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2021.12.10
京都市左京区の歯医者、金田歯科医院の院長の金田直樹です。
今日のお話は入れ歯についてです。
入れ歯は歯ぐきとの隙間があり、そこに食べかすや細菌の塊のプラークが溜まりやすくなります。
特に部分入れ歯にはクラスプと呼ばれる金属の針金がついており、ここにも同じように食べかす・細菌の塊であるプラークがたまります。
入れ歯を不衛生にしておくと、
むし歯・歯周病・口臭・誤嚥性肺炎などを引き起こします原因になるのでしっかりとしたお手入れが必要になります。
では正しいお手入れについてです!
例え話ですが、入れ歯が汚い状態で食事をすることは、汚い食器で食事するのと変わりません。これは歯にも言えます。汚れがついた状態の歯や口で食事をすることは汚れた食器で食事をしているのと変わりません。
美味しい食事は綺麗な食器で食べたいですよね?では歯や入れ歯も綺麗な状態で食事をしましょう!
①磨き方
入れ歯は、必ずお口から取り外して表も裏も隅々まで磨きます。保険で作った入れ歯はプラスチックでできているので研磨剤入りの歯磨き粉は使わずに流水で洗う、もしくは専用の洗浄剤を使いましょう。専用の入れ歯ブラシがあれば尚良いです。バネの部分はとくに念入りに磨いてください。
②洗浄剤によるつけ置き
細かい部分の汚れを取るにはつけ置き用の洗浄剤を使うのも効果的です。
ただし、熱いお湯にいれると変形したり割れてしまったりするので水かぬるま湯につけてください。
③就寝時
就寝の際に入れ歯を外す場合は、乾燥すると割れやすくなってしまうので必ず水などにつけておいて下さい。
④定期的な受診
入れ歯はお口の状態の変化により痛みなどを引き起こしやすいのでそのチェックのために、またバネがかかっているご自身の歯を守るためにも定期的な来院をおすすめします。合わないからと言って使うのをやめてしまうと修理では補えなかったり、お口の状態が悪くなったりします。
またご自身で入れ歯の調整をすることもお勧めはしません。
歯茎は柔らかいので形が変わりますが、入れ歯は形が変わりません。ですので、物が挟まりやすくなったり、入れ歯が痛くなります。
入れ歯は取り外しが出来て洗いやすいことも利点ですが、しっかりお手入れを行ってお口の健康を保っていきましょう!