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歯を強くするフッ素のお話

2021.07.14

京都市左京区岩倉の歯医者、金田歯科医院の院長の金田直樹です。
今日のお話はフッ化物(フッ素)についてのお話です。
前回のブログでは、現在市場に存在する歯磨き粉のうちの、多くの歯磨き粉にフッ素が含まれていることについて、お話しました。
フッ化物は虫歯予防に効果的である、ということを耳にする機会も多いと思います。
日本では一般的に「フッ素」と呼ばれています。
フッ素は、多くの歯磨き粉に配合されていますので、気軽に出来る虫歯予防の一つです。
しかしフッ素についての誤解もあります。
今回のブログでは、フッ化物に関しての安全性や利用法についてお伝えします。
そもそものお話ですが、フッ化物とは一体、どのようなものでしょうか?
フッ素とは土の中や海水中にある多くの物質の中のひとつです。
土の中や海水中にフッ素が存在する、つまり土の中で育つ農作物や海の魚の中にもフッ素は含まれています。よってフッ素を摂取しない生活を送るのはなかなか難しい、というのが私の考えです。
フッ化物は私たちが普段から摂取している飲み水や食べ物の中にも含まれています。
フッ素単体では毒性があるので中には誤解をされている方もおられるかもしれませんが、歯科医療で使われているフッ化物に毒性はありません。
歯科診療で用いられているフッ化物は日本の薬事法で濃度がきちんと管理されています。極端な話、歯磨き粉のチューブ1本以上を一気に丸呑みしない限りは中毒症状は起こりません。
もし、お子様がうがいで吐き出さないで、謝って飲み込んだとしても問題はありません。
日本で流通している歯磨き粉は安全に使えるように量や濃度が調整されています。

フッ化物の作用について

続いて、フッ化物の作用についてのお話です。
・歯の再石灰化の促進
歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促進させます。
・歯質の強化
お口の中の唾液は食事をすることでphが変化します。このphの変化によって歯の表面は脱灰と再石灰化を繰り返しています。食事をするとphが酸性に傾きます、phが酸性に傾くと歯の表面は溶けやすくなりますが、フッ化物によって、歯の表面はとけにくい性質に強化されます。
・酸の産生を抑制
お口の中を完全にピカピカにお掃除することはなかなか難しいです。歯ブラシを小刻みに動かして、かつ、糸ようじや歯間ブラシできれいにしてもなかなかピカピカにするのは簡単ではありません。歯並びが前後している場合はなおさら簡単ではありません。フッ化物は、こういった歯磨きで落としきれなかった歯垢が作るむ虫歯の原因菌の働きを弱めて歯垢が作る酸の量を抑えます。
ちょっとした豆知識ですが、海外やとある日本の地域によっては、水道水にフッ素を混ぜて、水道水をひねると、フッ素を含んだ水が出てきてその水を使用するたびに虫歯の予防ができるように国や自治体レベルで虫歯予防に取り組んでいる事例もあります。
このように、フッ素、フッ化物には、私たちのお口の中や歯にとってプラスの要素があふれています。正しくフッ素を取り入れてご自身の歯を大切にしましょう!
本日も長文を読んでいただきありがとうございました。

左京区 歯医者 金田歯科医院 フッ素
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