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2021.12.12
京都市左京区岩倉の歯科医院、金田歯科医院の院長の金田直樹です。
親御さんなら皆さん、自分の子供に虫歯にはなってほしくないと思っておられるのではないでしょうか?
ここで一つクイズです。
生まれたての赤ちゃんの口の中に虫歯菌は存在するでしょうか?
答えは、存在しないです。
ではどうやって虫歯菌が赤ちゃんのお口の中に存在するようになって虫歯になるのでしょうか?
最近、その原因がわかってきました。
その原因は「口うつし」です。
虫歯菌は親子感染すると言われています。
虫歯菌に感染しやすい1歳半から2歳半の間にしっかりと虫歯予防をして、虫歯菌への感染を遅らせることで、その後の虫歯になりやすさが下がります。
ではなぜ虫歯菌に感染することを遅らせることが重要なのでしょうか?
それはお口の中に存在できる細菌の数には限りがあります。
常在菌と呼ばれる私たちにとって害のない菌で口腔内が満たされると虫歯菌の入る余地がなくなります。
また生えたての子供の歯は特に虫歯になりやすいですが、生えて時間が経つと歯が硬くなります。またフッ素などを用いると歯が硬くなります。いま市販されている歯磨き粉の多くにはフッ素が配合されています。また食事の中にもフッ素が入っています。そういったところからフッ素を取り込むと歯が硬くなります。
歯医者さんでフッ素を塗ることでも歯が硬くなります。
実際にどういったことを気をつければ虫歯の親子感染が防ぐことができるのでしょうか?
1.食べ物を冷ます時は、口でふーふーして冷まさない。もしふーふーする際は唾液が飛ばないように気をつける。
2.食器を共有しない。きちんと子供用の食器を用意する。
3.スキンシップに注意する。キスや口移しなどはしないようにする。
4.砂糖の摂取を控える。
5.食べ物を柔らかくするために噛んでから子供に食べさせない。
6.歯ブラシを同じところに置かない。歯ブラシを同じところに置くと毛先が当たる可能性があります。すると虫歯菌の感染が起きる可能性があります。
以上に気を付けていただくだけで虫歯菌の親子感染を防ぐことができます。