い場合は、発音や舌の動きに影響を与えることがあります。

発音の問題

歯の位置が正常でないと、正確な発音が難しくなることがあります。会話が聞き取りにくくなると、日常生活に支障をきたすこともあります。

睡眠の質の低下

噛み合わせの悪さが原因で、夜間の歯ぎしりや食いしばりが起こることがあります。歯ぎしりや食いしばりが続くと、睡眠の質を低下させる要因となるでしょう。

睡眠中の歯ぎしりは顎や首の筋肉を緊張させます。十分に休息できないため、朝起きたときの疲労感や頭痛の原因となることもあります。

歯の噛み合わせが悪い状態「不正咬合」の種類

嚙み合わせが悪い人

不正咬合とは、歯の噛み合わせが正常でない状態を指し、さまざまなタイプがあります。以下に、代表的な不正咬合の種類について解説します。

上顎前突(出っ歯)

上顎前突は、上の前歯が前方に突出している状態です。上の歯が前に出ているため、口を閉じたときに上の歯と下の歯がうまく噛み合わず、前歯で食べ物をかみ切るのが難しくなることがあります。

また、唇が閉じにくくなるなど、見た目にも大きな影響を与えます。

下顎前突(受け口)

下顎前突は、下の歯が上の歯よりも前に出ている状態で、一般的に受け口として知られています。原因としては、下顎が発達しているか、上顎の発育が不十分であることが考えられます。

前歯で食べ物をかみ切るのが難しく、食事や発音に支障をきたす可能性があります。また、顎関節に負担がかかりやすく、顎の痛みを引き起こすこともあります。

開咬(オープンバイト)

開咬は、前歯や奥歯を噛み合わせたときに一部の歯が噛み合わず隙間ができる状態です。多くの場合、前歯の上下が接触せず、空間が生じます。

開咬の状態では、食べ物をかみ切るのが難しいだけでなく、発音や舌の動きに影響を及ぼすことがあります。指しゃぶりや舌の押し出し癖が原因となることが多いです。

交叉咬合(クロスバイト)

交叉咬合は、上下の歯が横方向にずれて噛み合っている状態です。通常、上の歯が外側に位置し、下の歯が内側に位置しますが、交叉咬合ではその逆になる部分があります。

この状態が続くと、顎に偏った力がかかり、顎関節の問題や顔の非対称を引き起こすことがあります。

叢生(乱ぐい歯)

叢生(そうせい)とは、歯が密集して生えて重なり合っている状態で、乱ぐい歯とも呼ばれます。歯が並ぶスペースが不足していることが原因です。

歯が重なっているとブラッシングが難しくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。また、発音に影響を与えることもあります。

空隙歯列(すきっ歯)

空隙歯列は、歯と歯の間に隙間がある状態ですきっ歯とも呼ばれます。特に、前歯の間に大きな隙間ができることが多いです。原因として、歯が小さい、あるいは顎の骨が大きすぎることが考えられます。

隙間があると食べ物が詰まりやすく、口腔内の清潔を保つのが難しくなるため口臭や歯周病のリスクが高まります。

歯の噛み合わせが悪くなる原因

歯ぎしりをしている女性

歯の噛み合わせが悪くなる、いわゆる不正咬合は、さまざまな要因によって引き起こされます。以下に、歯の噛み合わせが悪くなる主な原因について解説します。

遺伝的要因

噛み合わせの問題には、遺伝的要因が大きく関係しています。親から受け継いだ顎の大きさや形状、歯のサイズなどが、噛み合わせに影響を与えるのです。

乳歯や永久歯の生え方の問題

乳歯や永久歯が適切に生えない場合、噛み合わせが悪くなることがあります。乳歯が早期に抜けると、隣の歯がそのスペースに移動し永久歯が正常な位置に生えにくくなります。

また、歯が生える順序やタイミングに異常がある場合も、歯の位置がずれ、不正咬合につながることがあります。

生活習慣や癖

日常生活における癖や習慣も、噛み合わせの問題を引き起こす原因です。

子どもの指しゃぶりや舌で前歯を押す癖(舌癖)は、歯列の乱れや開咬を引き起こすことがあります。特に、長期間続く場合は、歯の位置や顎の発育に大きな影響を及ぼすでしょう。

また、頬杖をつく習慣や片方の歯でばかり噛む癖があると、顎に偏った力がかかって歯列や噛み合わせが徐々に歪んでいくことがあります。顎関節に負担がかかり、顎関節症のリスクが高まることもあります。

