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2022.04.24
歯についてのお話
京都市左京区岩倉の歯医者、金田歯科医院の院長の金田直樹です。
皆さんは「歯」についてどのくらいご存知ですか?
「歯」をイメージすると食事などの時に食べ物を細かくかみ砕いて消化しやすくする役割を一番に考えませんか?
ですが、それはもちろんのこと
1.発音を助ける
2.表情を作る
3.体の姿勢やバランスを保つ
4.若く見える
5.モノを飲み込むことができる
6.ものを噛むことで脳に刺激を与える…
など毎日の暮らしに不可欠な役割も担っています。
口を開けたまま力を入れることは難しいです。
口を開けたままモノを飲み込むことは難しいです。
余談ですが、ボクシング、アメリカンフットボール、ラグビーはマウスピースをしますが、これは歯や顎を守るのはもちろんですが、マウスピースを介してグッと噛むことができるので普段よりも力が出るのです。
歯には乳歯と永久歯があるのはご存じでしょうか?
子どもの歯である乳歯は全部で20本あります。稀に癒合歯と呼ばれる2つの子供の歯がくっついている歯がある場合がありますがそういったことがなければ20本あります。
乳歯が生えることで噛むことができるようになり、顔の形も整ってきます。
ですので子どもにとっては
“自分で食べる力をつける”役割もあります。
大体生後6~8ヵ月くらいから生えはじめ、
2~3年かけて生えそろいます。
また、大人の歯である永久歯は通常28本、親知らずを含むと32本あります。大人の歯も癒合歯があったり、またもともと大人の歯の本数が少ない、欠損歯と呼ばれるお口の中の状態の方もおられます。また逆に親知らずが4本以上ある方もおられます。
親知らずは最近では生えない人もいたり、4本全部生えそろわない人もいたりと、まちまちです。
乳歯からの生え変わりは、個人差はありますが6歳前後から6~7年かけて永久歯へと生え変わります。
永久歯はその形状から3種類に分けられ、それぞれ異なった役割を持っています。
食べ物をかみ切る 切歯(前歯)
食べ物を切り裂く 犬歯(糸切り歯)
食べ物をすり潰す 臼歯(奥歯)
の3つの役割があります。
そして、
歯ぐきから出ている部分を”歯冠”
歯ぐきに隠れている部分を”歯根”と言います。
歯が1本失われただけでも正常な働きはできなくなります。
例えば大臼歯(奥歯)を1本失うと
物をかみ砕く能力は大きくも減り消化器官への負担となり栄養素の吸収が悪くなり悪循環になります。
また、上の前歯が抜けるとサ行、
奥歯でハ行とラ行が発音しにくくなり言葉が不明瞭にもなります。
いつまでも若々しく元気に、
おいしいごはんを大切な人と楽しく食べて長生きしたいですね!
本日も長文を読んでいただきありがとうございました。