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子どものむし歯と不正咬合を予防するには

2024.10.13

 

こんにちは。京都市左京区岩倉にある歯医者「金田歯科医院」です。

 

 

子どもの成長期における口腔ケアは、彼らの一生にわたる健康を支える重要な要素です。口の中の健康は単に歯の問題だけにとどまらず、全身の健康、さらには心理的な面にも大きな影響を与えます。この時期に特に注意したい歯や口のトラブルは、虫歯と不正咬合です。
本記事では、子どもの歯と口の健康を守るために知っておきたい基本的な情報やその実践方法について詳しく解説します。

永久歯が生える順番とその重要性

永久歯は、一般的に6歳頃から生え始めます。この時期には最初に奥歯の「第一大臼歯」が生えてきます。この歯は「6歳臼歯」とも呼ばれ、非常に重要な役割を担います。第一大臼歯は上下の歯がしっかりと咬み合う基盤を作り、咀嚼力を支える役割を果たします。その後、前歯(中央切歯)、側切歯、犬歯、第二大臼歯と順に生えてきます。

歯に良いおやつ選び

子どもに与えるおやつの選び方は、虫歯予防の観点からも非常に重要です。おやつの種類や食べ方によって、虫歯のリスクが大きく変わります。ここでは、歯に良いおやつを選ぶためのポイントをいくつか紹介します。

・プラークや酸を作る力
虫歯の原因となるプラークは、糖分を餌にして酸を作り出します。この酸が歯のエナメル質を溶かし、虫歯を引き起こします。糖分が多いおやつほどプラークの酸生産力が高くなるため、虫歯のリスクも高まります。

・口の中に入れている時間
おやつが口の中に留まる時間が長いほど、プラークが酸を作り出す時間も長くなります。例えば、キャンディやキャラメルなどは溶けるまで時間がかかるため口の中に長時間留まりやすく、虫歯のリスクを高めます。

 ・口の中への残りやすさ
べたべたとした食感のおやつや歯にくっつきやすいものは歯の表面に残りやすく、プラークが酸を作り出す材料となりやすいです。できるだけサクサクしたものや、すぐに飲み込めるものを選ぶとよいでしょう。

おすすめのおやつと注意が必要なおやつ

・良い選択肢(〇)
ポテトチップス、せんべい、えびせんなどは、比較的短時間で食べ終わるため、虫歯のリスクはさほど高くないと言えます。

 ・注意が必要な選択肢(△)
ケーキ、ゼリー、チョコレート、クッキー、ビスケット、カステラなどは糖分が多く、口の中に長く留まりやすいものもあります。適度に楽しんだ後はしっかりと歯を磨きましょう。

・避けるべき選択肢(×)
キャンディやキャラメルは非常に粘着性が高く口の中に長く留まるため、虫歯のリスクが最も高いおやつです。これらはできるだけ避けるか、特別な機会にのみ楽しむようにしましょう。

フッ素の効果

フッ素は、虫歯予防において非常に効果的な成分として広く認識されています。フッ素には以下のような効果があります。

・エナメル質の強化
フッ素は歯のエナメル質を強化し、酸に対する抵抗力を高めます。これにより虫歯ができにくい歯を作ることができます。

・初期むし歯の修復
フッ素は、初期段階の虫歯を修復する能力があります。これは「再石灰化」と呼ばれるプロセスで、フッ素が歯のエナメル質に取り込まれることで酸によって溶かされた部分を修復します。

・酸の生成を抑制
フッ素は、虫歯の原因となる細菌の酸生成を抑制する効果もあります。これにより口の中のpHバランスが保たれ、虫歯のリスクが減少します。

フッ素の活用方法

フッ素を効果的に活用するためには、いくつかの方法があります。

・歯科医院でのフッ素塗布
歯科医院で行われるフッ素塗布は、非常に効果的な虫歯予防法です。定期的に歯科医院でフッ素塗布を受けることで、虫歯のリスクを大幅に減らすことができます。

・フッ素入り歯磨き粉の使用
毎日の歯磨きにフッ素入りの歯磨き粉を使用することで、日常的にフッ素を取り入れることができます。適切な量を使用し、効果的に虫歯を予防しましょう。

・フッ化物洗口
フッ化物洗口は、特に虫歯リスクが高い子どもに効果的です。学校や幼稚園などで行われています。

不正咬合とは

不正咬合とは、歯が正常な位置に生えていない、または上下の歯が正しく噛み合っていない状態を指します。不正咬合にはさまざまなタイプがありますが、代表的なものを以下に紹介します。

