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2021.11.21
京都市左京区岩倉の歯医者、金田歯科医院の院長の金田直樹です。
みなさんもよく耳にされる銀歯ですが何で作られているか知っていますか?
実は銀で作られているわけではないのです。歯科で用いられる金属には種類がありますが、よく保険治療で使われる”銀歯”は
金銀パラジウム合金というものが使われています。
この金銀パラジウム合金は、金・銀・パラジウム・銅などを含む金属です。
金銀パラジウムは戦後に安価という理由で使われていて、その流れのまま今でも使われています。
なぜ戦後という時代なのかというと、戦後に日本政府が今の日本では当たり前の皆保険制度という制度をこの時期に作ったからです。
保険適用なので費用を抑えられ、強度が高いというメリットはありますが、デメリットもいくつかあります。
・金属アレルギー
唾液に溶けてイオン化した金属が、体内に取り込まれタンパク質と結合し体が異物とみなして拒絶反応を起こします。
・黒ずみ
溶け出した金属イオンが歯茎に沈着し歯と歯ぐきの境目に黒っぽい線が見えます。
・虫歯になりやすい
金属とご自身の歯だと金属の方が強度が強いために縁などが欠けたり、徐々に隙間ができ、そこに食べかすなどが詰まりっぱなしになり虫歯ができやすい状態になります。
・見た目の問題
歯の部分的または全体を金属で覆うので見た目的に、気にしてあまり大きなお口を開けづらかったり笑顔になりづらかったりします。
・熱伝導性
金属は熱をよく伝えるので日々のお食事の熱が歯の中の神経に伝わりやすくなり、経年的に神経に悪影響を及ぼす可能性がある、場合があります。
これらのリスク、問題点を解決する一つがセラミックです。
次回はセラミックについてです!