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歯の接触の癖を減らす方法

2022.03.25

歯の接触の癖を減らす方法のお話

京都市左京区岩倉の歯科医院、金田歯科医院の院長の金田直樹です。

先日のブログで、上下の歯が必要以上に接触することは癖である、というお話をしました。

少しこの癖の復習をしたいと思います。この癖をTCHと言います。TCHとは「Tooth Contacting Habit(歯列接触癖)」の頭文字をとったもので、意味は、上下の歯を無意識に接触させる癖、です。

この癖があると、さまざまな不調をきたします。噛んだら痛い、何もしなくても痛い、冷たいもの、熱いものがしみる、頭が痛い、顎が痛い、歯が欠ける、歯が割れる、などさまざまな不調をきましたす。

原因は歯の接触の頻度が高い、歯の接触の力が強い、ことです。

歯が接触するのは、ご飯を食べる時、お話をする時、何かを飲み込む時、の3パターンです。

この3パターンだけだと1日24時間のうち20分ほどの接触の時間になります。では無意識にこの歯を接触する癖を少なくするにはどうすればいいのでしょうか?

答えは2つです。一つ目の答えは簡単な行為です。深呼吸です。誰もが一度はしたことがあると思います。

もう一つの答えはマウスピースです。それぞれの答えの説明をします。

まずは深呼吸の説明です。鼻から息を吸って口から、ふぅーっと息を吐きます。そのまま唇を閉じます。口が開いたままだと口の中が乾燥しますので必ずお口は閉じていただくようにお願いいたします。

深呼吸をして口から息をふぅーっと吐くことで身体はリラックスしますので歯が離れます。あくまで自然に歯が離れるのが重要です。意識して歯を離すと歯を離し過ぎて逆に顎の筋肉に負担がかかることがあります。

この深呼吸ですが、あくまでこのブログの内容を思い出していただいた時だけでかまいません。ブログで深呼吸をするように書いていたなぁ、と思い出したときだけ深呼吸をしてください。この深呼吸だけで歯の不調、不快症状が減ることがあります。

ただこの癖が強い方はなかなか歯の不調、不快症状が消えないことがあります。歯の接触する癖が強い人は夜間に食いしばりや歯軋りをしている方が多いです。

実は日本人の90%以上が夜間寝ている間に食いしばりや歯軋りをしている、という研究データがあります。力の強い方の場合、女性の方で150kg、男性の方で200kgの力で噛むと言われています。

このような強い力で噛むと歯が割れたり、噛んだら痛い、といった不快症状や不調がなかなか軽減しません。

実は私も夜間の歯軋りがあり、一時期歯が欠ける、ということが起こりました。

夜間の歯軋りや食いしばりはどうすれば対策できるのでしょうか?

それはマウスピースです。夜間、寝る時に上顎にだけマウスピースを入れて寝ます。するともし歯軋りや食いしばりをしても、マウスピースがクッションの代わりになって衝撃を緩和します。またマウスピースは歯よりも柔らかい素材ですので歯軋りをしたり食いしばりをしてもマウスピースが身代わりとなって歯が守られます。マウスピースは修理をしたり新しく作ることができます。しかし、歯はかけたりすると人工物で詰めたりしないといけません。縦に割れると歯を抜く必要が出てくる場合もあります。こういった状況をマウスピースを入れると回避できる可能性が非常に高くなります。割れた歯を元に戻すことはできませんがマウスピースは修理も新しくすることもできます。

私も20年ほどマウスピースをして寝ています。私の経験談ですが、マウスピースをせずに寝たり、どこかに出かけてマウスピースを忘れると翌日に顎が痛くなります。マウスピースを忘れた日は少し不安で眠りが浅くなることもあります。

ぜひ今すぐにできる、日中の深呼吸からしてみてください。深呼吸だけで歯の不調、不快症状がなくなることもあります。

頻繁に歯が痛くなったりひどい痛みがあるような症状であったり、歯がかけたり、歯がすり減るようであればマウスピースをすることをおすすめします。

本日も長文を読んでいただきありがとうございました。

京都市 左京区 歯医者 歯の接触時間
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