・上顎前突(出っ歯)
上の前歯が前方に突き出ている状態です。

・反対咬合(受け口)
下の前歯が上の前歯より前に出ている状態です。

 ・上下顎前突
上下の前歯が前方に突出している状態で、見た目に影響を与えるとともに唇を閉じにくくすることがあります。

 ・叢生(そうせい)
歯が重なり合って生えている状態です。

 ・開咬(かいこう)
奥歯は噛み合っているのに前歯が開いている状態です。

 ・交叉咬合(こうさこうごう)
上下の歯が横方向にずれて噛み合っている状態です。

 ・過蓋咬合(かがいこうごう)
上の前歯が下の前歯を深く覆っている状態です。

 

歯並びに影響する悪い癖

日常の生活習慣の中には、歯並びに悪影響を及ぼすものがあります。これらの悪い癖を早期に直すことが、不正咬合の予防に繋がります。以下に、代表的な悪い癖をいくつか紹介します。

 ・お口ぽかん(開口癖)
口が常に開いている状態は口呼吸の原因となり、歯並びに影響を与えます。

 ・唇を噛む
唇を噛む癖は前歯に不自然な力が加わり、歯並びに影響を与えることがあります。

 ・指しゃぶり
幼児期の指しゃぶりは自然な行動ですが、長期間続くと上顎前突や開咬の原因になることがあります。

 ・舌の癖
舌を前歯で押し出すような癖があると、歯並びに悪影響を与えます。

 ・頬杖
頬杖をつく癖があると片側の顎に圧力がかかり、顔の左右非対称や顎の発育に影響を与えることがあります。

 ・爪を噛む
爪を噛む癖は前歯に過度な力が加わり、歯並びに影響を与えることがあります。

 ・口呼吸
口呼吸は歯並びだけでなく、口腔内の乾燥や歯周病のリスクを高める要因にもなります。口呼吸の原因には鼻づまりやアレルギーがある場合が多く、早期の対処が必要です。

学校歯科検診では何を診ている?

学校歯科検診は、子どもたちの歯や口腔の健康状態を定期的にチェックするための大切な機会です。検診では、以下の項目を主に診ています。

 ・虫歯のチェック
歯に虫歯があるか、または初期虫歯が進行しているかを確認します。

 ・歯ぐきのチェック
歯ぐきの炎症や腫れがないかを確認します。歯肉炎の早期発見にも役立ちます。

・不正咬合のチェック
歯並びや噛み合わせが正常であるかを確認します。不正咬合が見られる場合は、早期に矯正治療が推奨されることがあります。

歯科医院での定期検診の重要性

学校歯科検診はあくまでもスクリーニング検査であり、詳細な診断や治療は行われません。そのため、定期的に歯科医院での検診を受けることが重要です。歯科医院では専門的な機器や技術を用いてお口の中をチェックするだけでなく、フッ素塗布やシーラントといった予防処置も受けられます。

仕上げ磨きのコツ

子どもが自分で歯を磨くことは大切ですが、まだ磨き残しが多い年齢では、仕上げ磨きが欠かせません。仕上げ磨きを効果的に行うためのポイントをいくつか紹介します。

 ・歯と歯ぐきの境目、奥歯の溝、歯と歯の間は特に丁寧に
これらの部分は食べ物のカスやプラークが溜まりやすく、虫歯になりやすい場所です。

 ・歯ブラシは歯面に対して直角に当てて細かく動かす
歯ブラシは歯面に対して直角に当てて、小刻みに動かします。軽い力で小さく(歯1~2本分ほどの幅で)動かしましょう。

 ・乳歯は奥歯の噛み合わせ4箇所と上の前歯を中心に磨く
乳歯の奥歯は特に虫歯になりやすいため、丁寧に磨きましょう。

 ・奥歯の頬側と前歯の唇側を磨くときはお口を「い」、下の前歯の裏側を磨くときはお口を「あ」にして磨く
口の形を工夫することで、磨きにくい部分もきれいに磨くことができます。

まとめ

子どもの歯と口の健やかな成長のためには、早期からの適切なケアと生活習慣の見直しが欠かせません。子どもの歯の健康を守るために、家庭でも学校でも積極的にサポートしていきましょう。
当院は、皆さまの「行きたい歯医者」を目指して診療を行っております。虫歯・歯周病治療、ホワイトニング、矯正治療、予防歯科など、さまざまな治療に力を入れています。
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