歯ぎしりや食いしばり

歯ぎしりや食いしばりは、歯や顎に強い力をかけて歯の摩耗や噛み合わせのズレを引き起こす原因となります。ストレスや緊張によって引き起こされることが多く、歯や顎の骨に慢性的な負担をかけるため、噛み合わせの問題を悪化させる可能性があります。

事故や外傷

交通事故やスポーツによる外傷が原因で、顎の骨がずれたり歯が損傷したりすることがあります。歯の形が変わると噛み合わせも変化するので、咀嚼や会話に支障が生じる場合があります。

歯周病や虫歯による歯の喪失

歯周病や虫歯が進行して歯を失うと、残った歯が隙間を埋めようとして移動するため、噛み合わせが乱れることがあります。歯が抜けたまま放置すると歯列全体に影響が及び、他の歯や顎関節に過度な負担がかかるでしょう。

歯の噛み合わせが悪い場合の治療方法

ワイヤー矯正の歯列模型

歯の噛み合わせが悪い状態で放置すると、顎関節症や歯の摩耗、全身の健康に影響を及ぼす可能性があります。噛み合わせの問題を改善するためには、原因や症状に応じて治療しなければなりません。

以下に、代表的な噛み合わせの治療方法を解説します。

矯正治療

歯の位置や顎の形を調整するために、矯正治療が行われることがあります。歯並びを整えることで、噛み合わせの問題を根本から改善します。

ワイヤーとブラケットを使用して歯を移動させるワイヤー矯正や、透明なマウスピースを使用するマウスピース矯正があります。口内の状況や患者さまの希望に応じて、治療法を選択します。

補綴治療

噛み合わせの悪さが歯の形状や位置の不適合による場合、補綴治療が行われることがあります。補綴治療は、詰め物や被せ物を使って歯の形を修正し、噛み合わせを改善する方法です。

クラウン(被せ物)治療

歯の表面にクラウンを被せることで、歯の形や大きさを調整して噛み合わせを改善します。摩耗した歯や欠けた歯に対して行われることが多いです。

ブリッジ治療

歯を失った部分の隣接する歯を支えにして、人工歯を装着して噛み合わせの調整を行います。ブリッジ治療により、歯の欠損を補い、噛む力の分布を改善することができます。

外科的治療

重度の噛み合わせの問題があり、他の治療法では改善が難しい場合、外科的な処置を検討します。例えば、顎の骨を調整する手術により、顎の位置を修正して正しい噛み合わせに戻します。

歯の噛み合わせが悪い状態で放置するリスク

歯の噛み合わせが悪い状態で放置するリスクイメージ

歯の噛み合わせが悪い状態を放置すると、口腔内の健康だけでなく全身の健康に悪影響を及ぼすリスクがあります。噛み合わせの問題を放置すると引き起こされる具体的なリスクについて解説します。

顎関節症のリスクが高まる

噛み合わせが悪いと、顎の関節や筋肉に過度の負担がかかり、顎関節症を引き起こすリスクが高まります。顎関節症の主な症状には、顎の痛みやクリック音、こわばりがあり、口を大きく開けることが困難になることがあります。

顎関節に長期間負担がかかると、慢性的な痛みが続き、日常生活に支障をきたすでしょう。

歯や歯茎へのダメージが進行する

噛み合わせの問題により特定の歯に過度の力がかかると、歯の摩耗が進んだり、ひびが入ったりすることがあります。また、歯がしみたり痛みを感じることが増えるほか、歯周病の進行も早まる可能性があります。

過度な力が歯茎にかかることで、歯茎が下がったり歯周ポケットが深くなったりすることもあり、歯の健康が損なわれるリスクが高まるのです。

まとめ

嚙み合わせが改善し笑顔の女性

歯の噛み合わせが悪い(不正咬合)は、口腔内や全身にさまざまな悪影響をもたらす問題です。原因はいくつかありますが、顎や歯、歯茎の痛み、頭痛、口呼吸の習慣化、発音の問題などが現れ、放置すると顎関節症のリスクがあります。

放置すると歯や歯茎にダメージが加わるので、早期の診断と治療で口内の健康を維持しましょう。

噛み合わせの改善を検討されている方は、京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、皆さまの「行きたい歯医者」を目指して診療を行っております。虫歯・歯周病治療、ホワイトニング、矯正治療、予防歯科など、さまざまな治療に力を入れています。

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